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全国高温バトル!  作者: 開かずの電車
高温バトル概要
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全国高温バトル! 用語解説

覚えておくとより楽しめる用語の説明をします。

しかし初見でいきなりここを見ても混乱すると思うので、実際のランキング記事を見ながら気になる単語があった時にここを随時確認してもらえれば理解しやすいと思います。



用語説明



:予想気温


解説文の中でよく使われる。そのまんまの意味だが、ここで言う予想気温はすべて【気象庁】が出す気温の事を示している。



:気象台&特別地域気象観測所


各都道府県に最低1つ置かれている気象観測所。2つをまとめて官署と呼ぶことも。

アメダスではないが、観測される気温は気象庁でアメダスと同様に記録、管理される(本来は官署の方がメイン)

アメダスとの主な違いは

・観測機周りの環境がほぼ一定(広い敷地内にあるため)

・観測開始日がアメダスより古い(明治時代から観測している所もある)等


このことから官署が日順位1位を取ったり、最高記録を更新するのはアメダスよりもハードルが高いとされる。


:フェーン現象


水分(湿度)を多く含んだ空気が高い山を登って雨を降らせた後、水分を失って山を下りて来た時に

空気の気温が山を登る前より上昇する現象

この現象の詳しい説明は長くなるのでもっと詳しく知りたい人はググってください。

最大の特徴は、日照状態や時間帯に関係なく高温が出ることで、

真夜中や朝方に猛暑日を観測することも珍しくなく、集計泣かせな現象である。

フェーンが起きる地域は全国にたくさんあるが、特に高い山が近くにあるほど顕著に出やすい。

有名な場所としては北陸などの日本海側の地域。

2000~3000m級の山々がすぐそばに連なり、さらに山が南側にあるため太平洋からの湿った空気が山に向かって吹き込んで来やすくフェーンの特徴が出やすい。

ちなみにフェーンを漢字で書くと【風炎】になる、カッコいい。


:逆転現象


標高差の有利不利が逆転する現象。

通常、標高が高くなるほど気温は低くなるはずだが、なんらかの要因で下層と上層の温度が逆転し標高が上がるほど気温も高い現象が起こる時がある。そのため普段はあまり見かけない珍しい地点がランクインすることが多い。

400~500m程の山間部地点が主だが、場合によっては1000m級の高山地域で発生することもある。春先~夏の初めに多い。



:大陸熱波


大陸にある砂漠地帯やヒマラヤフェーン、インド洋からの暖気などで高温になった空気が気団となって日本海や東シナ海を渡って来る現象。

最も影響を受けやすいのが北海道で、日本海で水分を含んだ気団が北海道の山地などで再びフェーンを起こし大高温をもたらす事がある。




:太平洋高気圧


日本に猛暑を運んでくる定番の高気圧の一つ、文字通り太平洋からやってくる。

ネットでは【サブハイ】と呼ぶことも。東日本の猛暑はたいていこの高気圧の勢力が強い時。

通常は日本列島の南東側から張り出してくるが、年によっては真南や真東から来たりと年によって結構ブレがあり、これによって暑い地域が限定されたりする。

対になるチベット高気圧と比べると海洋由来のため湿度が高く、ムシムシした暑さになる。



:チベット高気圧


同じく日本に猛暑をもたらす定番の高気圧、中国大陸から張り出してくる。

西日本猛暑の要因の一つ、太平洋高気圧との違いは東日本にはあまりかからないことと、

大陸由来のため湿度が低めでカラッとした暑さになること。



:台風


ご存じ自然災害の筆頭とも言える熱帯低気圧の塊、通過する場所では高温とは無縁の地獄絵図と化すが、その周囲では暖気と強力なフェーンをもたらしてくれる猛暑の救世主となる。



