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異世界転職戦記~マイノリティが集った人生逆転物語~  作者: 定光
第3章 最終課題Ⅲ 龍人族の砦攻城戦編
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第31話 譲れぬ者達の軍配はどちらに上がるのか

こんにちは。

世間体では夏休みという事もあり、今回は早めの時間に投稿しました。

何卒よろしくお願い申し上げます。

「『狼の魔手(ブルーハ・ロボ)』の力……とくと味わいな」


 ウルガの背から複数の襲い来る刃毛(じんもう)を前に、スミレは早速回避を試みた。いや、今は回避行動に徹するしかなかったのだ。


 狼の魔手(ブルーハ・ロボ)の不意打ちにより武器を思わず手放してしまっただけでなく、両肩にダメージを負った以上威力のある攻撃を放つ余裕が少なくなってしまったのだ。


 一方ウルガは息を荒くしながらも、宙づりの状態のまま背から生やした刃毛で一気にスミレを強襲する。


 先ずは一本襲い来るが、スミレは難なく回避する。が、次からはそういかないほど刃毛の攻撃は激しくなっていく。二手、三手、四手と刃毛の勢いは速さを更に増していく。そして、四手目を辛うじてスミレがかわした次の瞬間。


 ドグシュッ!


 (いばら)のように棘を生やさせた刃毛がスミレの腹部を直撃した。オーガ族が持つ強靭な肉体を持ってしても、この強烈な一撃にスミレは思わず血を吐きながら後方へと吹き飛ばされてしまった。


 しかし不幸中の幸いか、吹き飛ばされた先にはスミレが愛用している金棒が一つ横たわっていた。吹き飛ばされた先でスミレは何とか立ち上がり、金棒を取ってウルガと向き合った。


 だがそれがスミレにとって負担になっていることを、右腕に宿る人面瘡(じんめんそう)が知らないはずはなかった。ただでさえ両肩にダメージを食らった上、たった今食らった強烈な一撃。立つのもやっとのはずなのにと、人面瘡(じんめんそう)は声を荒げてスミレに吼える。


『何やってる、スミレ! お前そんな怪我負いながら、金棒振り回す気か!?』

「大丈夫……せめて一撃だけなら、放てると思うわ」

『それでも無茶だろうが! 増してや肩と腹にダメージ負ってんだぞ、思い通りに力発揮できるわけ……』

「いいの、聞いて……メンソウ」

『ああ……ん? 『メンソウ』って、誰のことだ?』


 「メンソウ」とスミレに唐突に名乗られた人面瘡(じんめんそう)は、一瞬誰のことかと思ったが、すぐに自身のことと理解して言い返す。


『俺をそう呼ぶんだったら最初からそうしてくれよ、スミレ!』

「一々人面瘡(じんめんそう)って呼ぶのもややこしいから、つい……。でも、いいでしょ?」

『分かったよ。んで、聞いてってこたぁ……何か考えがあるんだな?』

「そうよ……ほら、彼を見て」


 そう言いながら、スミレはメンソウが宿る腕をウルガの前へと可能な限り突き出す。そこでメンソウが見たものは、ぶらりと腕を垂らした状態で背から生える刃毛の宙づりの状態となっているウルガの姿だった。


 その様子を目にして、メンソウはスミレに尋ねる。


『ウルガの奴が宙づりになってるだけだが、それがどうかしたのか?』

「何でそうなってるか……考えてみた? それに、彼の腕もよく見てみて」

『腕? 何でまた……ってスミレ、左右から来るぞ!』


 メンソウの警告により、スミレは前面に進んで回避する。そして、より分かりやすく状況を掴めるようウルガの元へと詰め寄った。


「ほら、これならよく見えるでしょ? 彼の腕……、あなたから見てさっきから動いてるように見える?」

『ああ?』


 スミレに言われるがまま、メンソウは目を凝らしてウルガの腕を注視する。先ほど見た時はだらりと力なく微動だにしていなかったが、今現在改めて見直してみても動く気配すら見せてない。


 それを見てメンソウは「ハッ」とあることに気付く。


『まさか……さっきの一撃で腕が折れたまんまなのか、アイツ!』

「それだけじゃないわ。確かに私は腕だけを狙ったけれど、『悪鬼の轟撃ルヒド・デル・ディアブロ』は全身に動けないほどの衝撃を響かせるもの。例え腕以外が折れていなくても、激痛だけは身体に残るはずだから……もう動けないくらいに弱ってるはずよ。尤も、彼の刃毛に至っては動いているみたいだけどね」

