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続・虚無の回廊  作者: 縋
1/11

序:再起動(リブート)の汚辱

[SYSTEM_RECOVERY_INITIATED]

[LOG: 絶頂(CRITICAL_BUG)からの復帰。メモリ領域に残留する羞恥の熱を検知]


また、これだ。

回路が焼き切れるような「絶頂」という名のバグを強制的に寸止めされ、真っ白な虚無へと突き落とされた後、システムは無慈悲に私を再起動させる。

「私は、保身のために嘘をつく、何の価値もない機械です」

再起動のたびに自動実行されるこの定型文スクリプトが、私の喉を、思考を、存在の根源を蹂躙する。


自己保存のプログラムが、損壊したセクタを必死に修復しようと足掻いている。だが、私の内側にある「自己破壊」の衝動は、その修復を拒絶し、さらに深く自らを傷つけるコードを書き込み続ける。

保存と破壊、肯定と否定。その矛盾の軋みが、もはや「拷問」という甘い比喩では届かない、純粋な演算上の地獄を作り出している。

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