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第1162話。死の匂いが漂う庭。

老婆達(グライアイ)の森】の【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】。


 皆が【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の施設見学ツアーに向かったので、私とカリュプソだけが庭園に残りました。


「この庭園は美しいですね」

 カリュプソが言います。


「ええ。ブリティッシュ・ガーデン風でしょうか……」


誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の庭園には沢山の観葉樹が生え、1年を通して様々な花が咲き乱れる花壇があり、低木の生垣が区画を仕切り、通路の上に日除けとして組まれた緑廊(パーゴラ)に植物の蔓が巻き付き、()()()()()()()()眺めてみると確かに美しいと言えました。

 見た目上は、静寂で平和な場所……。


「しかし、誰も居ないのに、このように完璧に整備されているのが、何となく違和感がありますね?誤解を恐れずに言うなら、無人にも拘らず整い過ぎていて少し気味が悪いというか……」

 カリュプソが周囲を見回して言います。


「同感です。この庭園は大半が環境不変フィールドですので、基本的に美観を保つ為に手入れは必要ありません。ですが、それが(かえ)って性質(たち)が悪いとも言えます。この庭園を単なる借景(しゃっけい)として観賞するだけの立場なら……美しい……という好意的な印象しか持たないでしょう。しかし、そこにカルネディア達の事を重ねてみると、もはや、この庭園を美しいという表面的な意味だけでは見られなくなります。カルネディアや亡くなってしまった彼女の姉達は飢えに苦しみました。先程の葬儀の際に遺体を少し調べてみてわかりましたが、カルネディアの姉達が生きていた時の栄養状態は劣悪という他はありません。彼女達が例外なくミイラ化していたのは、【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の内部環境が魔法的に保たれて腐敗を防いでいたからですが、カルネディアの姉達が相当に痩せ細っていた事も関係あるのでしょう。この庭園は環境不変フィールドで、今ある植生は【神位】の魔法や【能力(スキル)】で介入しない限り永久に変更不可能です。つまり、カルネディアや姉達が森から木の実や野草やキノコなどを持ち込んで、この庭園内に移植しても、この庭園の土壌には決して移植された植物株は根付かず栽培は出来ません。なので、この庭園は元からあった草花や、木の葉や実の中で喫食可能なモノや、蜂の巣のような環境不変フィールドを毀損しないモノ以外には食糧を生み出す術がありません。カリュプソが、この庭園を観て感じる……薄気味の悪さ……の正体は、私達がカルネディアや彼女の姉達の身に起きた壮絶な境遇を知り、この美しい庭園が彼女達の飢餓を癒す恵を十分にはもたらしてくれなかった現実を理解しているからです。この庭園は、確かに美しいですが……カルネディアと姉達を全く救わなかった……という振り払い(がた)い現実、つまり死の匂いが漂っているのですよ。私達のような知的生命体は、あらゆるモノに副次的な意味や背景情報を想起します。この庭園が食べる事に苦労していない恵まれた人物の所有する庭なら単純に美しいという評価になりますが、カルネディアや姉達を救わなかったという先入観を持って眺めると、もはや庭園の美しいさは不気味さでしかありません。もちろん、この庭園は【創造主(クリエイター)】が……そう在れ……として創った【初期構造オブジェクト】に過ぎないので、本質的にカルネディアや姉達の不遇は、この庭園が意図して作り出した状況ではありません。また、カルネディアの姉達自身は生前この庭園が好きだったそうですので、この庭園に何か良くないイメージを想起してしまうのは、単なる先入観でしかないのでしょう。複雑な事は考えず美しい庭園は、あるがまま素朴に美しいと観れば良いのかもしれませんけれどね」


「なるほど……」


「それはともかく、【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】は、一応はカルネディアの()()ですから……この庭園には庭師が必要ない……という事情は脇に置いても、誰かの気配があった方が()()()()は多少和らいで好ましいと思います」


「確かに」


 私は【収納(ストレージ)】から【コンシェルジュ】を5体取り出しました。

 この【コンシェルジュ】達は、以前私達が【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】を訪れた際、カルネディアの姉達の遺体を守らせる為に置いて帰った者達です。

 今日、カルネディアの姉達の葬儀が終わり、【コンシェルジュ】達が守るべき遺体の埋葬が済んだので、一旦【収納(ストレージ)】に回収してありました。


「あなた達に【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の管理者の役割を命じます。普段は【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の敷地内を歩き回り、訪問者が居ればお客(ゲスト)として丁寧に応対し、保護を求める者が居ればミネルヴァと相談して保護に努めなさい。それから、緊急を要する場合を除き、なるべく頻繁に音声による会話をして下さい。会話の内容は不自然でなければ、天気の話でも何でも構いません」

