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「ルシアンよ!」と呼んだら乙女ゲームが崩壊しました。〜メリバ転生した大天使は最強騎士で全ルート救済する〜  作者: 久茉莉himari


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2/10

【2】乙女ゲーム攻略会議、開始。〜白鳥学園キャクター図鑑〜

そうして、理事長に転生したイレイナの応接室で、

サポートキャラクターに転生したロクシーによるゲームの説明が始まった。


イレイナは「居心地が悪すぎる!」と、サラッとまじないを使い、

アメリカのセレニス州にある自分の館のような宮殿の一室に、応接室を変えていた。


ロクシーがパソコンを叩き、120インチのテレビに情報を映し出す。


「まず、アンジュちゃんが転生したのは、

月城 凜花りんかちゃんね!


このゲームの学園、有名私立校、白鳥学園の幼稚園から持ち上がり組。


学校一の美少女。

成績も常にトップ。

性格は素直で快活でやさしい、お嬢様タイプ。


ピアノと英語が得意。

両方ともレッスンを受けてるよ!

努力家でもあるんだね。


中学生の時に生徒会が忙しくて、今は帰宅部。

黒髪ロング。セーラー服」


アンジュが「うむ!」と頷くと、ロクシーが続けた。


「でもね、この凜花ちゃんはゲームのプレイヤーの設定なの。

乙女ゲームだからね!


だからプレイヤーが自分の名前を入力する場合もある!

でも、私たちはゲームの内側にいる。


だから、凜花ちゃんでOKよ!


ちなみに白鳥学園は伝統ある一流私立高校だから、

男子は学ランかブレザーか、制服を選べるの。

つまり、プレイヤーが選ぶの!」


イレイナがテレビ画面を見ながら、余裕の笑みを浮かべて言った。


「でも、ここはゲームの内側。

制服は説明書の中のキャクター紹介で固定されているのよね」


ロクシーがパチンとウインクを飛ばす。


「そういうこと!


次は――

最重要人物!


このメリバ確定ルートのヒーロー、つまり攻略対象の

一ノ瀬 遥斗はるとくん!」


ロクシーが一拍置いて、説明を始める。


「通称ハル。


高校からの編入組。

高校1年の時に、同じ編入組の近所の幼馴染、中野翔太くんに凜花ちゃんを紹介されるけど、違うクラス。


軽音部でゲームオタクとして有名。

ギターは自己流で覚えた。


クールなかわいい系イケメン。

敬語キャラ」


アンジュが首を傾げる。


「敬語キャラとは?」


ロクシーが、今度はアンジュにパチンとウインクする。


「ルシアンみたいな喋りだと思えば大丈夫!


ハイ!時間が無いから次行くよー!


次はハルの親友ね!

中野翔太くん!


高校からの編入組。

その時、凜花ちゃんと同じクラスになり、親しくなって、ハルを『俺の親友!』と紹介。


男子バスケ部のホープ。

運動神経抜群。でも勉強は苦手。


黙ってれば爽やかイケメンなのに、中身は愛すべき天然お馬鹿。

いつもテンションMAX!」


アンジュが半歩後ろに控えるルシアンに訊く。


「“テンションMAX”とは何だ?」


ルシアンが恭しく答える。


「そうですね……。

ルチアーノがクラッカーを鳴らしたり、薔薇の花びらを散らす状態では?」


すると、ロクシーの厳しい声が飛んだ。


「ルシアン!

それ、間違ってるから!


中野くんは常識ある高校生の男の子!

この面倒くさいおっさんと同じにしない!」


ルシアンが無表情のまま、ほんの少し青ざめる。


ルチアーノは「面倒くさいおっさんとは俺様ですか!?」と叫び、

ロクシーに鳩尾に肘鉄を食らい、その場で「……あがっ……」と唸ると、うずくまった。


ロクシーはルチアーノを無視して、笑顔でアンジュに向かう。


「アンジュちゃん。

これからは質問は私にして?」


アンジュはにこりと笑い、「分かった!」と答える。


ロクシーが口を開く。


「では次に……可哀想に!

本当に同情しかない――


ルチアーノが転生してしまった、

神谷伊織くん!


凜花ちゃんと同じ、白鳥学園の幼稚園から持ち上がり組。


凜花ちゃんとは幼稚園からの付き合いの幼馴染。


美術部。

国立トップの美大を目指している。


性格は穏やかで一見おっとり。

実は相談されるタイプ。


マイペースな、正に芸術肌のイケメン」


ルチアーノが途端に立ち上がり、スキップし出した。


「わーい♪

俺様は転生してもリリカルな感性の持ち主だ〜❤️」


だが、次の瞬間、ロクシーに足を引っ掛けられ、ズコーッと転ぶ。


ロクシーはそんなルチアーノをまたも無視して、真剣に言った。


「いい、みんな……。


最後に、ハルと並んで最重要人物を紹介するからね……!


ハルと凜花ちゃんの当て馬……!


この子にどう対処するかで、メリバが確定するか決まるから……!」


アンジュ、ルシアン、転がったままのルチアーノの目が、一斉にテレビに釘付けになる。


イレイナはいつの間に、最高級赤ワイン『ロマネ・コンティ』をワイングラスに注いでいる。


「それは――

颯真そうまくん!


高校からの編入組。

神谷くんと同じ最寄り駅。

つまり、神谷くんとは近所の知り合い同士。


中学時代はラグビー部で活躍。

格闘技は小さい頃からやっていて、高校に入ってから本格的に格闘技の道に。


三つの種類の武道の教室に通い、高校生にして中学生以下を纏める程の実力者。


その運動神経から、校内で格闘技の練習をすることを認められているの!


成績も常にトップ10。

超絶イケメン。

学校のスター的存在ね!


性格はやさしく、少し天然系」


そこで一旦言葉を切ると、ロクシーは全員を見渡した。


「だけど――


凜花ちゃんと恋人になってから、

無意識にハルの面影に囚われている凜花ちゃんを、自分一人に向けようとして、闇落ちする!


周囲に気づかれずに、ハルを追い詰める。


結果、ハルが悪者に。


橘くんと別れて、ハルと付き合うようになった凜花ちゃんも信頼しているレベルでね……!」


ルチアーノの喉がゴクリと鳴る。


「いい?


ゲームの始まりは、凜花ちゃんの独白から。


でも、ここで第1の選択肢が出る!


アンジュちゃん、用意は良い?」


アンジュが「おう!」と答えると――


ルシアンが静かに言った。


「ロクシー。

まだ私の役割を聞いていない。


私は誰に転生したのだ?」


ロクシーがフフフと不敵に笑う。


「ルシアンも重要だよ?


なんたって……条件を満たさないと出て来ない、

隠しキャラクターだからね!!」

ここまでお読み下さり、ありがとうございます(^^)

明日も17時更新です☆


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