観測地域・地点紹介
夏の高温ランキングでよくランクインするアメダス達を紹介!(2019年7月現在)
過去の戦績を参考に紹介してますが、あくまで目安です。気圧配置によっては全くランクインしない可能性もあります。
※現在数が非常に多くなっています。特に初見の方は一気に全部見る必要はありません、用語解説と同じくランキング記事を見ながら気になった地点があれば確認するという感じで大丈夫です。
・【館林】(群馬県) 最高記録40.3℃
群馬県の南東部に位置する北関東四天王の一角、校庭の熱気を利用したグラウンドブーストで非常に遅い時間まで粘ってくる納豆アメダス。
※その昔は、異世界転生主人公もビックリのチート技で暴れまわり、東の絶対王者としてその名を全国に轟かせていた。
暑い日はニュースに引っ張りだこ、あまりの強さにある者は崇め奉り、ある者はズル林と罵詈雑言を浴びせ、まさに館林を中心に世界が回っていたといっても過言ではなかった。
・【多治見】(岐阜県) 最高記録40.9℃
岐阜県南部にある東海のボス。
東暑でも西暑でも戦える万能タイプ、しかし盛夏時からずれた時期は苦手。
なぜか正体不明の建物のそばにアメダスが置かれていて、こちらも旧館林程ではないが不正疑惑の話題がよく上がる。
※基本ステータスは非常に高いが、運の良さだけは壊滅的でしょっちゅう邪魔が入り本来の実力が出せない不幸体質、しかしそれでもめげない鋼の精神と元々のポテンシャルの高さで、現在皆勤賞継続中
正反対の勝負スタイルである熊谷を目の敵にしている。
・【日田】(大分県) 自己記録39.9℃
九州最強の官署で年間猛暑日日数、連続猛暑日日数の記録を持つ猛暑日のスペシャリスト。
安定感抜群で全風向き対応、高レベルでも低レベルでも戦える万能選手、午後からの加速力が持ち味だ。
・【江川崎】(高知県) 自己記録41.0℃
高知県南西部にある2013年突如現れたスーパースター、元日本記録保持者
北西風フェーンで東日本勢を凌駕する高温を出してくる。東暑時は凡退気味だが、西暑時は風向き問わず大暴れしてくる、要注意。
・【勝沼】(山梨県) 自己記録40.5℃
以前は甲府の下位互換のようなアメダスだったが、2012年頃から徐々に頭角を現し始め、2013年に江川崎と共に40℃クラブ入りを果たす。その後も甲府のポイントを上回る年が続いており、超強豪の一角という地位を短期間で確立した出世魚、盆地を活かしたダブルフェーンが得意技。
・【熊谷】(埼玉県) 最高記録41.1℃
埼玉県北部にある由緒正しき気象台、現日本記録保持者、北関東四天王の1つで気象台最強との呼び声が高い
歴代の記録は凄まじいが普段は館林や他の四天王の影に隠れてしまい日順位1位がなかなか取れない事で有名、記録が狙える日以外はわざと手を抜いているという噂もちらほら聞く。
多治見とは犬猿の仲らしい
・【伊勢崎】(群馬県) 最高記録39.8℃
北関東四天王の1つ、官署並みにしっかりと整備された設置環境が特徴で正統派高温アメダスの異名を持つ。西風フェーンを得意とするが南東風が吹くと午後からの粘りが強烈になる特徴を持ち、昼休み時よりも定時頃の方が気温が高いなんて事もしばしば。初夏からお盆辺りまでの期間が一番強く、後述の鳩山とは対照的である。
・【鳩山】(埼玉県) 最高記録39.9℃
北関東四天王の1つ、伊勢崎とは対照的にお盆以降に強いアメダス。
前半はランクインしても中~下位辺りの順位で目立たないが、次第に上位に来るようになり後半一気に出し抜こうとしてくる気の抜けない存在。
しかし近年は8月中旬以降の東日本の猛暑日が減っており、実力半分状態。
・【桐生】(群馬県) 最高記録39.9℃
北関東四天王の1つ、2014年までは北関東勢でも下っ端ポジションだったが、2015年にアメダス設置場所の移転で突如高温を叩きだすようになった期待のアメダス、データが少ないのでその潜在能力は計り知れない。
・【美濃】(岐阜県) 最高記録41.0℃
