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彼女  作者: 伊勢崎みや
1/3

現状

ショートショート10作目

全3話構成にしました。

連載は初めてです。

 私は研究員としてとある研究所に勤めた。毎晩夜遅くまで仕事をこなし、家に帰るころには日付は変わっていた。毎日の同じ作業に飽き飽きしていることが上司にバレないようにと、私は作業に没頭するフリがうまくなっていた。


「お前は仕事楽しい?」私は別の会社に勤める友人に電話した。


「仕事が楽しいワケあるはずがないだろう。」


「そうだよなあ。俺もこの研究所がつまらなくて・・・」私はため息まじりで友人に答えた。


「仕事はつまらないものさ。」

 友人も同じ気持ちなのかと安堵していると、友人が続けて言い始めた。


「でも恋をするといいぞ。恋することで嫌なこともつまらないことも全部吹き飛ばしてくれるからなあ。現に俺も彼女がいるわけだし。」


「お前に彼女ができたのか。」


「できたさあ。同じ会社の同僚だよ。きっとお前にもできるさ。」

 電話越しで友人の顔は見えないが、友人の自慢げな顔が目に浮かんできた。


 私は生まれてから一度も恋をしたことがなかった。恋をしたからといって勉強や仕事の効率が上がるとはとても思えなかった。私はこれからも一人で生きていく人間であると自負している。だから、友人に彼女ができたことに嫉妬することはなかった。逆に友人も彼女ができる類ではないと思っていたから、彼女ができたと聞いたときは意外であった。

 それからしばらくして、研究所の所長が新しい研究をすることになり、私は所長の手伝いをすることになった。


 そこで、私は運命的な出会いをするのであった。

つづきます。

運命的な出会いとは・・・

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