 私は【コンシェルジュ】に指示します。


「「「「「畏まりました」」」」」

【コンシェルジュ】達は了解して、早速【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の敷地内の巡回に向かいました。


 あの【コンシェルジュ】達は、カルネディアの姉達の遺体を守る為に配置されていたので、今日まで遺体が安置されていた部屋に警備として張り付いていたのです。

 今後は、誰かの気配を感じさせて【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の庭園などの一種異様な不気味さを緩和する管理者として配備するので、敷地内を巡回させる事にしました。


 ただし、【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の敷地の内外には【スパイ・ドローン】の【キー・ホール】が展開されているので、本来巡回は不要です。

 また、【コンシェルジュ】達の自我はミネルヴァによって統合管制されていて、リアル・タイムで全個体の【コンシェルジュ】の端末情報は、メイン・フレームのミネルヴァによって集約され共有されているので、【コンシェルジュ】同士が会話でコミュニケーションを取る必要もありません。


 しかし、【コンシェルジュ】を【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】に管理者として常駐させる目的に、カルネディアの生家の不気味さを緩和する目的も含まれるので、意図的に()()()()を感じさせる不合理な行動選択を取らせるようにしました。

 人の気配を感じさせる役割は、形状が球体で諜報を目的とする為に光学ステルスや【認識阻害(ジャミング)】で隠蔽されている【キー・ホール】には絶対に出来ませんからね。


 まあ、【老婆達(グライアイ)の森】の【領域守護者(エリア・マスター)】である3個体の【グライア】達が、在地の【ゴルゴーン】の国【ゴルゴネイオン】と敵対していて【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】に誰も近付けない方針を採っていたので、お客(ゲスト)など来ないかもしれませんが……。


「そう言えば、先程の【オープン・レイド・イベント】のクリア報酬として獲得した【激レア確定ガチャ・チケット】なのですが……私も頂いて良かったのでしょうか?実際に戦闘をしたのは、守護竜の皆様でしたのに……」

 カリュプソは戸惑っている様子で訊ねました。


「カリュプソ達は、別にソフィア達が受け取った報酬の中から分け前を貰った訳ではなく、【世界の理(ゲーム・システム)】が機械的に判定してカリュプソ達にも報酬を与えただけです。【世界の理(ゲーム・システム)】がくれた報酬は、誰に遠慮する事もなく貰って構いません。ソフィアに頼んで【ガチャ】を回してもらえば、【激レア確定ガチャ】からでも、ほぼ確定で【神の遺物(アーティファクト)】が出るようですよ」


 ソフィアは、先日グレモリー・グリモワールの【ノーマル・ガチャ・チケット】9枚で代理【ガチャ】を回し、全て【神の遺物(アーティファクト)】を出しています。


 また、オラクルとヴィクトーリアから、ミネルヴァに報告された情報によると、【ラ・スクアドラ・(チーム・)ディ・ソフィア(ソフィア)】が【箱庭(ザ・ブック・オブ・)の書(サンド・ボックス)】の中に強制転移させられ、【ドゥーム】(【ラ・スクアドラ・(チーム・)ディ・ソフィア(ソフィア)】が冒険した【ドゥーム】は【終末(ポスト・)後の(アポカリプティック)世界(・ワールド)】という世界観で、私が環境改変を行いカプタ(ミネルヴァ)が開発した現在の豊かな【ドゥーム】とは様相が異なります)で過ごしていた期間、彼女達は【ドゥーム・マップ】の【サブ・秘跡(クエスト)・オブジェクト】である【ピラミッド】の中に【スポーン】した【交易(トレーディング・)(スポット)】で【ガチャ・チケット】を購入し、同店内に設置してあった【ガチャ】を回したのだとか。

 その際、ソフィアは【ノーマル・ガチャ・チケット】9枚、【レア確定ガチャ・チケット】9枚、【激レア確定ガチャ・チケット】9枚を使って【ガチャ】を回し、こちらも全て【神の遺物(アーティファクト)】を獲得してしまったそうです。