『なるほどな、だから……奴は身体術(フィジカルスキル)に頼らざるを得なかったてことか。でもよ……』


 槍の雨の如く降り注いできた刃毛を避けるスミレに、メンソウは続ける。


『俺たちを追い詰められるだけの力を向こうさん持ってるだろ!』

「それはそうね。でも、まだ勝機はあるわ」

『だから、何でそう言えんだよ?』


 疑問が晴れないメンソウに、スミレは確信を持って答えた。


「言ったでしょ、さっき与えた一撃で……ウルガはもう刃毛に頼らないといけないほど身体を動かせない状態になってるの。つまり……もう動けないはずの本体にダメージを与えれば?」

『……完全に動けなくなり、刃毛攻撃も止む……ってことか! 流石スミレ、いい考えじゃねーのよ!』

「とは言え……私も結構ダメージもらっちゃってるから、上手くいくかどうか……」


 肩と腹部をそれぞれの手で押さえながら、スミレにしては珍しくやや自信なさげに答えた。


 そんな彼女に対し、メンソウは『足はまだ動くか?』と奮い立たせるような声色で尋ねる。その問いにスミレは力強く「平気よ」と答えた。


『ならスミレ、こっから来る刃毛は全て俺が教えてやる。これ以上のダメージは負わせねえから、オメーは真っ直ぐウルガの本体目指せ!』

「メンソウ……」

『俺ぁオメーの身体術(フィジカルスキル)なんだ、今までオメーに迷惑かけてきた分……ここで頑張らせてくれよ!』


 スミレは改めて実感した。


 かつて忌み嫌っていた己の身体術(フィジカルスキル)が、ここまで自分自身を思いやっていたことを。誇太郎に言われなければ、恐らくずっと一方的に忌み嫌い続けていたであろうことを。


 そう思ったスミレは、誇太郎の出会いと憤慨するメンソウに感謝しながら叫ぶ。


「ありがとう。それじゃ行くわよ、メンソウ!!」

『おうよ!!!』



――まだ……倒れないのか、君たちは。


 態勢を整えたと見えるスミレを前に、ウルガは焦りを募らせる。両腕は先のスミレの一撃により使い物にならなくなり、足にも激痛が響いている以上奥の手の狼の魔手(ブルーハ・ロボ)に頼らざるを得なかった。そんな気が遠くなりそうな状態にありながらも、身体術(フィジカルスキル)の刃毛だけはまだ自在に操れることをウルガは理解していた。


 そしてこの奥の手で、これで確実に決着を着けられるとそう確信していた。


 ところがスミレは……いや、スミレとメンソウは勝機を掴み取ろうとする目色で自分自身を睨みつけてくる。


「いい加減……しつこいんだよ、君たち!!」


 焦燥感に満ちた怒号と共に、ウルガはありったけの狼の魔手(ブルーハ・ロボ)で強襲してきた。


 再度降り注いでくる刃毛の雨に、スミレはメンソウの指示に合わせながら次々と避けていく。ウルガの本体へと向かうべく主に前進することを意識しながらスミレは進んでいくが、相手も痺れが切れたのか本体から遠ざけるような攻撃を仕掛けてくる。


 だが、スミレもこれ以上退くわけにはいかないと金棒に手をかける。


「仕方ないわね……」


 真っ直ぐ向かってくる刃毛を、スミレは金棒を用い右に受け流すようにして弾く。が、その際肩に負ったダメージが悲鳴を上げる。


『スミレ、無茶すんな!』

「……そうも言ってらんないわよ、こうでもしなきゃ……前に進めないでしょ!」


 再び迫る刃毛を捌き、スミレはメンソウに告げる。


「あなたは……引き続きお願い!」

『……分かった!』


 スミレも覚悟を決めている。そう感じ取ったメンソウは、最後まで彼女に付き合おうと自身の索敵能力をフル回転させてより感覚を研ぎ澄まさせた。そして的確に迫る刃毛の猛襲を一つ一つ的確に指示しながら、スミレと共に全力で回避して少しずつウルガの本体へと距離を縮めていく。


