ホーリーの災難 6
エストロとドレイクの戦いは続く。果たしてその決着は!!
「愛してるよゼネカ。もう君を離さないぞ。」
「私もよ、ファイザー。」
二人は先ほど挙式を終えて結婚したばかりである。ファイザーはゼネカをお姫様抱っこして新居の寝室の扉を開いた。
「さあ、ここが僕らの寝室だ! これからあ~んな事や、こぉ~んな事もいっぱいしちゃうぞ。」
「やだー、ファイザーったら。」
ゼネカもまんざらではない様子である。ファイザーは鼻の穴を膨らませて、思いきり寝室のドアを開いた。
・・・・・え?
二人が見たものは、寝室のベッドに横たわっている老人の姿だった。
あっけにとられたファイザーはもう少しでゼネカを落としそうになった。
「あの・・どちら様で?」
老人から返事は無かった。
ファイザーはゼネカを床に降ろすと、恐る恐るベッドへと近づいた。横たわっている老人はピクリとも動かない。息をしている様子が無いのだ。
「あの・・・。」
ファイザーは老人を揺さぶってみた。手の感触がひんやりと冷たい。
「ひぃやああ!!! ししし、死んでるぅーーー!!」
ファイザーは物凄い勢いで部屋を飛び出していった。後ろから腰を抜かしたゼネカのファイザーを呼ぶ声が次第に遠のいていく・・・。
*******
「なんでさぁ? 俺たちが勝つのにか?」
踊るようにルシンバとピッコローレの攻撃を躱すジョーグの言葉はやけに緩かった。
ルシンバとピッコローレはリザードマンである。ただ、ピッコローレは普通のリザードマンではない。通常、リザードマンと呼ばれるモンスターがトカゲであるのに対して、ピッコローレはクロコダイル(ワニ)のリザードマンだったのである。
かつてはアーマゾーン川に君臨するモンスターの王だった。左目を失っていたものの、戦斧をふるって人間を殺してきた暴れ者を恭順させて配下にしたのはエストロである。ルシンバはその当時のピッコローレの配下でもあった。二人は人語を解し、話すことも出来た。
「どれ、そろそろ飽きて来たな。お前らのリズムは緩くてあくびが出るわ。」
ジョーグがそういったとたん、背中のⅤ字の筒から勢いよく白煙が噴き出した。
「こしゃくな!」そう言って振り回した戦斧はジョーグの鎧を掠めただけで、当たることは無かった。ジョーグの鎧は全てが丸みを帯びていて、攻撃を受け流す。鎧そのものに強烈な打撃を与えるには、鎧の断面に対して直角な力を加えねばならないが、それが出来にくい構造になっていた。
鎧そのものを剣で断つ事は確かに至難の業だ。だから鎧を付けた相手を倒すには、メイスなどの打撃で相手を打ち倒し動けなくなったところにとどめを刺すなどというやり方が最も効果的であると言えよう。もしくは、鎧の無い関節や首などを狙って切るか突き刺すかである。
さらに二人の攻撃を躱すジョーグの動きは人間の動きを逸脱している。アクロバティクな動きでもあり、踊るような動きはダンスのようでもある。緩い口調とは裏腹に、その動きはスピードと変化に富んでいた。
(チョロチョロと動き回りやがって・・・)
ピッコローレはルシンバに目配せした。なんとか相手の動きを止めて、致命傷を負わせる気である。ピッコローレはジョーグの左側へと回り込んだ。左目を失っているので武器の無い左手側に回るのはピッコローレにとっては不利な行動ではあったが、彼には秘策があったのだ。
先ほどから、ジョーグは相手をけん制するために、長いその左腕を前に突き出す動作をする。ピッコローレはそれを狙っていた。左右から襲い掛かったルシンバとピッコローレに対し、ジョーグはピッコローレをけん制するためにその長い腕をピッコローレに向かって突き出した。
(今だ!)
