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『白い朝の旅立ち 〜65歳からの再出発。元技術部長が信州の町工場を救う物語〜』 第9話:新社長と挑む、大きな舞台

若き新社長とのタッグ。真一がこれまでに築いてきた「信頼」という名の財産が、ついに大きな花を咲かせます。

陽燦社に新しい風が吹いた。  新社長・桐生健二の就任だ。三十代半ばの若き社長は、真一を「師」と仰ぎ、積極的に改革に乗り出した。

「常務、挨拶に行きましょう!」

 真一は新社長を伴い、かつて自分が勤めていたメーカーや、取引先の企業を回った。  かつての肩書きではなく、今の情熱で名刺を差し出す。

「おや、高木さん。お会いできて光栄です」

 真一が繋いだ人脈と、若林たちが磨いた技術。  それらが噛み合い、ついに新製品の採用が決まった。

「常務、お祝いをしましょう!」  沙織の声が弾む。 「若い世代を大切に育てよう。それが私の最後の仕事だ」

 真一は若者たちの笑顔を見つめ、静かに微笑んだ。


「若い世代を大切に育てよう。それが私の最後の仕事だ」――真一さんのこの言葉、すべての現役・OB世代に響く名台詞です。

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