美濃5人衆の一人で筆頭格、この中では唯一40℃以上の経験がある実力者、多治見の部下・・・のはずだったが2018年は多治見と互角以上の戦いを繰り広げ、あと一歩というところまで追いつめた。北西風が好物
・【美濃加茂】(岐阜県) 最高記録39.7℃
美濃5人衆の1人で美濃の弟(妹)分、気温の出方は兄弟らしく美濃と似たり寄ったりで猛暑のタイミングもほぼ同じだが、午後からの伸びに定評がある
・【岐阜】(岐阜県) 最高記録 39.8℃
美濃5人衆の1人で熊谷や前橋、甲府、京都などと並ぶ高温気象台の一角、周りと比べて標高が低いので気温が下がりにくく、早朝のアドバンテージが高いのが特徴
・【八幡】(岐阜県) 最高記録 39.8℃
美濃5人衆の1人で郡上八幡で有名な岐阜県中央に位置するアメダス、多治見とやや距離があるので主君を差し置いて上位に来ることがある。
・【揖斐川】(岐阜県) 最高記録 39.6℃
美濃5人衆の1人、他の岐阜勢と同じように北西風メインで高温になるが、実は揖斐川が最も力を発揮するのは真逆の南東風、調子の波が激しく時には多治見を凌駕することもあるが、逆に5人衆で一人だけランクイン出来ないなんて日もしばしば
・【金山】(岐阜県) 最高記録 41.0℃
美濃5人衆の1人に見えるが、金山は飛騨地域所属の為、【美濃】5人衆には入れない5人衆もどき。
極値は非常に高いが普段は5人衆より一歩劣る実力でランクイン頻度も低く目立たない。
※その正体は東海を陰で牛耳る裏ボス、普段は大人しいが熊谷よろしく記録が狙える日になると、真の姿を現し大暴れするのだ。
・【豊岡】(兵庫県) 最高記録 39.3℃
言わずと知れた、日本海のエース
日本海側勢の中では1、2を争う強さを誇る。
しかしこの地域の性質上、超高温の戦いはやや苦手であり、北関東や東海の猛者達が相手だと2番手ポジションに納まってしまう。特に2012年は100pを超えたにもかかわらず、日順位1位が一度も取れなかった。
・【久留米】(福岡県) 最高記録 39.5℃
2016年のダークホース兼MVP。九州猛暑では日田と首位争いをし、全国猛暑でも強豪に混じり顔を出すなど大躍進、超高温の戦いは流石に厳しいが昨年までとはランクイン頻度に雲泥の差があり、何か環境面での変化があったのではないかとささやかれている。
・【犬飼】(大分県) 最高記録39.0℃
大分県東部にあるアメダス、鳩山と同じくシーズン前半はあまり目立たず、飼いならされた小犬という感じだがお盆過ぎ辺りから一変、超攻撃的な猛犬へと変貌する。犬飼強し!
午前中の強烈なスタートダッシュが特徴でその圧倒的な昇温力は東日本の強者達にも引けをとらない。
・【京都】(京都府) 最高記録39.8℃
関西随一の強豪官署、安定感抜群でどんな年でも頻繁にランクインしてくるのが特徴、ゆえに東海地域と同じくライバルが多い。超高温の叩き合いはやや苦手であったが近年は克服しつつある。盆地だが最低気温も高め。
・【豊中】(大阪府) 最高記録39.9℃
同じく関西を代表する高温アメダス、寸止めクラブ所属。
東風フェーンが大好物で突出した気温を出すことがある。超高温の戦いも得意。
・【甲府】(山梨県) 最高記録40.7℃
高温官署の1つ、40℃クラブ筆頭。
山間部特有の熱しやすく冷めやすいの王道とも言える気温推移を見せる。
近年は後輩勝沼の躍進によりサポートに回ることが多いが、それでも全国で5本の指に入る気象台であることは間違いない。
・【梁川】(福島県) 最高記録 39.7℃
東北太平洋側最強のアメダス。2015年に畑ブーストで突如暴走、あの館林に喧嘩を吹っ掛け、激しい戦いを繰り広げた。西暑時はほぼ出番なしだが、東暑時は要注意地点である。
・【京田辺】(京都府) 最高記録 39.0℃
2010年9月に幻の39.9℃を記録し一躍有名になったアメダス(ツルが絡まっていたので記録自体は取り消し)、その後も毎年のように先輩の京都と共に頻繁にランクインし、コンスタントに得点を稼いでくる常連アメダスとなった。