ピッコローレはその長い腕にガブリと食らいついたのである。さすがに鎧は砕けなかったが、ワニの噛む力は地球上のどの動物よりも強力である。文字通り食らいついたら放す事が出来ないのである。
「おやおや。必死だねえ。」
(このままその腕、叩き折ってくれる!)
ピッコローレが戦斧を振り上げたとたん!
バァーン!! という音と共に、ピッコローレの後頭部が無数の肉片と一緒に吹き飛んだ。
「ピッコローレ!!」
ルシンバが驚いた隙を狙って、ジョーグがトゥルスをルシンバに投げた。ルシンバはそれを間一髪で躱し、まだ食いつかれたままになっているジョーグめがけて飛び込もうとしたが・・・
ガツッ!
ルシンバの頸椎にジョーグのトゥルスが突き刺さっていた。
「悪ぃなあ。俺のトゥルスは獲物を仕留めるまで飛び続けるのさ。」
力尽きたピッコローレがどさりと落ちた。口からもうもうと煙が上がり、焼けた肉の嫌な臭いがする。ジョーグの左腕のライオンが赤熱していて、その口が開いていた。
「さて、そろそろあの白人を仕留めるとするか。プリエス、お前は帰っていいぞ。後は俺がやるからよぉ~。」
「なにを・・・?」
ジョーグの視線の先にドレイクがいた。
炎と水蒸気で辺り一面、霧。一陣の風がその霧をまき散らすとそこにドレイクにバスタードを引っ提げて立っていた。
「遅かったか・・・。」
ドレイクの眉に一瞬の後悔がよぎる。あの時、もしも3人でジョーグに向かっていれば、奴を倒せていたかもしれない。だが、過ぎ去ったことは取り返しがつかない。ピッコローレとルシンバが斃された事はもはや変えようのない事実なのだから。
ドレイクはゆっくりとジョーグに近づいて行く。怒りが沸々とこみあげてくるが、必死で押さえようとしている。怒りに任せて飛び込んで勝てるような相手ではないのだ。まだ隠し持った武器があるかもしれない。
ジョーグは近づいて来るドレイクをニヤニヤと薄く笑って見ている。ふいにジョーグが左腕をドレイクに向けた。とたん、ライオンの口からバーンという咆哮と共に、灼熱の火炎弾が発射された。フィラの火炎弾は当たると燃え上がるが、ジョーグの火炎弾は溶岩の塊のような火炎弾が発射される。重みがあって、目標に当たる強力な打撃と火の粉をまき散らす。初速もフィラの火炎弾よりもずっと早く、バズーカ砲のようだ。
ドレイクは弾ける火炎弾を交わしながら、弧を描くように回り込む。
(こやつ! わしを盾にする気か!?)
「ば、バカモン!! わしにダンドリオンを向けるな!!」
プリエスは慌てて鳥馬に蹴りを入れる。鳥馬は驚いたように羽を広げて一目散に駆け出した。
「あ~~ばよっ!」
ジョーグは相変わらずの緩い口調だが、攻撃の手を休める様子は無かった。ドレイクは回り込みながらなんとかジョーグに近づこうとしていた。
さっ! と、エストロの肩にポッターが乗った。
「なっ!」
「エストロ! 使い魔を回収しろ!ぢゃ。」
「なんだと?」
エストロは一瞬躊躇した。形勢は逆転していない。エストロの使い魔たちも奮戦しているし、エストロ自身もかすり傷程度しか負っていないし、まだ余力はあると踏んでいる・・が、エストロの左の剣は先ほどオークに絡みついて使い物にならなくなっていた。薄く長い刃物は、切れ味は鋭いが、絡みついたりすれば簡単に使えなくなる。しかも連続使用で細かい刃こぼれや血糊で切れ味が鈍くなっている。
「周りを見ろ。ぢゃ。」
ポッターに言われて周りを見渡すと、ドワーフのタタンバが瀕死の重傷を負っている。動けぬタタンバの周りに敵が集まりつつあった。ウンディーネのピノアも体が透けてきていた、魔力の使い過ぎで、ただの精霊に戻りつつある。ヴィオロとヴィオーラも炎の利かないガーゴイル相手に苦戦している。そもそも、この4匹の魔物は戦闘向きではないのだ。
「ウインダム!!」
エストロは一度にすべての魔物を回収した。幸いタタンバも回収できた。まだ死んではいなかったのだ。
「よくやった。少し時間を稼げ、あの先に非常用の瞬間移動魔法陣がある。ぢゃ。」
「果たして抜けていけるかな。」
エストロは戦いながら苦笑いをしていた。
「わしが道を作る。しばし、時を稼げ。ぢゃ!」
ポッターはエストロの頭上に上った。戦いながら激しく動くエストロの頭上で、呪文を唱え始める。
(おいおい・・マジか、コンプリートか? あうっ!)