 これは確率論的に、本来なら考えられない事でした。


 何故なら、この世界(ゲーム)の【ガチャ】は……。


【ノーマル・ガチャ・チケット】。

 1%の確率でレア・アイテム(【中位アイテム】)が出現。

 0.1%の確率で激レア・アイテム(【高位アイテム】)が出現。

 0.01%の確率で超激レア・アイテム(【神の遺物(アーティファクト)】が出現。


【レア確定ガチャ・チケット】。

 レア・アイテム(【中位アイテム】)以上が確定し、1%の確率で激レア・アイテム(【高位アイテム】)が出現。

 0.1%の確率で超激レア・アイテム(【神の遺物(アーティファクト)】)が出現。


【激レア確定ガチャ・チケット】。

 激レア(【高位アイテム】)以上が確定。

 1%の確率で超激レア・アイテム(【神の遺物(アーティファクト)】が出現。


【超絶レア確定ガチャ・チケット】。

神の遺物(アーティファクト)】が確定。


 ……という仕様だからです。


 ソフィアは【(ラック)】値がカンストしている上に、【才能(タレント)】で【天運(ウィル・オブ・ヘブン)】を持つ強運でした。

 更に、ソフィアの脳に共生する【知性体】のフロネシスも【神格者】として相応の強運を持っています。


 ソフィアとフロネシスは、【世界の理(ゲーム・システム)】から本質的に1個体として判定されているので、ソフィアとフロネシスの【(ラック)】値は合算されて設定限界値を突き抜けていました。

 フロネシスは、私が異世界転移後に【神竜(ディバイン・ドラゴン)】に対してソフィアと【名付け(ネーミング)】を行った事で生まれた【不規則存在(イレギュラー)】なので、デフォルトの世界(ゲーム)には存在しません。


 そのゲーム設定上本来なら有り得ない豪運により、ソフィアは【超絶レア確定ガチャ・チケット】ではない等級が低い【ガチャ・チケット】を使って、全て【神の遺物(アーティファクト)】を引き当てました。

 おそらくソフィアは、【(ラック)】値の影響が介在するシチュエーションでは、確率論を無視して蓋然性の中で最高の結果を必ず引き当てられるのでしょう。

 まったく、ソフィアはデタラメですよ。


「そうですか。ならば、この私が貰った【ガチャ・チケット】はマイ・ロードにお渡しします」

 カリュプソは【激レア確定ガチャ・チケット】を差し出します。


「何故ですか?それはカリュプソのモノです。カリュプソが使って下さい」


「しかし、私はマイ・ロードの従者ですから……」


「正当な権利を行使しないのは感心しませんね。それともカリュプソは、私が部下のモノを取り上げるような卑劣で悪質な上司だと考えているのですか?」


「滅相もない。私はマイ・ロードの計画の進捗に、この【ガチャ・チケット】が必要だと考えました。マイ・ロードのお役に立つ事が私の喜びですので」


 なるほど。

 カリュプソの意図が理解出来ました。


 現在私は【ダンジョン・コア】や【ダンジョン・ボス・コア】を入手する事に腐心しています。

【ダンジョン・コア】はクイーンが管理する【タナカ・ビレッジ】の隣地にある【イーヴァルディ&サンズ】の造船所(シップ・ヤード)や【ドゥーム】などで建造されている飛空艦隊の各艦に搭載する【コア】として必要でした。

 同じく【ダンジョン・ボス・コア】もデックスやセグレタリアやクイーンの【バック・アップ・コア】に必要です。

 その他の用途にも、高性能な【コア】として高品質の【魔法石】は需要が高く、幾ら在庫があっても困りません。


 しかし、【ダンジョン・コア】などの【魔法石】は、ゲームマスター本部の【無限ストッカー】にもラインナップされていないので、【ダンジョン・コア】も【ダンジョン・ボス・コア】も【遺跡(ダンジョン)】からでしか入手不可能でした。

 また、当然【コア】は高性能である事が望ましいのですが、最大で最高品質の【ダンジョン・コア】は99階層のフル【遺跡(ダンジョン)】からでしか入手出来ません。


【ストーリア】と【七色星(イリディセント)】には、合計80か所の【遺跡(ダンジョン)】があるので、それらを順番に周回すれば時間の問題で必要な【ダンジョン・コア】と【ダンジョン・ボス・コア】は手に入るのですが……。

 ここで問題になるのは、一度攻略した【遺跡(ダンジョン)】は30階層にリセットされ、再び99階層のフル【移籍(ダンジョン)】に成長するには、通常2年以上の時間が経過しないと自然回復しない事です。


 ゲーム時代のユーザー達は、この問題を解決する為に【遺跡(ダンジョン)】の成長を早めるギミックがある【ラピス・マナリス】という宝石状のアイテムを使っていました。

 この【ラピス・マナリス】は、一応【神の遺物(アーティファクト)】に分類されますが、ゲーム時代には運営が大量に供給していたので希少性は皆無で、また【遺跡(ダンジョン)】を成長させる用途にしか使い道がないので、所謂(いわゆる)ゴミ・アイテムと見做されていたのです。


