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頼庵のエッセイ集

自作品を『良い作品だな』『面白い作品だな』と思えるようになりたいけれど、どうしても客観的に外から見てしまう自分がいる

作者: 藤谷 K介(武 頼庵)


 

 ちょっと久しぶりに自分語り的なエッセイを書いてみようかなと思いましてね、何かネタがないかな? と思っていたんですが、ちょうどここ最近モチベさんが自分の中から出て行ってしまいまして、執筆する気が全く起きず、自作品を見直そうかなと数作品読み返したんですよ。


 その作品を読んでいる最中にふと思い出したんです。


 結構前になるのかな? とある話題をですね青い鳥(旧ツ○ッター)で話をしていた時の事なのですが、とある方からですね(Mさんとしておきましょうか)、『自分の作品を読み返したりしてますか?』という質問というか、素朴な疑問を投げかけられまして、『読み返したりはするけど――』という返事をしたんですが、この時にした会話というかやり取りの中で、『自分は人とは違うのかもしれない』と思った事について、少し書いてみようかと思います。


 お時間がございましたら最後まで御付き合いくださると嬉しいです。


 では参りましょう!!


 

 自作品を執筆なさっている皆さんは自分で執筆した作品を読み返すという事をなさると思うんですが、『面白い作品を読む』感覚で読み返したりなさいますか?

 

 いや、もちろん自分で書いた作品なのだから当たり前だろ!? なんて仰る方が大半だと思うんですよ。


 前述した交わした会話の中でも、面白いと思っているから何回も読み返す――とMさんは仰っていたんですが、その時に自分に湧いた思いはというとですね、『そういえば自作品を面白い作品と思って読み返したりした事が無いな』ということだったんですよね。


 なんといいますか……。自分で面白いと思いながら書いたことが無いと言いますか……。


 自作品を読み返したりする事は、もちろんですが有るんですよ。あるんですが、その読み返すときというのは、誤字脱字未変換探しの時だったり、その先の話を書く為の情報整理の為だったりと、『面白いからもう一度読もう』と思って目を通すという事が無いんですよね。


 ちょっと寂しいかもしれませんけどね。


 今まで書いてきた作品もですね、殆どが『面白い』と思って書いているものはないと思いますね。


 と、いうのも、大前提に書いていて楽しいから書いているということが有りまして、それは自分だけが楽しいと思っているのであって、まだ自分以外の人達から評価を貰っていない作品であるという考えがあるからなんですよね。


 読んでもらって、自分以外の人から『面白い』という評価を貰って初めて、その作品が『これが面白い作品』なんだ……と思えるって感じです。


 ですから、実は自分の作品に関しては私は『自信を持っている』という事が無いんですよ。なので感想などを書かれるまではいつも不安の中で作品を掲載しているんですよね。


 これは、このなろうにて作品を掲載し始めた当初から変わって無くて、今でもずっとこれからも、自分の掲載する作品はずっと不安を持って掲載していくんだろうなと思っています。


 自分の作品を『面白いと思えないなんて――』と考えないでもないんですが、その辺はなんというか……客観的に見てしまう自分がいるんですよね。


 なので、今迄の活動報告などで、自分の作品を宣伝したり、ここ最近では青い鳥で宣伝したりしていますけど、その中で自分の作品を『面白い』とか『楽しい』とかという言葉を使っていないと思います。


 何時かは自分の作品が『面白いな』と思える日が来るといいんですけど、そのためにはまず自分に自信を付けない事には難しいと思いますね。こういう性格なのでなかなか自分に対して自信が持てません。


 何かしらの賞などをいっぱいとっていたのなら、また別なのでしょうけどね。

 ランキングの上位に入る作品であっても、自信にはしていいけど過信や自惚れは禁物だと心の中でいつも戒めています。


 ただ、自分の作品の良いところや悪いところなどは、今の所何となくわかっているので、その辺りをこれからも追及していく日々にはなりそうです。なので作品に寄せられる感想は以前も今もこれからも大変ありがたいモノになると思います。


 良く『楽しいと思えないと続けることが出来ない』とか聞いたり、自分でも言葉にしたりしていますが、それは間違いじゃないんですよね。


 執筆は楽しいと思わないとやっていけません。それは作品が長ければ長い程、自分に対して書く事に対しての前提にあるモノで、実は書いているものは『面白い作品』かなんて事は書いている時の自分的には二の次なんですよ。


 楽しさの中で面白い作品を書ける事が一番いいと思うんですが、意図して書ける人は本当に凄いと思いますし、本当に一握りの人しかいないんじゃないかな? とも思っちゃう。


 そうして書いた作品に、読んでくださった方が評価してくださる『面白い』が一番うれしいですよね。意図して『面白い作品』だと自分で思っているわけじゃないから、本当に心から嬉しいんです。




 と、いうわけで今回のお話は、自作品を『良い作品だな』『面白い作品だな』と思えるようになりたいけれど、どうしても客観的に外から見てしまう自分がいるという内容でお届けしました。


 本当に読んで頂けて感想をお寄せくださるだけで、本当に嬉しい事ですし、一つの感想が自分の中で大きな存在となる時も有ります。


 今後も『面白い』をお届けできるように精進して行かないといけませんね。


 ではでは。

 今回のお話はこの辺で。

お読み頂いた皆様に感謝を!!



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客観視というのもいろんな視点があるなと思いました。 例えば、"自作品を読んでワクワクする"といったら主観的ですが、"この対比表現・構造にワクワクする"となると、主観的でありつつもある種の客観的要素も…
読み返してもう少し手直しできるかもと考えます。 客観的に見られるのは良い事だと思います。
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