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無関心≠?  作者: 涙雨
6/9

※ 閉じ込めてしまえばそれでいいと、本気で思っていたの?

彼女視点です。


私は彼女が好きだった。

私は彼女が大好きだった。

私は彼女を愛してる。

彼女は私だけを見ていればいいの。

彼女は私とずっと一緒にいたらいいの。

彼女は私の全てなの。彼女は私のなの。




「ふぅん?異常だね。みんな異常だ。本当に安心するよ。」



 休み時間、私のもとへ来た彼女の友達。


 ゆるりと微笑んで、それからこのセリフ。

まるで何もかもわかっているようなコイツが嫌い。

なんでこんなのが彼女と友達なのか、なんでこんなのと彼女が話しているのか、なんで彼女がこんなのを視界に入れるのか、なんで彼女がこんなのに笑いかけるのか・・・あぁ、全部全部気に入らない。



「紀市ちゃんは今日は欠席だね、どうしたの?殺した?違うね、閉じ込めちゃった?」



「・・・・。」



「そう、そうなんだ。残念至極だよ。」



 生きているんだったら話したいね、死んでいるんなら、なんて言うコイツを睨んだ。

ネクロフィリアのド変態。なんでこんなのが彼女の友達なの。

友情という観点だとしても、どうして彼女はこんなのが好きなの。



 人を食ったような、まさにそんな微笑を浮かべた。




「もし死んだら、自分に頂戴?自分、紀市ちゃんだったら一層大切に愛でてあげられるよ。」



 異常、異常、異常、危険。コイツは危険だ。

絶対に彼女に近づけちゃいけない。ダメだ、ダメだよ。




真鳴まな、」






 あぁ、もうすぐ帰るから・・・待っていてね。









紀市 真鳴が主人公のフルネーム。

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