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魔芒の月  作者: 弐兎月 冬夜
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ハールゥの城は動かない エピローグ

 長い長いスピンオフを終えて、ようやく主人公の登場です。

 

 大男たちの国、ガルマン帝国でのホークたちの物語をどうぞよろしく。

 蒼白い月。

 漆黒の宙。

 銀色に瞬く星々。

 凍てつく大地。

 白い吐息。

・・・紅い鮮血。


 町はずれの廃屋の周りに、無数の人々が取り囲んでいた。

人々はただの人々ではない。武装した兵士、もしくは魔法使いどもである。彼らは廃屋の中に潜む二人の少年と少女を殺すために取り囲んでいるのだ。

 やや離れた木立の根元に息も絶え絶えの男が一人倒れている。

 その小男は腹から血を流している。月の光でその男の腹に刺さった銀色のナイフが鈍く光る。

「すまねえ・・・すまねえ、ホーク・・。」

 男は木の根元に寄りかかって、激しい痛みと凍える大気に苛まれていた。


 そう、廃屋の中にいるのはホークとサラの二人である。


 その男の傍らに立つ、髭面の小男はゆっくりと右手を上げると、にやつきながらその手を振り下ろすと、一斉に火矢が納屋に向かって放たれた。


 仕方なく始めた事ではあるが、突然土いじりに目覚めてしまったようだ。小説を書く気力もほとんど無い今、いつまで書き続けることが出来るのか自分でも分からないのである。

 若い時は創作していなければ、自分では無いとまで思い、どん底から立ち上がった時も<このまま終わりたくない。>だったのに・・。年輪は気力という物をどんどんはぎ取っていくものらしい。さて、ハールゥの城は動かないの章がいつ完結するのか・・かなり自信が無くなってきている。更に言うと、このハールゥの後にもう一つあってとりあえず完結である。第2部に行く前に、本当ならラグナロクの話も書くつもりだったし、スピンオフであの王子の話も書くつもりだったのに・・。


 本当に終わるんかい! この話。

 それのに、ことしのホラーのテーマもいい感じでの話が思い浮かばんのですよ。

 困った・・・。

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