5話 ルイスと再会
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二巻の表紙もとても素敵で嬉しいですね。
そしてコミカライズも9月にスタート決定!
続報をお待ちください!
《空歩》でフレイパーラにやってきた。
やはり王都に比べて、騒がしい街だなと思った。
「懐かしいな」
あの頃となにも変わっていない街並みを見ると、ここでの生活を思い出す。
テンペストに顔を出して、ロイドさん達に元気な姿を見せたいところだが、あまり時間も無い。
街中を早歩きで移動し、やってきたのは冒険者ギルド連盟。
俺が助けを借りたい相手は、ルイスだ。
ルイスなら英傑学園の関係者と何か繋がりがあるのではないかと思うのだ。
いや、間違いなくあるはずだ。
それほどにルイスという男の人脈は幅広い。
冒険者ギルド連盟の中に入ると、受付嬢は大変驚いた。
「も、もしかしてリヴェルさんですか!? 戻って来られていたんですね!」
「一応ですけどね。ルイスさんって今います?」
「はい! いつもの部屋で仕事をしていると思います」
よかった、会うことは出来るようだ。
ここまで来て会えなかったら一日を無駄にするところだった。
「お会いしても?」
「もちろん! 連盟長も喜びます!」
「ありがとうございます」
「……ここだけの話、リヴェルさんがフレイパーラを去ってから連盟長、少し寂しそうだったんですよ」
受付嬢は俺に近づいて、キョロキョロと周りを見てから、こっそりと話した。
ルイスさんが寂しそうにしていた、か。
そんな風にしているところ、全然想像できないな……。
受付嬢から面会を許可された俺は、ルイスのもとへ向かった。
部屋の前で俺は一度、深呼吸をした。
いざ久しぶりに会うってなると、なんだか少し緊張するものだな。
扉をノックする。
「どうぞ」
と、聞こえたので俺は「失礼します」と言って中へ入った。
「……ほう、これは中々面白い来客だな」
「ルイスさん、久しぶりです」
「ああ、2年振りだな。……元気にしてたか?」
そう言うルイスの表情は、2年前に一度も見たことない優しい笑顔だった。
「元気でしたよ。……昨日までは」
「なるほどな、事情は察したよ」
「これだけで……? 早いですね」
「まあな。英傑学園の入学試験は例年よりもかなり早くに行われていたからな。このタイミングで俺に会いに来るってことは、つまりそういうことだろ? 」
「流石ルイスさん、まさしくその通りです」
俺は改めてルイスの凄さを実感した。
「それで、俺に何して欲しくてやってきたんだ? まぁ聞かなくても大体は想像がつくけどな」
「ルイスさんの力で英傑学園の学長と会わせてください。勿論お礼はします」
皆さんの感想を見て、量は多い方が良いけど更新することが何よりも大事なんだなって気付きました。
ありがとうございます。
これからはあまり間隔開けずに更新していきます。
……ネタが尽きない限りは。
しかし、この量だと1話の中で面白さを出すのって中々難しいですね。
現状では2〜3話に1回「面白いな」って思えるポイントを作るのがやっとかもしれません。
ということは、あと3話以内に「この展開面白い」って思う場面は来るはずですね。
作者の蒼乃白兎さんに期待しましょう。




