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第5話「やっと部屋からでるのか?」

ふむ・・・実はまだ和也専用室から出ていなかった・・・

いつになったら外の世界へいけるのかと

思ってますよ・・・・

窓から緩やかな光が和也の顔を照らす

「う・・・うん・・朝か・・。は!俺は昨日・・・」

自分の服装を確認する和也

「服に乱れはないか・・良かった・・・」

和也は安堵のため息をはく

「おはようございます。マスター」

和也の隣で声をかけられる

「へ??」

驚いた声を和也は出す

「どうしましたか?マスター?」

「い、いや、なんでもないよ。

ところで何で隣で寝てるの?それに昨日は・・・」

おどおどしながら和也はアテネを見た

「昨日ですか?はぁ・・・」

アテネは呆れてため息を吐く

「せっかくマスターと結ばれようと頑張ったんですが・・・

マスターが・・・気絶するって・・・ヘタレすぎますよ」

アテネは残念そうに話した

「し、仕方ないじゃないか!そ、そんな事経験ないんだから!

ずっと、研究や軍事訓練ばかりやってきたんだからさ!」

興奮しながら和也は話した

「でも、確かマスターには女性の幼馴染がいらっしゃいましたよね?

幼馴染と色々経験していたはずなのではないのですか?

朝一番に幼馴染が起こしに来てキスをしたり、

ご飯は全て口元にあーんして食べさせてもらったり、

マスターが幼馴染の着替えている途中でいきなり部屋に入ってきたり、

色々なイベントを経験しているはずなんですが・・・。

昨日は恥ずかしかっただけなのでしょうか」

アテネは当たり前のように和也に問いかけた

「何を言ってるんだ!!そんな事があるわけないじゃないか!!

どこからそんな話がでてくるんだ!!」

「そうなんですか・・・でも、この本に・・・」

アテネは胸の谷間から本を取り出す

「ど、どこから出すんだよ!それに何その本!

『幼馴染との付き合い方~入門編~』って!

嘘だから!!そんな話はまったくない!!

というか何でそんな本を持っているんだ!!」

和也は興奮しながらまくし立てた

「佐代子様が参考資料にとおっしゃられまして

乙女の禁書保管室にたくさんあります」

「母さんが・・・・というか何を考えているんだ!!

そんな本は全て捨てなさい!!」

呆れ果てて和也は話す

「申し訳ございません。いくらマスターのご命令でも

佐代子様のご指示により参考資料はトップシークレット(禁書)は処分できません。

他の姉妹アンドロイドも参考資料をもとにデータを入れてありますし

また、マスターでも乙女の禁書保管室がある場所には入室することができません」

アテネはきっぱりと和也に言う

「なんでだ??俺の為の要塞じゃないの??」

「佐代子様によれば『乙女の秘密には男性は入れないのよ』との事です」

「母さん・・・乙女って・・・いや、それよりも処分できないとか・・・

いやいや、そうじゃなくて・・・」

和也はぶつぶつ一人で話し続ける

「マスター、大丈夫ですか?顔色が悪いようですが?」

「いや、アテネのせいでしょ?!」

私のせいですか?よく分かりませんが

大変申し訳ございません。

さて、マスター、そろそろ操舵フロアーへご案内したいのですが」

アテネは首をかしげた後に話した

「えっ、あ、そうなんだ。わかった。行こうか」

和也は正気に戻って答えた

「はい、ご案内したいと思います。

あ、そうでした、こちらをお渡ししますね」

アテネは腕時計のようなもの和也に渡した

「これは、一体なんなのかな?」

和也はいきなり渡された腕時計を疑問に思いながら腕にはめた

「これは、マスターの現在位置や生命維持確認などが

自動的にヴィーナスへ転送され確認できるようになっております」

「俺が監視されているってかな?」

「いえ、それは違います。マスターの安全を確認するために

必要な処置だと思ってください。ジャスティス対策でもありますので」

「なるほどね・・・・」

「もしも、ヴィーナス内で迷った際は青いボタンを押してください。

その装置から地図が表示され行きたい場所へ誘導する事が可能です。ご利用ください」

「なるほど・・・広いからね・・・」

「はい、ヴィーナスはいまだ開発が続けられ、拡張されております。

私はマスターと離れることはありえない事ですが、

迷われた際は必ずこれをご使用ください。

また、その装置はマスターの認証が登録されている為

他の方が使用することができません」

「なるほど、盗難防止かな??」

「はい、ヴィーナスに敵が侵入を行う際に使用されると困りますので」

「なるほど、わかった。

そういえば青いボタンの隣に赤いボタンがあるけど、これはなにかな?」

「赤いボタンは緊急事態に用のものです。

常に自動的にヴィーナスへ転送されておりますが

敵に遭遇した際の対応ができないかもしれません。

それを防ぐ為の緊急ボタンとなります。

マスターの緊急事態時に押してください!

マスターのもとに誰よりも早く駆けつけます!!

そう!私の愛はマスターだけの物ですので!!」

アテネは和也に詰め寄るように答えた。

「そ、そうか、あ、ありがとう。そういえば、外の様子はどうなっているんだろう」

和也は忘れていた事を思い出し外の様子をアテネにたずねた

「ヴィーナスの前方がガラス張りになっております、

前方部分に操舵フロアーがあります。

そちらへ来ていただければ今現在の外の様子が分かります」

「なるほど、では案内をお願いしても良いかな?」

「はい、ご案内します。離れないようについてきてくださいね」

「あの・・・俺は子供じゃないから大丈夫だよ・・・」

「ふふふ、そうですね。では、行きましょう」

アテネは楽しそうに和也の腕を組んで歩こうとした。

「え!い、いきなり、どうしたの??」

和也はびっくりして組んでいる腕をはずそうとしたが

アテネの力が強くてはずすことができない。

「マスターがはぐれない様に腕を組んでいきましょうね。

それとも迷子になってミイラになりたいのですか?」

アテネは怪しい微笑を浮かた

「わ、わかったよ・・・」

和也は恥ずかしそうにしながら

和也専用室を後にして

操舵フロアーへと移動をはじめた

やっと次回で外の現状が見れます。

まあ、その前に新キャラを出すつもりです。

ハーレムだから出さないとね。

アテネは和也を虜にできるか。

それとも新キャラにもっていかれるか!

それとも作者である私が頭が爆発して暴走するか。

乞うご期待!!

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