エストロの肩に矢が刺さった。接近戦は不利と見た敵が弓矢を使いだしたのである。
「八路爆炎地獄走呪文!!!」
灯がポッターの周りに八つ浮かび上がった。それがゆっくりとポッターの周りを回転し始め、次第にスピードを上げて行くにつれ、灯からピンポン玉へ、それが野球ボールからバスケットボールへと。大きさとスピードは急速に増大し、2mもある巨大な火の玉が地上に落ちて螺旋を描きながら八方に射出された!
「ギャアアアア!!」
炎の球に焼かれた魔物の叫びが山々に木霊する。
「今ぢゃ!」
エストロは一目散に駆け出した。ポッターを頭の上に乗せたまま・・・。
プリエスは逃げたが、ジョーグとドレイクの戦いはまだ続いていた。ドレイクはジョーグの火砲を避けるように次第に間合いを詰めようとしていた。
「そうは行くかよ。」
確かに、走りこんで間合いを詰めるより左腕を動かす方が早い。それに間合いが近くなれば、命中率も高くなる。
突然ドレイクが前のめりに転んだ。
「馬鹿め!」
ドレイクは転がりながら、何かを掴むと、それをジョーグに向かって投げつける。
ガツン!
それは、ゾンビの首だった。そのゾンビの首が、ジョーグの左腕に噛みついた。
「クソ野郎う!!」
ジョーグの左腕がその重みで下を向く。射出された火炎弾が地面に当たって派手に土埃をあげた。その隙を狙って、ドレイクが一気に間合いを詰める。しかし、ジョーグも負けてはいない。トゥルスをドレイクめがけて投げつける。トゥルスはドレイクの右を掠めて大きく弧を描いて飛んで行った。バスタードの間合いにあと一歩と言う時、ドレイクは反転し、背後から迫るトゥルスを叩き落した。返す刀で大上段からジョーグの頭上にバスタードを振り下ろした。
バスタードの刃は、ジョーグの兜に当たった。・・・当たった?
