表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

脱走

【緊急事態!!大至急NO.0035が脱走!総員確保に全力で臨め!】


「お~…手が早いこと…もうか…」


シマシマの囚人服を来た男が、ロッカーの中から様子を見ていた。

胸にはNO.0035、背中には切断者【オートブレード】と書かれ、その下には星が三つあった。



「……早く収まんないかな…」


目の前を武装した隊員が走っていく。


(どうするかな………!これ着るか)


ロッカーにあった、ここの監獄の隊員の制服があった。

中で囚人服を破り、制服に着替え、成り済まして出て行った。


「おいお前!」

(早速ばれたか……)

「早く外の様子を見て来い!万が一にも逃げてるかも知れないからな…」


自然と外に出れる口実を見つけ、喜んで走って行く。

隊員は、武器を男の背中に向けた。


「おい!動くな!!

それは、オレら隊長クラスの制服!命令を何故素直にきいた?」


(頭が良いこと……)


ゆっくりと歩き、銃を背中に突き付けた。

NO.0035は、両手を上げた。

右手には、五本の指輪を付けていた。


「おとなしくするんだ」

「こっちのセリフ」


薬指にはめていた指輪が赤く輝き始めた。

光が収まると、右手には鍵の形をした刀を握っていた。


「動くな!」

「…お前がな……」


刀が隊員を通り過ぎると、まったく動かなくなり瞬きすら出来なくなった。


「それじゃあな…」










この後、隊員が発見されたのは、NO.0035が逃げて三時間後…だった。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