26話 ルイス=ウィンスレット①
『世界最強の努力家』の1巻発売まであと4日!
発売されてから一週間の売上がめちゃくちゃ今後に影響するので、何卒よろしくお願いいたします……!
そして今日はいつもの半分の量です(泣)。
明日にもう半分を投稿して、明後日にいつも通りの量を投稿したいです……。
頑張ります。
ルイス=ウィンスレットは書斎で、ある報告書に目を通していた。
「リヴェルか。最近よく目にする名だ」
フレイパーラ新人大会の優勝、短期間で異常とも言えるクエスト達成報告の数々。
そして、今回はダンジョンに出現したモンスターハウスをほとんど一人で殲滅している。
ルイスがリヴェルが気にならないはずがなかった。
なにせリヴェルにBランクの地位を授けたのはルイスなのだから。
「やはり、天才という奴は分かりやすく現れてくれる」
ルイスは非常に優秀な男だ。
柔軟な姿勢で物事に取り組み、その本質を見極める。
「既に実力を疑う余地などないが、一度会ってみるのが得策か。話したいこともあるしな」
◇
神様から連絡を受けて、3日が経過した。
特にこれと言って何もなく、クエストをこなしたり、鍛錬に励んだり、《英知》を使って勉強をしたりしていた。
「リヴェル、冒険者ギルド連盟から手紙が届いているぞ」
ギルドに訪れた俺にロイドさんがそう言った。
「手紙?」
一体誰からだろうか。
もしかしてアンナとか? なんて思ったりもしたけど、学園にいるアンナが俺の居場所なんて分かるはずもないので、すぐに候補から外した。
ってなると、誰だろうか?
まぁそんなものは中身を見れば、すぐに分かることだ。
ロイドさんから手紙を受け取り、中身を確認した俺は少し驚いた。
なにせ差出人が冒険者ギルド連盟長のルイス=ウィンスレット卿だったのだから。
《英知》で調べたら出てくる人物だ。
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○ルイス=ウィンスレット
ウィンスレット家の長男。爵位は伯爵。
元宮廷魔術師で、現在は冒険者ギルド連盟長を務めている。
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で、その冒険者ギルド連盟長が俺と面会の連絡を送ってくるとは……一体何事だ?
もしかしてこれが神様の言っていた環境の変化っていう奴なんだろうか。
そんなことを考えながら俺は、冒険者ギルド連盟に向かった。
冒険者ギルド連盟は中央区にある。
ダンジョンから距離はそう遠くないのは、フレイパーラがダンジョンを活用し、発展してきたからなのかもしれない。
冒険者ギルド連盟は赤い煉瓦で建てられた大きな建物だった。
冒険者が頻繁に出入りしている様子は無く、それ以外の関係者の利用が多そうだった。
俺は中に入り、手紙を受付に見せた。
すると、一人の職員がやってきてルイスの部屋まで案内された。
目の前の扉を開ければ、冒険者ギルド連盟長であるルイスがいるらしい。
……少し緊張するな。
俺は軽く深呼吸をして扉を開けるのだった。
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