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朝食食べて予定決め

「朝はしっかり食おうぜ。おごるからさ。だから食え」

「無理やり食べさせるのはどうかと思いますよ」

 お茶とサンドイッチとサラダのセットが運ばれてきた。

 テツアキはサラダから食べ始めていく。

「ったく。テツはもうちょい乗ってくれてもいいんだぜ」

「必要があれば乗りますけどね」

「警戒しすぎだぞ。もうちょいリラックスしようぜ」

「してますよ。ちゃんとした会話は一日ぶりなんで」

 マクガレーンが注文したホットドッグとローストビーフが届く。

「よく食べますね……マクガレーンさんはどんな仕事やってるんです」

「この辺の案内とか調査かな。昨日も山の地質とか調べてたんだぜ」

「食事は静かにお願いしますね。ほかの方の迷惑にもなりますし」

 配膳を終え、空いた皿を片付ける店員さんがマクガレーンさんに釘を刺す。

「はい……」

 マクガレーンは静かにローストビーフから食べ始め、テツアキもそれに倣う。


「昨日とは雰囲気が違いますね」

「第一印象は大事だからな」

 食事を終え、お茶をすするマクガレーン。

「中身も大事だと思いますが」

「そりゃ中身も大事さ」

「どっちが大事なんです?」

「両方。外見も中身もバランスよく鍛えるもんさ」

「そういうもんですか」

「そういうものさ――っと」

 マクガレーンは席を立つ。

 テツアキが振り向くとステファがやってきた。


「おはようございます。テツアキさん。マクガレーンさん」

「おはよう。ステファさん」

「おはようございます。ステファさん。今日もいい天気ですね」

 簡単に挨拶するテツアキと、椅子を動かすマクガレーン。

「お二人はもう食べ終わりました?」

「これからですよ。なんにされます?」

「私はパンケーキのセットを」

「ならオレも同じものを。テツはどうする?」

「……同じもので」

 店員を呼び、パンケーキセットを三つ注文するマクガレーン。

 半ばあきれながら、マクガレーンを見るテツアキ。


「それで今日はどうするんだ?」

 食事を終え、テツアキはステファに問いかける。

「そうですわね……この辺りには疎いもので」

 困り顔で答えるステファ。

「なら、案内しましょうか」

 マクガレーンが提案する。

「お願いできますか。マクガレーンさん」


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