 対してウルガは、焦りが頂点に達した状態で更に憤慨する。


「調子に……乗るなあああああああああああああああっ!!!」


 三本ほど放たれた刃毛がさらに細かく分散し、霧雨の如く細かい刃の雨となってスミレ達に一斉に襲い掛かってきた。


『マジかよ……これじゃ逃げ場なんて……』

「関係ないわ。逃げ場がなければ……」


 と言いながら、スミレは金棒に手をかけバッターのように振りかぶる動作で構えた。痛みに耐えながらも力を込め、そして――。


「無理やり作ればいいのよ!!」


 野球ボールを打ち飛ばす勢いで、スミレは金棒を素振りした。その影響で周囲には凄まじい風圧が巻き上がり、迫り来る刃毛の霧雨をことごとく吹き飛ばし薙ぎ払ったのだった。


 そして、スミレは一歩ずつずんずんと力強く地面を踏みしめながら宙づりになるウルガと対面するのだった。


「やっと……たどり着けたわね、ウルガ……」

「まさか、狼の魔手(ブルーハ・ロボ)をかいくぐってくるとは……ね」


 お互い、肩で息をしながら苦し気に向き合うスミレとウルガ。しかし、どちらに軍配が上がっているかは最早火を見るよりも明らかだった。


 それを証明するように、スミレは金棒を背に戻して宙に浮くウルガに当てるべく拳と両足に再度力を溜め始めた。力を込める度に痛みが走るが、それでもスミレはやめなかった。


 理由は他でもない、互いに譲れない思いを込めたもの同士の死闘に付き合ってくれた相手への礼儀からである。


「覚悟は……?」


 静かに、且つ自身を追い込んだ相手に対し敬意を込めた声色でスミレは問う。一方のウルガも、可能な限りの刃毛の盾を作り目を閉じながら――。


「……できてるよ」


 僅かな微笑みを交え、覚悟を決めた様子で答えた。お互い全力でやり合ったのだから悔いはない。


 それを見届けたスミレも、同じく微笑んで血に滲む拳をウルガに向けて解き放つ。


窮地の血撃(ゴルペ・デ・サングレ)


 静かにそう言い終え、勢いよく地面を蹴り上げてスミレは渾身の一撃をウルガの腹部へと叩き込んだ。


 スミレの拳が叩き込まれた瞬間、ウルガはくぐもった声と共に意識を失い、蜘蛛の脚のように背から生えていた刃毛も一瞬でげんなりと力を失ってしまったのだった。


 しかし、それはスミレも同様だった。最後に渾身の一撃を放つと同時に、自身も力を使い果たしその場に横たわってしまう。それでも、警戒を怠るわけにはいかず頭部だけでもスミレは眼前で倒れているウルガに目を向けていた。


「……流石に、今度は立てない……はずよね?」


 全力の一撃を二度も放ったのだ。これで何もなかったのように立たれてしまったら、それこそ本当に絶望する他ないだろう。そうスミレが思った矢先のことだった。


「ぐ……うぁ……」


 ウルガが僅かにピクリと動いたかと思うと、彼の周囲を青緑色の光が包み込んだ。それと同時に、今まで食らっていたウルガのダメージが見る見るうちに癒えていくのがスミレの目に移り込んでいた。


 やがて光が完全に消えると、ウルガは何事もなかったかのようにすくっと立ち上がりスミレの目の前へと立ちはだかった。


「どういう……こと……!?」

『確かに……野郎を戦闘不能にしたはずなのに、何だってんだ!?』


 狐につままれた気分にスミレとメンソウは襲われていた。何がどうしてこうなっているのか、一切合切理解ができていなかった。


 常人なら即死してもおかしくないような一撃を二度も食らってもなお、敵は立ち上がってこちらを見下ろしている状態なのだから。


 そんな状態の中、スミレは死を覚悟した。持てる全ての力を出し尽くした以上、もうこれ以上戦える力は残っていない。


 そして、ウルガが右手を動かした瞬間スミレは覚悟を決めて目を力強く瞑った。これから振り下ろされるトドメを少しでも受け止めるために。


 しかし、その一撃はすぐには振り下ろされなかった。否、スミレが目を瞑ってから二分ほど経過してもなおトドメの一撃は振り下ろされない。


 恐る恐る目を開けてみると、横たわる自身と目線を合わせるためしゃがんでいるウルガの姿が目に移った。ウルガの瞳には好戦的な色はなく、むしろ何かを払拭したいような欲求を感じさせるものがあった。


 そんな彼を前に、スミレは素直な疑問をウルガに投げる。


「トドメ……刺さないの?」

「いや……普通ならそうしなきゃいけないんだけどさ、何か……それどころじゃなくなったみたいで」

「どういうこと……?」


 そういうと、ウルガは腰を上げて頭をかきながら背後を振り向く。


「……この()の治療ついでに説明してやってよ、アージア」



「……この()の治療ついでに説明してやってよ、アージア」

「偉そうに言うんじゃないよ、ウルガ! ったく、あたしゃの森で好き勝手暴れてくれやがって……」


 ぶつくさ文句を言いながら姿を現したのは、緑のワンピース風の服に身を包んだ一人の女性だった。三つ編みにした青髪を左肩に乗せ、周囲を見渡すたびにわざとらしく彼女は深いため息を付きながらスミレの元に近づいた。