・【前橋】(群馬県) 最高記録 40.0℃
高温気象台の一角。近隣の熊谷と比べると安定感に欠けるが、年毎の最高気温の記録では前橋の方が勝率が高く突発的な高温を出す力はこちらのほうが強い。しかしランクイン頻度の関係で四天王程には目立てておらず不遇な立ち位置となっている。
・【佐久間】(静岡県) 最高記録 40.2℃
40℃ホルダーの一角、隣の天竜アメダスとは昔から死闘を繰り広げてきた良きライバルである。
2009年に移転してからやや弱体化したが、それでも年に何回かはランクインしてくるので強豪である事は間違いない。
・【天竜】(静岡県) 最高記録 40.6℃
佐久間と同じく昔から猛暑地帯として有名な古豪。佐久間アメダスとはもちろんだが
和歌山のかつらぎアメダスともいろんな意味で因縁がある。
やはりこちらも移転で弱体化、しかし近年でも39℃台後半を記録しておりまだまだ現役。
・【浜松】(静岡県) 最高記録 39.8℃
おなじみ静岡で有名な官署、こっちは逆に移転で超強化。
2013年に同じ市内の佐久間、天竜と共に39℃台を観測。
近い将来40℃を超えてきてもおかしくないだろう。
・【桑名】(三重県) 最高記録 39.8℃
三重最強のアメダス、尾鷲のような紀伊半島フェーンは使えないが
こちらは岐阜や愛知に近いため強い北西風での猛暑が期待出来る。
実力的には5人衆や静岡西部勢とほぼ同格であり、強豪アメダスの一角である。
・【豊田】(愛知県) 最高記録 39.7℃
現愛知県最強のアメダス。極値は愛西アメダスのほうが高いがランクイン頻度はこちらの方が上。
昔は愛知県で2番手ポジションのアメダスだったが、東海アメダスや鳳来アメダスが移転で衰退したため繰上げで最強の座についた。多治見と一緒にランクインすることが多い。
・【枚方】(大阪府) 最高記録 39.6℃
関西の強豪アメダスの一角、豊中と共に東風で高温になる。
最高記録は高いが京都と同じく伝説の1994年地獄の4日間が上位を占めているため、豊中と比べると超高温の戦いはあまり得意ではない。
・【上里見】(群馬県) 最高記録 40.3℃
群馬県最初の40℃ホルダー、西風フェーン時の早い時間帯に最高気温を出すことが多く、切り込み隊長や着火剤などと呼ばれて暑さの指標にされる。
スタートダッシュ力は全国随一だが、午後には失速してしまうので最終的なランキングには入らないことが多い。
・【佐野】(栃木県) 最高記録 39.2℃
栃木県最強のアメダスで館林一派の一つであるが、四天王達の存在のせいで前座止まりの不遇なアメダス。
ただし近年は四天王を出し抜いたり、館林と競ったりもしているので前座の中ではかなり健闘している方である。
・【古河】(茨城県) 最高記録 39.5℃
館林一派の一角で大子アメダスと双璧をなす茨城の強豪、気温もフェーン時などはかなり高温になり、他の地域では間違いなく主力になれる逸材なのだが、不幸なことに激戦区の北関東内にあるせいで圧倒的な強さを持つ四天王達にはなかなか勝てず、これも前座ポジション
・【大子】(茨城県) 最高記録 39.0℃
同じく茨城の強豪アメダス。
冬場は関東でも随一の寒さになるが、夏は逆に関東でも随一の暑さになる。
上里見と同じく午前中のスタートダッシュが得意。他の北関東勢とは異なる気温変動を起こすため、実際の数値以上の強さを持つ。日によってはあの館林より高温になることも。
・【越谷】(埼玉県) 最高記録 40.4℃
埼玉県最初の40℃ホルダー。昔は間違いなく四天王クラスの実力があったが、移転した現在では上位に来ることは稀。
しかし南側にあるおかげか微妙な気圧配置の差でランクインするテクニカルな面が目立ってきた。
・【佐賀】(佐賀県) 最高記録 39.6℃
牛深と並ぶ九州の高温官署、新生北九州四天王にエントリー中。
東風で高温になるが筑後平野勢は同じ条件で猛暑になるアメダスが多く、ライバルは多い。
