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振り返りの意味も込めて投稿します。

<ゴロー・パインブック(松本 五郎)>


平凡な事務職員(自称)で、前の世界で死んだものの、異世界の女神に蘇生された異世界転移者。


狂言回しの筈が単純な規格外になってしまった。


転移の際に若返っており、転移時の肉体年齢は18歳。死亡時は40歳だが、肉体に精神年齢が引っ張られている。


中肉中背、身体能力も常人並だが、異常に動体視力と胆力が高く、転移直後に遭遇した高危険度の魔獣に徒手空拳でダメージを与えていた。


また、地水火風の四属性魔法を初級のみ使え、異常に高い動体視力と判断力との組み合わせで明らかな格上に対しても圧倒的有利を取る。


パーティを組んでいたゴブリン族のアークと婚姻し、元々帰る気はなかったが、異世界に骨を埋める決意をしている。パインブックに改姓したのはその表れ。


転移に関わった女神からは、元の世界由来の新しい文化の伝播を担う役目を期待されているが、強制ではない。



<アーク・パインブック>


ゴブリン族の少女。童顔のため、かなり長い間少女扱いされる。


活動的な性格で、興味を持ったことに積極的に取り組む。冒険者になったのもその一環。


武術の素養が高く天才の領域にいて、着実に実力をつけていく。ゴロー、アンドリュー、エルリィを引き合わせて絶滅危惧種を結成した立役者。


冒険者を引退してからは商業に専念し、持ち前の行動力で世界有数の商社を築き上げる。ゴローと婚姻し二児を産んだあとも変わらず、引退するまで世界を飛び回っては辺境国に建てた家で寛ぐ生活をしている。


興味の対象は移り変わるものの、食に関しては生涯興味が尽きることがなく、本人は周囲がドン引くほどの大食漢。とはいえ食べる量はコントロールできるようで、普段食べる量は大人2人分くらいで事足りている。



<アンドリュー>


オーク族の青年。


気弱で臆病な性格だったが、女神教に入信し教義とマザーの優しさに触れることで徐々に外向きな性格へと変わっていく。


僧侶の適性を持ち、法力を目覚めさせてからは世界を飛び回り事前活動や冒険者活動をするようになる。


ゴローとは彼を助けて以降の親友となる。


絶滅危惧種を解散してからは教会での活動に専念し、後に司祭となる。


図らずも魔王以上に世界の根幹について知ることになり、また女神のアバターであるアインスの実質的なお目付役にもなる。



<エルリィ>


エルフ族の女性。長命種で人間に換算すると20歳前後。実年齢は秘密。


元はエルフの里の若き管理者の1人だったが、恩人が呪いと思しき病気に罹患したときに誰も助けようとしないばかりか厄介払いがごとく放逐までされたことから、恩人の没後に里を奔出し冒険者となった。


後に古き慣習に囚われない新エルフ女王に従い、エルフ王国樹立に尽力するも、いずれは外の世界に舞い戻ることになる。


エルフ特有の視力の良さ、器用さ、健脚さから、斥候および弓使いの適性が高い。


酒に強いどころか鯨飲の領域。宴会のときに彼女とアークを呼んでおけばフードロスは確実に発生しない。



<当代魔王>


魔王領の侯爵家に生まれ育った魔人族のエリート。


歴代魔王の中でも最高峰の名君であると目されている。武に優れ、魔力に優れ、深く広い知識を持ち、人格者であり高度な善政を魔王領に敷き、また魔王の責務である世界規模の厄災の解決も数多い。


五郎と同郷の異世界転生者であり、元の世界では五郎の先輩だったが、若くして死す。転生後、幼少の頃に元の世界の記憶を思い出し、それが世界そのものについて調べる契機となっている。


こちらの世界の人間であるという自負が高く、前の世界の名前で呼ばれることを良しとしていない。


ロングヘアーをポニーテールにしていることもあり、かつ一見女性と見紛うような美貌の持ち主で、魔王領の中でファンクラブが出来ている。現状黙認しているが地味に悩みの種。婚約者の側近は肯定寄りの黙認。



<辺境国ギルドのベテラン冒険者>


辺境国で長い間冒険者を続けている中年男性。


ランクも高くなく、強さも然程ではないが、面倒見がよく教える能力が高い。ゴローやアークもチュートリアルカリキュラム経由で師事していた頃がある。


本人としてはこのまま中堅どころの冒険者として生涯を終えたい考え。指導者や組織の長としての高い素養があるが、それを勧められると嫌がる。そんな気持ちとは裏腹に権謀術数に長けた者どもの策略により外堀が埋められ、やがて逃げられなくなってしまう定めにある。