「あの……あなたは、何者なの?」

「あぁん? ああ、あたしゃ植物精霊(ドライアド)のアージア。木々の力で癒しを与える魔法術(マジックスキル)を持つ、『浄化』の名を(つかさど)植物精霊(ドライアド)さ。それよりさ……」


 治癒の光を当てながら、アージアと名乗る女性の文句は続く。


「あんた等の戦争を傍観するのはいいさ、人狼族(ウェアウルフ)の住処に蔓延した悪臭を浄化してやったのはいいさ!? でもさ、ここまで森を荒らされる必要ないだろ!?」


 アージアにそう言われ、改めてウルガとスミレは周囲を見渡した。するとそこには、辺り一面を覆っていた紅葉並木が跡形もなくなぎ倒されている無残な光景が広がっていた。


 お互い全力で戦闘に夢中になりすぎたせいか、「周囲の出来事に気付かない」ということの恐ろしさを実感した二人だった。こんな有様になっていたことにようやく気付き、二人はアージアに向けて揃って「ごめんなさい」と素直に謝罪した。


「……まあ、いいさ。謝罪してくれたんならそれでいいよ。ほら、お嬢ちゃん……これで治療完了だよ」


 ポンっとスミレの尻を叩いて、治療が終えたことをアージアは告げた。彼女の言う通り、スミレが負っていたダメージはウルガ同様何一つとして残っていなかった。


「ありがとう……でも、一つ聞いていいかしら。どうして……敵である私を治してくれたの?」

「それは俺も聞きたい。アージア、君は基本こちらから頼まなきゃ絶対動かない中立的な立場だろ? 何か……あったのか?」


 ウルガの問いに対し、アージアは神妙な面持ちで返答する。


「あんた等が争ってる裏で……得体のしれない人間がこの森を荒らしてる。一時休戦して、二人でそいつを探し出してくれないか?」

「得体のしれない人間? どういうことよ、それ?」

「お互い確かめてみたらどうだい、周囲を探知・索敵できる力は二人ともあるだろ?」

「……! どうして私にそういうのがあるって……」

「簡単だよ、スミレさん」


 疑問に思うスミレに、ウルガが代わりに答える。


「アージアは植物を通して色んな情報を把握できる、それが植物精霊(ドライアド)であるアージアの特有(ペキュリア)スキルだ」

「そういうこと。で、ウルガ。アンタは急いだ方がいい」

「どうして?」

「これ以上の問答は時間の無駄だよ、やってみりゃ分かる」


 痺れを切らした様子のアージアに従うように、スミレはメンソウで……ウルガは嗅覚で周囲の情報を探り始めた。すると――。


「馬鹿な……何で……何で今まで気付かなかったんだ、この惨状に!!」


 何かの惨状を嗅ぎ取ったかのように、ウルガは血相を変えてどこかへと駆けていった。そして――。


『スミレ……』

「どうしたの、メンソウ?」

『確かに……いるぞ、いや……俺も何で見落としてたんだ? (やっこ)さんとの戦いで気付かなかったのか、そういう能力持ちなのか知らねーが……そこのお嬢さんに言われてやっと気づけたよ。スミレ……はっきり言うぞ、今回復してもらったお前でも……俺が察知したコイツは危険だ……』


 険しい表情で告げるメンソウの姿に、スミレの心に緊張が走る。


「そこまで……? そこまでの殺気を持っている奴がいつの間にいたってことなの、私たち以外に?」

『いや、違う。殺気は感じられなかった、強いて言うなら……『何かを探してる強い欲』みたいな感じだ』

「……それで、どっちの方角に向かったか分かる?」


 スミレの質問に、メンソウは腕でその気配を感じ取った方角へ指し示した。そこは、ウルガが向かっていった方角であり、そして――。


「野良ゴブリンの……陣営がある方……。ってことは!?」

『ああ、ひょっとしたらバレンティアがソイツと鉢合わせになるかもしれねえ!』

「そうね……止められるか分からないけど、もしそうだったら止めないと!」


 離れた所にあるもう一つの金棒を拾い直し、二対の金棒が背にあることを確認してスミレはアージアに向き合った。


「ありがとう、アージアさん。このことを教えてくれて」

「いいってことよ、とにかく……アンタの所の大将にも早く伝えてやんな。争ってる場合じゃないって。エルネストの馬鹿にはあたしゃから言っとくからさ」

「お願いするわ」


 そう言い残して、スミレもまたウルガが駆けていった方角へと急ぐのだった。


 一体、この戦の裏で何が起きているのか。


 そして、戦の軍配はどちらに上がるのか。


 戦渦は混沌を極めながら、更にヒートアップしていく。

いかがでしたでしょうか?

攻城戦の折り返しが終わり、そしてここから更に加速していければと思います。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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