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後悔日記:1−1  作者: 雷ひよ
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後悔 鈍い恋

謝るんだったー。今更後悔しても遅いけど。オール3の俺を唯一好きになってくれた冬樹ふゆき。一週間前冬樹と別れた。その後はクラスで一度も話すことがない。理由はデートの日に起きた喧嘩だ。俺はデートの日の前、冬樹とお互いプレゼントを渡そうとと計画しており、お互い欲しいものを頼んで、買ってきてもらおうということにした。俺は冬樹の欲しがっていた期間限定のペンギンのキーホルダーを買って持っていった。俺は冬樹に期間限定のひよこのキーホルダーを頼んだ。冬樹は絶対買ってくると言っており、期待と興奮の気持ちで、デートに臨んだ。

「冬樹ー買ってきたぞー」っと俺は言ったが、冬樹は少し浮かない顔をしていた。「冬樹どうかしたか?」と聞いたが、「別に」と、いつもの声で返してくれた。すると冬樹が「プレゼント交換は最後にカフェでしない?」と言ってきた。俺は少し不審に思ったが、「いいよ」と返してデートを続けた。そして、カフェにつき、とうとうプレゼント交換の時間がきた、俺は「せーの」と言って冬樹にペンギンのキーホルダーを差し出したが、冬樹は差し出してこなかった。すると冬樹が「ごめん、灯夜とうや」と言って差し出してきたが、それは頼んだものと違った。それは、期間限定で売っているひよこのキーホルダーではなく、いかにも手作りのようなひよこのキーホルダーだった。俺は期待がすごかったことから、思わず「は?」ときつい声を出してしまった。冬樹は涙目になりながら、「約束破ってごめん、買いに行ったら、売り切れちゃって」と言ったが、発売日の前日に頼んだなにありえないだろと思い、「はぁ、期待して損したは、お前そういう奴だったんだな」と言った。もちろん今思うと、こんな言葉言うんじゃなかったなと、思った。すると冬樹は、数秒うずくまった後、カフェから逃げるように出て行ってしまった。その時、やりすぎたと自覚した。でも、期待して損したのは本当だ。こっちは発売当日に並んで買ってきてあげたのに、売り切れてたとしても、別の所に買いに行けよと、心の中でつぶやいたが、やっぱり自分も悪いと思った。もしかしたら、本当に頑張って買いに行ってたかもしれないし、その分頑張って代わりのもの作ってくれたし、心の奥底で、自分の方が悪いと思い、謝ろうとLINEでごめんとコメントを打ったが、既読にすら鳴らず、嫌われたと思った。あの場で謝れば、あの場であんなこと言わなければ、素直に受け止めていればと後悔した。

冬樹目線もありますので、ご意見ご感想お待ちしております。

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