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プロロ-グ
不思議の国のアリス…アリス…生きていますか?私は、貴方のお姉さまです…生きてたら、この声が聞こえたら…覚えてください…貴方は…終わったのです…貴方の冒険は、終わったのです…次は、私が行くから…探さないでください-…
「…これが、最後のエンド…誰も知られていない、最後のエンド…」
天の声が、透き通る声で本が棚にきちんと並べられているアマニカイ、メロディーハロウディの隠れ図書館響く。
「…これが、最後のエンド…誰も知られていない最後のエンド…」
山奥にある隠れ図書館でカウンターの前で椅子に座っていた居た、一人の少女…いや、この図書館の館長兼、艦長が呆然と天の声が言ったことを呟いた。
「…えっ!?何か、天の声っぽい声が聞こえてきたんだけど!?ヤッホ--!キタ--!」
誰も居ない図書館に一人、ピョンピョンと飛んで大声を出していた。興奮状態だ。
すると、電源が切れたように飛ぶのも止め、ポツリと
「…でも…最後のエンドって何?…」