情けないカツン・・という音が合図であったかのように時が止まった。
ジョーグとドレイクは身動ぎ一つしない。
「ヨォ~。どうした? 斬って見ろよ。」
ジョーグの口がにぃぃ~~っと歪む。
「てめえ・・何をした。」
ガクンとドレイクが、膝をついた。右の脇腹を押さえている。その指先から血が流れていた。ジョーグがドレイクの墜としたトゥルスを拾う。よく見るとトゥルスの刃の一つが無くなっていた。
「言ったろう。おれのトゥルスは獲物を仕留めるまで飛び続けるんだ。クックク。」
「ち・・力が入らねえ・・ェ。」
ドレイクは立ち上がろうとしたが、逆に倒れ伏した。体中から汗が流れ落ち、細かく痙攣している。
「ヒッヒッヒッ。ざまあねえな。苦しんでるとこ悪いんだが、もっと苦しんでくれよ。ナ!」
ジョーグがトゥルスを振り上げたその時、横から暴風がジョーグを襲った。
「ケッ! 死にぞこないが!」
ムラドの尻尾がジョーグのいる場所を横殴りに薙ぎ払ったのである。
そこに、エストロが到着した。
「ケッ。クズばかりそろったか。」
ジョーグのニタニタ笑いは止まっていなかった。。
「ドレイク!」
エストロの呼びかけにドレイクは返事も出来なかった。
「まずいぞ、これは。ぢゃ。」
「マスター。お前は、こいつを連れて逃げろ。シンガリはわしが務めてやる。」
「ムラド!」
ムラドも実は満身創痍である。今までの戦いで、かなり大きなダメージを負っていたのである。
「ふん。お前は俺の相手が務まるとでも思ってるぅ? バッカじゃねえの?」
エストロの背後からは魔物の群れが迫ってきていた。
「早く行け、エストロ・マー。」
「・・・・・。」
「行くぞ、ぢゃ。」
エストロはドレイクを背負うと、魔法陣に向かって歩き出した。
「くそっ、むやみに重い奴め!」
エストロは罵ったが、右目から一滴の雫が流れ落ちていた。
後ろから迫ってきた魔物の群れに、ムラドの火の息が足止めした。
「だてにシンガリを務めちゃいねえよ。」
ムラドはにやけたジョーグをギロリと睨みつけた。
その穴の中は意外に広かった。洞窟全体が岩をくり抜いて作られた人工の洞窟の様である。穴の入り口は水が止めどなく流れ落ちているところを見ると、滝の裏側に作られた場所らしい。
そこにドレイクやピノア、タタンバ、ヴィオロ、ヴィオーラがごつごつした岩の床に根転がされている。
「とりあえずの処置は終わりました。ドワーフはこれで何とか助かるでしょう。ウンディーネは水霊の多いここなら数時間で回復するし、キティーフットの2頭はこれを飲ませておけば大丈夫でしょう。ぢゃ。」
ポッターは背中に負った愚者の小箱の中から、おにぎりのような丸薬をエストロに渡した。
「こいつは?」
「回復薬です。ぢゃ。」
ヴィオロとヴィオーラはあからさまに嫌な顔をした。
「それよりも問題なのはドレイクです。彼はボク一人では手に余ります。ぢゃ。」
「どうして?」
「これを見てください。ぢゃ。」
ほのかに照らされた灯りの中にドレイクの左の脇腹が見える。トゥルスが刺さった場所はポッターの手によってきれいに縫合されて血も止まっているが、V字型の矢印のような黒い痣が出来ていた。」
「毒です。それも飛び切りのヤツ。ぢゃ。」
「解毒できないのか?」
「出来ません。<アシュタロトの憂鬱>です。ぢゃ。」
「<アシュタロトの憂鬱!>」
グラが思わず叫んだ。顔が暗く沈んでいる。
「それでオイラを呼びに来たって訳か?」
ホークがしたり顔で腕組みしている。
「その・・アシュクルの配達って、何?」
「アシュタルトの憂鬱よ。この世で最凶、最悪の魔法毒。この毒には如何なる解毒剤も呪文も効果が無いとされているわ。この毒は傷口から入ると、体中の力が抜けて、発汗や悪寒が始まり、高熱と体中の痛みに苦しむ。でもこの毒の恐ろしいところはそんな事じゃない。傷口に出来た呪いの痣が心臓に到達すると心臓を破壊して死に至らしめる。しかも、患者の苦しみを長引かせるために、患者が死にそうになると小康状態に戻して体力を回復させるの。ホーク、あなたが行って何とかなるの?」
「ま、何とかなるでしょ。」
