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時をあやつりたいム!  作者: 小日向 時
11/11

10、いつメン復活‼

小日向時、今は、学校にいます。


ナオに言われたあの日から、私は家にも帰ったし、学校にも、先生にだけ会いに行ったから。


・・・ただ・・・いつメンとは会ってなかった。

そんな時に、りりかを見つけた。しおんに向かって、私のために言い返してくれてるりりかを。



りりか・・・ごめんね・・・


まさかりりかに見られていたとは、思わなかったけれど・・・ね。




「・・・とき・・・?」

声が聞こえた。聞きなれていた声。


・・・ゆっくりと振り返ると、そこにはひなが立っていて――――――・・・。


「とき・・・!」

いきなりぎゅっ!と抱き着いてきたから、ちょっと息が苦しくなったけど、まあ気にしない。



「・・・ひなっ・・・!」

「もーひなってば、どこ行ったのー・・・って・・・」



のあが現れて、目を丸くした。


「・・・とき・・・だ・・・え、うそ、夢・・・?え、えっ・・・」


「・・・夢じゃないよ、のあ・・・。・・・ひなも、のあも、ごめんね・・・!」


のあもぎゅっ!と、抱き着いた。

「ときぃー・・・会いたかったんだよー!!」

「うん、うん!私もだよ・・・ごめんね」


「ときが謝ることなんて、ないよ。・・・でさ、ひな、そろそろ泣き止んだら?」

「ううぅ・・・ヒック、うわーん良かったぁ!」



・・・と、その時。


「とっきーーーーー!!」


大声が聞こえてきて・・・現れたのは、さらとゆいか、そして・・・りりかだった。


「さら・・・ゆいか・・・りりか・・・!!」

「・・・ごめんなさい。あの時はかっとなって、殴り掛かっちゃったりして・・・!」


「さら・・・いいよ。もういいよ。・・・来てくれてありがとう」


私はさらに抱き着く。


「・・・私もごめんね。あんないつメン、ほんとに嫌で嫌で。つい、あんなこと言って場の雰囲気悪くしちゃったよね・・・」


ゆいかもそういうから、また抱き着いて・・・。



「・・・ごめんなさい!!!!!!!!!!」


りりかがその場に土下座した。


「り、りりか!?」


「本当に、すみませんでした・・・!ときの時計・・・しおんから取り返してきたよ」


さっと、時計が差し出される。


「・・・見てたよ。ありがとう・・・私のために、しおんと戦ってくれたんだよね」


「とき・・・」

私はりりかとも抱き着いた。



いつメン。大好きだよ・・・。




私はみんなと笑って、改めて、そう思いました。



・・・でも、まだ謝る人がいる。





「ついてきてくれる?」


「もちろん」







「ナオ、ごめんなさい!!!!!!!!」


「うわっ、びっくりした!」

ナオは驚いて、でもそのあとにこっと笑った。




「ときなら来てくれると、思ってて。別れるなんて、いやなんでしょー」




「~~~~~~っ!うるっさいなぁ!!」




顔が真っ赤になっちゃいました。///





いつメンも、ナオも、あと・・・夢ちゃんもね。


みんなみんな、私のことを好きでいてくれる。




・・・ありがとう、みんな。


そして、ありがとう・・・いつメン!!

これからも、よろしくね!!

時をあやつりたいム!読んでくれた人、ありがとうございます!

これからも、ときやいつメンのことをよろしくお願いします!

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