第二話
遅くなりましたー。
自分、文書くの苦手なんです。。
ゆっくり更新していくので、こんな低レベル文でよければ、今後ともよろしくお願いします
この世界にやって来て5年が経った。
この5年で、この世界の常識や、魔法の使い方等を教わってきた。
どうやら、この世界は大きく分けて国と冒険者ギルドと別れているらしい。
国は土地を貸す代わりに、自分達の国を守ってもらう。反対に、冒険者ギルドは守る代わりに土地を借りるのだ。
お互いに助け合っているのだ。
そして、俺たちは冒険者の中でも最強の魔術師が師なのだ。
「そう考えると、俺たちは結構運が良かったな」
「なに独り言いってんのっ!」
そう言うと、飛鳥の回し蹴りが飛んできた。それを上半身をそらして避ける優。
今は修練の途中なのだ。
「まだまだぁっ!!」
「わきが甘いぞ。ほれ」
続けて放ってきた飛鳥のパンチを右手を当て反らし、左手の平で脇腹を押した。
突然の衝撃に体制を崩す飛鳥。しかし、前の世界と比べ物にならないぐらい身体能力が上がった体なので、バランスを崩しても直ぐに建て直すことができた。
それが命取りだった。そこで吹き飛ばされれば、優に捕まることはなかったのだ。
「また負けたぁ。」
「ま、飛鳥も俺には勝てないさ。」
「なにそれムカつく。」
「だってそうだろ?前からやってた(・・・・・・・)俺ならともかくも、飛鳥は勉強しかしてなかったからな。」
「まぁ、それもそうだけどさぁ。私もここまでやって来たのに、優に攻撃が通らないと萎えるよぅ。」
「そうゆうなって。飛鳥は十分に強くなってる。」
「そお?なら信じよっかな。お風呂いってくるね。」
「おう。いってらっしゃい。」
そういって風呂場に走っていく飛鳥。飛鳥を見送ったあと、近くのベンチにすわった。
「どー見ても5歳児のする会話じゃないわよ。」
丸太に寝転がりながら優たちの修練を見ていたアルンが声をかけてきた。
「確かに。でも、説明したはずだろ?俺たちは本当なら三十路なんだ。そりゃあ大人びて見えるだろーよ。」
「信じてるわよ?この年でこんなにできるなんて。普通の子供じゃできないものね。」
「誉め言葉として受け取っておくよ。」
「そうしておいて。っというか、魔法と格闘術が特級並みの5歳児なんて。どこまで強くなっちゃうのかね?」
確かに。
自分で言うのもあれだが、格闘術は前の世界でトップクラスだった。さらに、身体強化のお陰でこの世界でもトップクラスになったとおもう。まだ他の人を見ていないからわからないが。
魔法の方は、創作者と全適性のお陰で、どんな魔法でもできてしまう。それに加え、魔力強化があるため、魔法の威力が半端じゃないことになっているのだ。
アルンによると、間違いなく世界トップ3に入る強さだと言う。明らかなチートである。
因みに、飛鳥は優よりは劣るが、彼女も世界でもトップクラスの逸材だ。
「でも、まだ私のもとに居なさいね。」
「わかっているさ。元の体なら良かったんだが、今の体だと問題しか起きなそうだもんな。」
「そうよ。子供だからって悪い貴族に利用されるわ?だから、せめてあと5年ね。そうすれば学校にはいれるわ。だからそれまで。」
「ああ。ここにいるよ。」
それを聞いて満足したのか、再び丸太に寝そべりね始めた。
「さて。俺も風呂に入ろうかな。」
アルンから目を離し、風呂の方へ歩いていった。
》》》》
風呂から上がった優たちを待っていたのは、アルンの手料理だった。
「おお。今日もまた豪華だね。」
「見た目も、料理の一部だからね。これぐらいはするよ。」
「で、でも、私の方が上よ!」
「はいはい。わかってるって。私より飛鳥の方が上手だよ。」
実際は飛鳥の方が少し劣っているのだが、飛鳥は自分がうまいと言い張っているのだ。そこを大人なアルンが大人な対応をしてなだめるのだった。
これを見るのも見慣れたものだ。何せ、喋れるようになったときからずっといっているのだ。
いい加減飽きたが。
「それじゃあ、いただきます。」
「「いただきます!」」
いただきますは、優がアルンに教えた。いただきますを言わないと落ち着かないのは、日本人だからだろうか。
それにしてもアルンの手料理はうまいと思う。焼き加減、調味料の分量、食材の味全てがマッチしている。高級レストランに出せるレベルだと思う。
「ところでなんだけど、俺たちの魔力の量っていくつなんだ?」
前々から気になっていたことだ。魔力切れの原理がこの世界にもあるから、MPなるものが存在しているはずだ。しかし、俺たちは一度も魔力を切らしたことはない。だから気になっていたのだ。
「そうね。ならあとで計ってみましょうか。」
「計れるのか?」
「もちろんよ。私を誰だと思ってるの?」
「それもそうか。なら頼むよ」
「まかせんさい!」
妙に威張り尽くすのは、俺たちが自分に頼ってくるのが嬉しいと言うことだろう。分かりやすい性格である。
「ご馳走さま。美味しかったよアルン。」
「お粗末様。褒めの言葉ありがとう。明日も頑張るわ」
その一言をいい、優は食器を片付けるために席を立った。
「おかわりっ!」
隣の子は食べ盛りなのだった。
》》》》
ご飯を食べ終わり、外へ出た三人。空には、前の世界では絶対に見えなかった満天の星空が広がっていた。分かりやすい例えだと、全てが天の川みたいなものだ。この光景は、何度見ても感動する。
「さて、観賞に浸ってもいいけど、そこまでね。」
「そうだな。魔力を計ろう。」
「私も気になってたの。自分はどのくらいの力を持っているのかな?って。」
「魔力を計るってことは、自分の限界を知ることができる。今のままだと、無理して魔力が切れる恐れがあるからね。」
戦ってる途中で魔力が切れ、動けなくなったところを殺られるなんてことは御免だ。
今まで、どんなに魔力を使っても限界に達することはなかったので、道具に頼ってもいいだろう。
「どうやって図るの?」
「それはだな。」
にやっとわらったアルンは手を胸ぐらいの高さに持ってきた。
すると、手のひらが光だし、水晶みたいなものが一瞬で現れた。
「「おお」」
二人は少し驚いた。
「この水晶に手を触れてみな。」
「わかったわ。」
言われた通り飛鳥が水晶に手を乗せた。
「おお。やはりな。」
「ど、とゆこと?」
「いや、これは優もやったらいうわ」
「そうか。なら早めにやるか。」
続けて優も手をのせる。
「ふふ、あはははは!貴方たち本当にすごいわ!」
「どうしたんだよ行きなり。」
「こわい。」
「いやいや、予想通りだっただけよ」
そう言うと、急に真面目な顔になるアルン。
「いい?貴方たちの魔力量は........」