どや顔でホークは笑った。
「ソイツハ魔法ニ関シチャ化ケ物ダゾ。忘レルナ。」
ユンは呆れたように言い放った。
「いったいどうやって?」
「<アシュタルトの憂鬱>は確かに最凶最悪の魔法毒さ。ただ苦しませ、恐怖を与える事に特化した為に、それが弱点でもある。だから二つの魔法を同時に使うのさ。一つは惹起創体呪文。もう一つは死活霊呪文。どちらも大神官クラスしか使えない高位の呪文だね。」
「・・そうか・・そういう手があったのね。」
グラはハッとしたように肯いた。二つの呪文の名を聞いただけで、どういう方法か予測がついたようである。
「そいじゃまー、一緒に行こうか。」
「ありがとうございます。」
「待って、ホーク。私に行かせて。」
グラの声は悲壮感さえ漂っていた。
「・・・やれるの?」
「やり方さえ分かれば、私にもできる。その二つの呪文は私にも出来るわ。」
シュセが左の小指をホークに見せた。かつてグラに惹起創体呪文の呪文で治してもらった証である。
「ポッターとかいうケットシーも二つの呪文が使えるのよね。そうでなければあなたを呼べとは言わない筈だもの。」
「・・・このやり方は元々ホーリーが編み出したやり方だ。」
「待ってくれ。向こうにはまだ敵がいるかもしれない。それに一刻を争う。私は今ほぼ丸腰だし、私が行かなければ場所も分かるまい。キティーフットは2頭しかいないんだ。私のほかにもう一人となれば、ラグナロク様に行ってもらうしかない。」
「俺がボディーガードでついて行くさ。」
マッシが提案した。
「話にならない。いいか、キティーフットは2頭だ。余分な人間を運ぶことは出来ない。」
「ユンがいるだろ。」
「ナニ? オレ!?」
ジモン島での戦いでは、ユンは彼らに正体を明かしている。それにグラを乗せて戦っていたのだ。
「あの筋肉バカがやられたんだ。俺一人じゃ勝てねえ。ユンがいれば万全だ。そうは思わねえかホーク。」
「そうかぁ~。そうかもねぇ。」
ホークがニタニタと笑いだした。きっと悪だくみを思いついたのであろう。
「チョット待テ! チビスケ、何ヲ考エテル!」
「えーと確かユンさんはホークから離れられないんじゃなかったっけ?」
その通り。Ⅾ=メーテルの戒めでホークに危害を加えたり、逃げることは出来ない。
「いい事、思いついちゃったぁ~。大丈夫! まっかせなさーーい!」
*******
「本当だな?」
ユンの顔は不審に満ちている。
「本当だって。」
ホークはどや顔である
「本当に、本当だな!」
ユンの顔は更に不審そうである。
「本当に、本当だって!」
ホークはニヤニヤ度が増している。
「本当に本当に本当に本当に本当だなァ!!!」
「だいじょ~~~ぶ! オイラを信じなサーイ!」
(それが一番信じられねえんだよ。)
ユンは今、黒豹の姿に戻っている。Ⅾ=メーテルの戒めの首輪に不格好なツボが括り付けられている。
「そろそろ行くぞ。」
エストロが焦れていた。本当ならホークを連れて行くはずだった。それがいつの間にか賞金稼ぎの風来坊たちと行く事になったのである。本当に大丈夫だろうかという不安が拭い去れずにいる。
「なあ、ホーク。もしあの筋肉バカが死んだら、あの鎧を俺にくれよ。」
ヴィオーラに乗ったマッシがホークにそう言った。
「いいよ。」
「なんだ、まさかの答えだったな。」
「ドレイクは死なない。だってバカだもの。」
マッシはちょっと驚いた顔をした。
「・・・違ぇねえ。」
そういってマッシは大笑いした。
「もう、行くぞ!」
エストロはヴィオロと一緒に舞い上がった。ヴィオーラとユンが続く。
30秒後、ユンが舞い戻ってきた。
「本当に本当に本当に本当に本当だなァァァ!!!」
ホークはニカッと笑って、親指を立てた。
予告を書くと、そこまで行くまで話が長くなっちゃうので。
今回は予告を省きましたわ。
6月は少し忙しいので、続きを書けるかなあ。
今はまだまだ伏線を張っている状態だし、登場人物もまだまだ増えるのです。さて、伏線を回収できるのはいつの事か?
老人の死体は次回も出現するのか? ハハハ。




