第8話「この要塞すごくない?」
なんとか更新・・・短いかな・・・
「ヴィーナスがなぜ攻撃をされないかというとね!
実は外敵に見つからないようにステルスシステムが使用されているんだよ!
お兄ちゃんも良く知ってると思うけど、
むかしに、アメリカが戦闘機に搭載していたりしていたよね!」
ヴィーは得意げに話す
「なるほど、アメリカがそういったのを開発していたね。
確か爆撃機とかにもつかわれたんだっけな」
和也は思い出しながら話す
「うん、それだと思うよ!
あれは、電波の反射、赤外線の放射、地球の磁力線の変形、
音響的被探知、視覚的発見の抑制させるものなんだけど、
ステルスシステムはそれ以上に人間自身にも効果を及ぼせるんだ!
そこに物があるはずなのに無いように感じてしまうという機能と言えば分りやすいかもね!
人間の感覚器官にも効果があるから生物兵器に見つからないしね!」
ヴィーはさらに得意げに話を続けた
「それは本当にすごいな!!ある物が無いように感じるか・・・
ふむ・・・でもさ、それだと俺にもわからないんじゃないかな?」
和也は疑問に思いヴィーに尋ねた
「うんうん、確かにそう思うよね!
でもね、そんなことはないんだよ!
お兄ちゃんでは確かに認識することができないけど、
お兄ちゃんにあげた腕時計を付けていれば認識できるようなるんだよ!
まあ、アテネお姉ちゃんやヴィーはデータがあるから付けなくても分かるんだけどね!
腕時計については、アテネお姉ちゃんからある程度の説明があったと思うんだけど
お兄ちゃんの識別も可能だからヴィーナスに近づいたら
分かるようになっているんだよ。もちろん、腕時計機能もついてるからね!」
ヴィーは嬉しそうに話す
「マスターには主な機能のみしかお話していませんが
付属機能も色々ついております。ヴィーが話した機能も
ごく一部分と思っていただいて問題ありません」
ヴィーに続けるようにアテネが話しかけた
「なるほどね・・・すごく便利なんだ。ありがとうな!」
和也は嬉しそうに時計を見ながら答えた
「この要塞はステルスシステムが搭載され起動しているけど、
実際に外からみたら、ヴィーナスの外装は山にしか見えないんだよね!
ヴィーナスを覆うように木や草などが生えさせているからね!」
ヴィーはヴィーナスの外部分の話をした
「え?水とかないのに木や草とか生えてるの?」
和也は疑問に思い話を続けた
「ヴィーナスではEDKの生産を行う事が出来るんだけど
処理(分解)の際に色々と物ができるだよ!
もちろん、それの物の中には水も含まれるからね!
その水を使って食料の生産とかしているんだけど、それでも水が余っちゃうんだよ!
だから、余った水を外に出すようにしてるんだけど、
ただ、出すだけじゃ勿体ないからね!
その水を使ってヴィーナスの外部分に植物を育てているんだよ!
それを応用すればステルスシステムだけに頼らないで
視覚から見ても山にしか見えないってわけなんだ!」
ヴィーは得意げに話した
「本当にすごいな!!じゃあ、この要塞は動くみたいだから
外から見たら動く山みたいなんだね!!
要塞・・・いや、山が動くなんて!男のロマンを感じるな!!」
和也はすごく興奮して話した
「それ以外にも色々な効果があるんだよ!
ヴィーナスを外の環境から守る為に植物を
育ててるっていうのもあるんだけど・・・」
ヴィーは効果について話を続けた
「どんなものから守るのかな?」
和也は疑問をヴィーに聞いた
「そうだね!!たとえば、生き物の糞やナマリ茸など金属には
悪いものを防ぐことができるんだ!!
まあ、なくても金属疲労はしないようになっているんだけどね!」
ヴィーは話を続けた
「なるほど・・・金属の疲労を防ぐ事も出来るのか・・・
でも、もしも、外部から攻撃を受けた際は大丈夫なのかな?」
和也はヴィーに尋ねた
「もちろん、それも問題ないよ!!
外部にはダイヤモンドを主とした合金を使用しているからね!
大砲やレーザー兵器などの、ありとあらゆる兵器から攻撃を受けても
傷一つ付く事ができないよ!!しかも、リフレクトコーティングが
施されているから、レーザー兵器や弾丸などは全て反射しちゃうからね!!」
ヴィーは自慢げに話した
「それって、無敵じゃないのか??まったく弱点ないじゃん!!」
和也は驚きながら話した
「うん!!ヴィーナスに死角なしだよ!!
常に新しい技術を研究して取り入れているからね!!
ヴィーナス内は外の世界と比べると技術格差がすごくあるんだよ!」
ヴィーは自慢げに話した
「なるほどな。この要塞はヴィーとアテネのおかげで成り立っているんだな」
和也は感心して答えた
「そうです。マスターを守る為ですから手を抜く事などありえません。
私はマスターの事しか考えられませんから」
アテネは和也に迫るように答えた
「そ、そう、あ、ありがとう」
和也はアテネの顔が近づいた来た為、赤面しながら答えた
「あー!お兄ちゃんの事を考えて行動してるのは
アテネお姉ちゃんだけじゃないんだから!!」
ヴィーは頬を膨らませながら言った
「もちろん、ヴィーにも感謝してるよ。ありがとうな」
和也はヴィーの頭を撫でた
「むゅ・・・うゅ・・・」
アテネはすごく気持ちよさそうに目を閉じて声を出した
「マスター、そろそろ外の景色を確認した方がよろしいのではないでしょうか」
アテネが和也に声をかける
「確かに、説明を聞いてけど実際にはまだ確認してないからね。
どんな感じなのかこの目で確認しないとな」
和也は思い出したように話し、ヴィーの頭を撫でるのをやめた
「あ・・・・・」
ヴィーは残念そうに和也を見つめる
「??どうしたの??ヴィー?」
和也は疑問に思いヴィーに尋ねた
「なんでもないよ!!お兄ちゃん!!
外の様子が見たいんだよね??」
ヴィーは慌てて和也に話しかけた
「うん、お願いできるかな??」
ヴィーに和也がお願いをする
「わかった!お兄ちゃんの頼みだもん!もちろん、叶えちゃうよ!
では、前方のシャッターを開けるから下がってね!」
ヴィーは和也とアテネにそう声をかけた
『ウィーん』と音がしてシャッターが開いた
「こ、これは・・・・」
和也は外の景色をみて驚きの声をあげたのだった。。。
今回は誤字がたくさんあるかもです・・・
申し訳ないです。
次回でやっと外だ・・・・
長くてすみません・・・
あ、感想あればお願いします。モチベーションが上がるので・・・