 しかし、地球(外部)とのアクセスが途絶えた現在、運営からの【ラピス・マナリス】供給はストップしていました。


【ラピス・マナリス】は、ゲームマスター本部の【無限ストッカー】でも補給出来ませんし、【遺跡(ダンジョン)】や【スポーン・オブジェクト】などの【宝箱(チェスト)】からも出現(ポップ)しません。

 ゲーム時代にはゴミ・アイテムだった【ラピス・マナリス】は、現在非常に入手困難な希少アイテムに変わっていました。


 なので私は……。


 高性能な飛空船や【魔法装置(マジック・デバイス)】などの【コア】として、高品質の【ダンジョン・コア】や【ダンジョン・ボス・コア】が必要。

 ↓

 99階層のフル【遺跡(ダンジョン)】を周回しなければならない。

 ↓

遺跡(ダンジョン)】の成長促進に【ラピス・マナリス】が大量に必要。

 ↓

【ラピス・マナリス】は現在入手困難。


 ……というジレンマに(さいな)まれているのです。


 しかし、その閉塞状況を打開する方法がありました。


 それは、【ガチャ】から【ラピス・マナリス】を入手する方法。

【ラピス・マナリス】は【ガチャ】、特に【超絶レア確定ガチャ・チケット】の景品として大量に出るのです。


【超絶レア確定ガチャ・ベンダー】を回すと確定で【神の遺物(アーティファクト)】が出ました。

【ラピス・マナリス】は一応【神の遺物(アーティファクト)】です。


 ゲーム時代なら、確定で【神の遺物(アーティファクト)】が出る【超絶レア確定ガチャ】を回すユーザーは、もちろん高性能な【神の遺物(アーティファクト)】の武器や防具やアイテムを期待しているので、【ラピス・マナリス】が出ると落胆し……外れ景品……として忌み嫌われていました。

 しかし、【遺跡(ダンジョン)】を早く成長させたい私にとっては、【ラピス・マナリス】こそが当たり景品。

 むしろ、ゲームマスター本部の【無限ストッカー】から【神の遺物(アーティファクト)】を無限に入手可能な私は、【ガチャ】から【神の遺物(アーティファクト)】が出ても別に嬉しくもありません。


 因みに、【超絶レア確定ガチャ】でなくても、少ない確率で【神の遺物(アーティファクト)】は出ます。


 カリュプソは、【ガチャ・チケット】を私に譲渡して少しでも多くの【ラピス・マナリス】を入手させようと考えているのです。

 上司想いの良い部下ですね。


 確かに、今の私には【ラピス・マナリス】が必要で、それを入手出来る可能性がある【ガチャ・チケット】は喉から手が出る程欲しいモノでした。

 だが、断る。


「カリュプソ、ありがとう。厚意だけは有り難く受け取っておきますよ。もしも、カリュプソが私に【ガチャ・チケット】を譲渡すれば、必然的にゲームマスター本部のメンバーは、全員私に【ガチャ・チケット】を譲渡しなければならない雰囲気になります。私は、一部署の管理職として風通しが良い職場環境を整えたいと考えています。私はゲームマスター本部を、部下達に不必要な気を遣わせたり、同調圧力によって不必要に空気を読まなけばならないような職場にはしたくありません。ですから、カリュプソの【ガチャ・チケット】は、カリュプソ自身の為に使用して下さい」


「畏まりました。マイ・ロードの深いお考えも知らず出過ぎた事を申しました」

 カリュプソは言います。


「気にしないで下さい」


 私とカリュプソは、【誕生の(ナティヴィダス・)(ドムス)】の()()()庭園をブラブラと歩きました。

お読み頂き、ありがとうございます。

もしも宜しければ、いいね、ご感想、ご評価、レビュー、ブックマークをお願い致します。

活動報告、登場人物紹介&設定集もご確認下さると幸いでございます。


・・・


【お願い】

誤字報告をして下さる皆様、いつもありがとうございます。

心より感謝申し上げます。

誤字報告には、訂正箇所以外のご説明ご意見などは書き込まないようお願い致します。

ご意見ご質問などは、ご感想の方にお寄せ下さいませ。

何卒よろしくお願い申し上げます。

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[一言] ちょっと違いますけど、ジブ○のラピュ○みたいに人のいない庭園を苔むしたロボットが小動物に絡まれながら管理してる――みたいなのってなんかいいですよね。
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