粗食と安酒を好む。



<当代聖王>


世界有数の巨大国家である「聖王国」の王。


初代魔王を倒す最大の貢献者となった法術師であり、後に聖王国を興した初代聖王の血を継ぎ、魔法とは異なる数々の特殊能力を持つ。サミットでスタンピード発生に気付いた為政者は、魔王と聖王のみだった(皇帝はあくまで普通の人間のため気付けない)。


執政能力は非常に高く合理主義だが、人情にも篤く、若くして父を亡くし即位せざるをえなかった皇帝の実質的な後見人となっている。


長男の動向に頭を悩ませるようになるのは数年後のお話。



<元の世界の土地神>


ゴローの元の世界の八百万の神の一柱。


本来は土地に宿る形を成さない曖昧な存在であるが、土地の大規模転移という危機に伴って、「神」という具体的なカタチで顕現。その土地にいた全ての生物を守る最適な手段としてこちらの世界では超強力な「呪い」と見做される加護を土地に施し、「黄金郷」と呼ばれる金色で彩られたアンタッチャブルな魔境を現出させた。


女神との交渉で土地が元の世界に戻る際に分霊を産み出し、長らく黄金郷があったことで弱まった土地の恵みを再浸透させる。分霊はそのために産み出されたため、役目を終えた後は自由の身となり、とある人物の子となり生まれ変わるべく全存在をとある人物の肉体に馴染ませる。



<マザー>


女神教に生涯を捧げた敬虔な初老の女信者。聖王国所属。


孤児院の運営も兼務しており、母性溢れる性格から誰ともなく「マザー」と呼ばれるようになった。僧侶の適性が高く、アンドリューの師でもあり、彼を気にかけている。


分霊とはいえ女神の降臨を目の当たりにしており、その縁で済し崩しにアインスの付き人となる。


司祭職などの特別な役職を持たないシスターだが、現在の中央の司祭は彼女に師事した過去を持つ者がほとんどであり、彼女が「お願い」するのであれば大司教でさえも手足となって動かすことが可能である。決してそんなことはしないが。



<エルフ女王>


エルフの里で生まれ育ったが、黄金郷の呪いに罹患したため隔離されたが、黄金郷喪失により呪いが解けた反動で著しく身体能力が向上し、里を制圧。クーデターを成功させ女王となった。


本来、里の長は世襲制で順当にいけば彼女が王となる筈だった。王位継承権を失い、クーデターで王位を得た。

閉鎖的なエルフという種を外に開かれたものにしたいと建国宣言をし、エルフ国を興した。


エルリィを姉のように慕っている。



<アインス>


黄金郷での出来事を戒めとした女神が、世界の管理においてマクロは女神、ミクロはアバターが見ていく運用とするための、アバター1号。


女神により産まれた存在のため女神の力を一部使えるが、女神本人ではなく別人格であり、厳密にはアバターと言い辛い。


特に治癒能力に優れ、エリクサーですら賄えないほど最大MPが膨れ上がった五郎を回復しうる力を持つ。


自身の産みの親である女神を祀る女神教に信徒兼見習いとして所属し、アンドリューやマザーを連れ添わせて世界を飛び回ることになる。




<黄金郷>


東京都港区が異世界に大規模転移し、土地神が大勢の人や土地そのものを守るため呪いを施し時間の流れを止めた特殊な領域。施された呪いが金色に光ることから命名された。


こちらの世界では「呪いが立ち込める魔境だが踏破したら莫大な富を得ることができる」と最初こそ認識されていたが、黄金郷由来とされる呪いが世界各地で発生して世界に大きな影響を与え続けていくにつれ、得られるとされる富よりも呪いを忌避するほうが優先されるようになった。


領域に入り込めば常人なら解呪不能の呪いに侵食され最終的には死に至るが、実はその呪いを勘案しなければ膨大な経験値を得ることができる穴場となる。


ありとあらゆる呪術対策をした絶滅危惧種のメンバーが急激にパワーアップしたのはそのため。ただパワーアップしたのではなく、元々の高いポテンシャルが引き出されたと言ってもいい。


そうした黄金郷の性質に気付いたのは他に当代魔王のみ。彼は黄金郷の探索を試み、こちらの世界の人間であるが故に攻略に至らず挫折した。挫折したが、表層部分で具現化した呪いと戦うことで経験値を得て、元々魔王を名乗るに相応しい力を更に開花させた。

次回投稿分より帝国編に入ります。

展開を決めきれていないところがありますが、頭と最後は決まっているので、2日スパンで投稿していこうと思います。

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