~雲雨と星泉~②
この作品はボーイズラブ作品でございます。
ボーイズラブが苦手な方は他の小説もご用意してありますのでそちらをお読みください。
あのプラネタリウムであった男はなんだったのか………あれからプラネタリウムに通って2週間が経ったプラネタリウムに行ったがあの星泉という男には会っていない。が、そんなのは関係ないまだ僕の傷は癒えていないので僕はプラネタリウムに通い続けようと電車に乗っていると、隣の車両に見たことあるような男が車内に座っていた。
雲雨はその男に惹かれるように近づきその男の正面に座り声をかけた。
「今日も死兆星見れたらいいな。」
「お前………。」
落ち込んでいた男は顔を上げ雲雨の方見てびっくりして言葉に詰まった。
「なんで君がここにいるんだよ。」
「そりゃこっちがききたいねー星さんよー」
「僕は百合峰岡学院の2年だからな。」
と口にした学校は雲雨の近くにあるトップクラスの私立高だった。
「へー私立高か。俺の学校の近くじゃん俺遊桜学園の2年だよなんだ同級生だったんだー。」
「で?なんで声かけてきたんだよ。」
とこの前の態度とは裏腹な態度を取られて雲雨が少し怒ると、
「落ち込んでるからさ・・・・・・・・・・・」
「あぁ・・・・・・・・なんでもない。」
「なんでもなくないじゃん!!」
「・・・・・・・・・・・・関係・・・・・・・ない。」
すると、雲雨が星泉の胸ぐらを掴んで電車の中で大声で叫んだ。
「はぁ?関係ない?もうここで喋ってる時点で俺は関係ある!!話せ!!」
雲雨の勢いに負け星泉は口を開いた・・・・・・・・・。
「好きな人に振られたんだよ……それで勉強が手につかなくて点数下がってプラネタリウム出禁だって………。」
すると、雲雨が星泉の手を引っ張って締まりかけのドアをすり抜けて駅で降りた。
「俺の家まだ先なのに・・・・・・・・・・・。」
「プラネタリウムはここだ。俺は今日ここに来たんだずっと前から失恋を癒しに・・・・・・・・・・・。」
「そうなの?!失恋してたの?」
びっくりした顔を見ながら星泉を見ながら雲雨はもう一言言った。
「俺のは特殊だけどな・・・・・・・・・。」
「特殊?」
「同性愛。」
「・・・・・・・・本当にあるんだ。」
「まぁ~プラネタリウム行くぜ~!!」
と雲雨は星泉の手首を目いっぱい掴み引っ張りながらプラネタリウムに向かった。
この後星泉は自分が男を好きになるなんて想像もつかなかった。雲雨はもう一度男に恋愛するなんて雲雨も思っていなかった。
そしてその恋愛こそが2人にとって最高の恋愛になるとは当の2人も周りの誰もが予想していなかっただろう…………。
~涙と歩~に登場するときの雲雨のキャラと性格が違います(八方美人タイプ)