10、いつメン復活‼
小日向時、今は、学校にいます。
ナオに言われたあの日から、私は家にも帰ったし、学校にも、先生にだけ会いに行ったから。
・・・ただ・・・いつメンとは会ってなかった。
そんな時に、りりかを見つけた。しおんに向かって、私のために言い返してくれてるりりかを。
りりか・・・ごめんね・・・
まさかりりかに見られていたとは、思わなかったけれど・・・ね。
「・・・とき・・・?」
声が聞こえた。聞きなれていた声。
・・・ゆっくりと振り返ると、そこにはひなが立っていて――――――・・・。
「とき・・・!」
いきなりぎゅっ!と抱き着いてきたから、ちょっと息が苦しくなったけど、まあ気にしない。
「・・・ひなっ・・・!」
「もーひなってば、どこ行ったのー・・・って・・・」
のあが現れて、目を丸くした。
「・・・とき・・・だ・・・え、うそ、夢・・・?え、えっ・・・」
「・・・夢じゃないよ、のあ・・・。・・・ひなも、のあも、ごめんね・・・!」
のあもぎゅっ!と、抱き着いた。
「ときぃー・・・会いたかったんだよー!!」
「うん、うん!私もだよ・・・ごめんね」
「ときが謝ることなんて、ないよ。・・・でさ、ひな、そろそろ泣き止んだら?」
「ううぅ・・・ヒック、うわーん良かったぁ!」
・・・と、その時。
「とっきーーーーー!!」
大声が聞こえてきて・・・現れたのは、さらとゆいか、そして・・・りりかだった。
「さら・・・ゆいか・・・りりか・・・!!」
「・・・ごめんなさい。あの時はかっとなって、殴り掛かっちゃったりして・・・!」
「さら・・・いいよ。もういいよ。・・・来てくれてありがとう」
私はさらに抱き着く。
「・・・私もごめんね。あんないつメン、ほんとに嫌で嫌で。つい、あんなこと言って場の雰囲気悪くしちゃったよね・・・」
ゆいかもそういうから、また抱き着いて・・・。
「・・・ごめんなさい!!!!!!!!!!」
りりかがその場に土下座した。
「り、りりか!?」
「本当に、すみませんでした・・・!ときの時計・・・しおんから取り返してきたよ」
さっと、時計が差し出される。
「・・・見てたよ。ありがとう・・・私のために、しおんと戦ってくれたんだよね」
「とき・・・」
私はりりかとも抱き着いた。
いつメン。大好きだよ・・・。
私はみんなと笑って、改めて、そう思いました。
・・・でも、まだ謝る人がいる。
「ついてきてくれる?」
「もちろん」
「ナオ、ごめんなさい!!!!!!!!」
「うわっ、びっくりした!」
ナオは驚いて、でもそのあとにこっと笑った。
「ときなら来てくれると、思ってて。別れるなんて、いやなんでしょー」
「~~~~~~っ!うるっさいなぁ!!」
顔が真っ赤になっちゃいました。///
いつメンも、ナオも、あと・・・夢ちゃんもね。
みんなみんな、私のことを好きでいてくれる。
・・・ありがとう、みんな。
そして、ありがとう・・・いつメン!!
これからも、よろしくね!!
時をあやつりたいム!読んでくれた人、ありがとうございます!
これからも、ときやいつメンのことをよろしくお願いします!