・【岱明】(熊本県) 最高記録 38.1℃
熊本3強の一つ、参考記録ながら2009年王者というすごい経歴の持ち主。
自己ベストは九州内で見ても特別高いわけではなく、超高温の戦いは苦手だが、逆に低いレベルの戦いでは無類の強さを発揮する。小出や大子と同じく自己ベストが低いからと言って舐めてかかると痛い目を見るアメダス。
・【菊池】(熊本県) 最高記録 38.8℃
熊本3強の一つで九州四天王(仮)のメンバー候補でもある実力者、東風と北風に強く、熊本県の中では攻撃的なアメダス。
2016年は突出した高温を頻発して本州勢の猛者達とも互角に渡り合った。
・【熊本】(熊本県) 最高記録 38.8℃
熊本3強の一つ、海の岱明、山の菊池、そして町の熊本である。
気温は岱明と菊池を足して2で割ったような感じだが、こちらはヒートアイランド現象が使え夜間も気温が高い。
・【赤江】(宮崎県) 最高記録 38.6℃
2013年猛暑を象徴するアメダス群の一つ、すぐ南に青島という名前が対になっているアメダスがあった。
2013年の記録ばかりが目立つが、2014年以降もコンスタントに点を取っており、宮崎県上位ランクインの重要な戦力となっている。
・【中村】(高知県) 最高記録 39.7℃
江川崎が大頭する前から高知県で高温になる地点として有名なアメダス、北西風フェーンで無類の強さを発揮するが東風でもランクイン可能と器用な一面も見られる。江川崎と仲良しで同時ランクインもしばしば
・【中条】(新潟県) 最高記録 40.8℃
新潟県のエース的存在で、フェーンの達人の異名を持つ。おなじみ日本海フェーンでも頭一つ抜けた高温になりやすいのが特徴。そのため首位奪取率が高く、少ない日数で高得点を稼いでくる曲者。
・【小出】(新潟県) 最高記録 38.6℃
同じく新潟の主力アメダス、夏より冬の大雪の方が有名かも。極値はあまり高くないが気温のレベルが低い日に非常に強く、唯一の猛暑日地点となる事もあるなど省エネ戦法を得意とする。
・【小浜】(福井県) 最高記録 38.7℃
某元大統領と同じ名前の北陸強豪アメダス、豊岡などと共にフェーン時は安定して上位に来る。どうやら雨雲がかかりにくい場所らしく、前線がすぐそばに停滞しててもランクインすることがあり、侮れない。
・【鳥取】(鳥取県) 最高記録 39.1℃
山陰地方を代表する気象台。豊岡と同じく南風フェーンでよくランクインするが東風も苦手じゃない。
同県の青谷、米子アメダス辺りとよく並んで登場することが多い。
・【横手】(秋田県) 最高記録 38.2℃
秋田県最強のアメダス、極値は38.2℃と東北地方の中では高めで37℃台の戦いまでなら関東以西とも渡り合える勝負強さを持つ。東風フェーンが大好物だが北東気流の場合だとあまり気温は上がってくれず台風や日本海低気圧など高温の条件が限られてしまうのが悩みどころ
・【山形】(山形県) 最高記録 40.8℃
2007年まで日本記録を持っていた超古豪気象台、こんな記録が出るなら普段から暑いのかと思いきや、
それ以外の記録は軒並み低く38℃台すら滅多に観測しない。ようするに究極の一発屋で40.8℃は気圧配置、時間帯、風向きが完璧に作用した結果出た奇跡の数値であった。
しかしこの山形の存在で普段高温になりにくい地点でも条件が揃えば超高温を叩き出せるという希望の光となっており、日本記録を70年以上死守し続けた事もあってか、その手の界隈では神格化される域に達している。
・【福島】(福島県) 最高記録 39.1℃
東北最強の気象台、東北最南端の県なので太平洋高気圧が少しでも北偏すれば北関東と同じような高温を出すことが出来るのが強み、しかし北関東と猛暑のタイミングも同じなのでランキング上位に入るのは難しく、決め手に欠けているのが現状。
・【山口】(山口県) 最高記録 38.8℃
中国地方であるが、気象区分に則ってるのか九州とよく連動する地点、ハイレベルな戦いに強く、よく日田や久留米と壮絶な首位争いを繰り広げる。