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無関心≠?  作者: 涙雨
7/9

愛が欲しいと泣かないで。



「残念至極って、言ってたよ。」



「死んでなくて、だろ。言いそうだし、なんとも思わないよ。」



「・・・そう。」



 帰って早々になんだ。そんなこと報告する必要もないだろうに。

縛られてはいないし、特にこれといった拘束はされてない。監禁というよりは軟禁?まぁ、どちらにしろ笑えない事実だけど。


 目が覚めたら次の日の夕方で、しかも自室ではなく彼女の家の彼女の部屋。

そのベッドの上。


 彼女の部屋は、嫌に殺風景だ。




「もうあの人とは合わないでね。」



 心底心配そうな表情を作る彼女。

もう誰とも合わせる気がないくせに何を言っているんだ、コイツは。

たぶん昨日あの友人と初めてまともに話したんだろう。話し方も変わっているけど、アイツは同類には容赦ないから。

割と隠さずに色々話したんだろ。そりゃ警戒もするだろう。


 アイツはアイツで心底悪い奴というわけではない・・・と思いたい。




「・・・聞いてる?」



「聞いてるよ。」



 機嫌を損ねてしまったんだろう。

眉を寄せて、肩をつかまれた。地味に痛い。



「あいつのこと考えてた?ねぇ、」



「男の嫉妬ほど醜いものはないよ。」



 まぁ、女の嫉妬も醜いけど。

ねぇわたしは綺麗なものが好きなんだ。どうかわたしに君を嫌いにさせないでくれないか。



 ねぇ、だから早くわたしを自由にしてくれないか。



「ダメだよ。」



「・・・。」



「真鳴、大好き。」




 最愛とでも言いたそうに、目を細めた彼女。

強く肩を押されて、押し倒されてそのままキスされた。









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