7月1日14:20 移動開始
ドアを開けるとすぐ地面。「バリアフリー?」車輪取れてる。
開けて思ったけど、歪んで片手で開けなかったら さっそく詰んでた。
飛行機が爆発したらイヤなので、50mくらい離れよう。飛行機が不時着時に作った道が有る。分かり易いのでこの道を使う。道を辿って50m戻る。ここで今後の方針を立てる。
1)プロテクト 自分を守る。
ケガの手当て 飛行機から離れる。雨や虫から自分を守る。
シェルター(寝床)は水場の近くが良いなー。今午後2時ちょっと 晴天なので、周りを調べてからにしよう。
2)レスキュー 助かる手段を考える。
無線機ダメ。 携帯電話ダメ。直接民家までの移動は右肩の状況を考えるとムリっぽい。
飛行機はフライトプラン出してるはず。
基本飛行機から あまり離れずに救助を待とう。
3)ウォーター 水の確保
5Lで2日分は確保。
4)フード 食料
数日分は有る。
慌てて飛行機から離れたけど、水と食料を降ろせるだけ降ろして、ちょっと細工をしよう。
まず背広上を広げて上に石を置く。石は南向きの矢印にする。これから南に有る川に向かう。何故分かるか?圏外でもスマホのGPS生きてる。飛行機から下見てたし。
でザックは木に吊るす。縛る時には右手も参加。結構痛い。
さてゆっくり飛行機に戻る。燃える音や臭いに注意して、、、大丈夫っぽい。
機内に戻る時は死臭に注意。出る時に1回閉めたのでちょっとの間 換気しないと。
吐き気を堪えて水の残り2L3本と食料(お菓子)を降ろす。
同僚の手提げバッグに詰めて飛行機から降りてドアを閉める。野犬等に食われるのも可哀想だしね。
ポテチの袋 5つ全部 開けて中身をレジ袋に移す。今日 明日で全部食べよう。で、必要なのはポテチの空き袋。
裏返すと銀色にコーティングされてる。これをヒモに通してセスナの翼端に付けると、風に吹かれてキラキラ反射するのだ。
これはメッセージだ。「生存者有り。助けて欲しい。」私は自分でゴール(脱出)するのは諦める。
助けて貰うコトを前提にサバイブしていく。
さて同僚の手提げ袋と自分のザックを交換して木に吊す。
野犬 猿 キツネ タヌキ 人間の食べ物を狙う動物は多い。
1)食事する場所と寝る場所を分ける。
2)食器 食料の残りは木に吊す。
3)食事後 洗顔 歯みがき うがいをする。
食事はともかく 川(水場)を見つけるのが最優先。ただし水は余裕をみても2日分以上あるので、ある程度探したら寝床を優先しよう。
さぁ移動開始しよう。
お読み頂きありがとうございました。