:40℃クラブ


40℃以上の極値を持つアメダス達の総称。

現在でも最前線で活躍しているアメダスが多いが、今はまったくランクインして来ない一発屋アメダスもかなりあり、二極化が進んでいる。



:寸止めクラブ


いかがわしいお店の名前・・・ではなく、極値39.9℃で寸止めをくらってしまったアメダスの総称。

該当アメダスは鶴岡、新潟、村上、桐生、鳩山、寄居、茂原、大月、豊中、日田の10地点、40℃クラブよりもランキング常連率が高い。

ここを経由して40℃クラブに入ると強豪になりやすいとの噂がある。

(例)館林、熊谷、甲府、多治見、名古屋等



:北関東四天王


群馬県の館林・伊勢崎・桐生アメダスと埼玉県の熊谷・鳩山アメダスの北関東地域で特に暑いとされている5地点の総称

西暑時はただのかませだが、東暑時はこの5つが上位に来て他を寄せ付けない程の強さになる。

四天王なのに5人いるって?細かいことは気にしない。



:美濃5人衆


北関東四天王と同じような位置づけの岐阜の強豪5地点の総称

美濃・美濃加茂・岐阜・八幡・揖斐川の5地点で構成されている。

こちらも東海猛暑時に多治見にくっついてポイントを稼いで来るが、四天王と違い総合10位以内でのフィニッシュはほとんどない(2018年に美濃、揖斐川が入賞)

互いの実力が均衡してる上に周囲(静岡、愛知、三重、京都)にも同レベルのライバルがいてポイントが分散してしまうのが原因か。



:熊本3強


熊本県の中で特に強い3アメダスの総称。

2009年王者の岱明、九州屈指のパワーファイター菊池、安定感抜群の熊本気象台の3つから成り立つ


:MVP


その年の高温バトルで最も躍進したアメダスに送られる称号。館林・多治見などの常連はこれには該当せず、それまでマイナーもしくは無名だったアメダスに送られることが多い。



これまでのMVP(候補含む)は以下の通り


2010年 京田辺

2011年 小浜

2012年 小出

2013年 江川崎 赤江 (高)佐賀 勝沼※

2014年 茂原※

2015年 桐生 犬飼 梁川※

2016年 久留米

2017年 宮崎 嬉野※

2018年 名古屋


基本的には最終順位でベスト10に入ったアメダスの中から選ばれる。

※が付いてるものは他と比べて以前からそれなりに知名度があったり、好成績を残していて再考の余地があるアメダスに付いている。




:駐車場ブースト


旧館林がよく使っていたチート技。

その効果は【1位になるまで気温が上がり続ける】という理不尽極まりないもので、過去多くのアメダス達がこの技を前に為す術なく撃沈していった。たまに不発する事もあったが発動したら最後、誰も奴を止めることは出来ない。


:グラウンドブースト


現行館林が所持しているスキル、学校グラウンドの熱気を利用して非常に遅い時間まで高温を維持し昇温させる事が出来る。

ただし駐車場ブースト程の爆発力はない



:畑ブースト


福島の梁川アメダスが使ってくる必殺技。

アメダスの西にある乾燥した畑を利用して強力な昇温を生み出す。西風が吹いているという条件があるものの、発動すれば旧館林ですら苦戦する程手強い。



:空港ブースト


奄美諸島の喜界島が使ってくる必殺技。

空港から来る熱気を取り込み本土のアメダスと同等の力を発揮出来る。

北東風が吹いていることが必須条件。



:強しモード


犬飼アメダスがたまに発動してくるフォルムチェンジ。

穏やかな忠犬から攻撃的な猛犬に変貌し日田をも上回る気温を叩き出すことも、ただし燃費が悪く午後には大抵元に戻る。


:タジミンハウス


多治見アメダスのすぐそばにある謎の建物

多治見の気温に何らかの影響をもたらしているとされるが、不明な点が多く実際の効果は分かっていない



:突発昇温


盆地にあるアメダスがよく使ってくるスキル、風向き交代時に起きる無風状態や二重フェーンを使って短時間で気温を急上昇させる事が出来る。

手軽な上にコスパも良いので、多くの盆地アメダス達が愛用している。

使用者筆頭は勝沼アメダス。

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