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愛犬

作者: 蘭丸
掲載日:2013/05/09

うちの犬が死んだ。



五月八日の朝死んだ。

私の癒し。

好きだった。

可愛かった。


親バカって言われるかもしれないけど、可愛かった。


小学校六年ぐらいに拾ってきた。

ろくに世話をしてなかったし、母親に頼ったところが多い。

でも好きだった。


馬鹿犬だけど帰巣本能強かったし、野良犬だからご飯と散歩にうるさく吠えた。


でも好きだった。

いろいろと我慢させて最後は病気で呆気なく死んだ。


こいつは強いからきっと明日には治ってる。

先生に見せたし、注射してもらったから治る。

そう期待していた。



でもその次の日。

死んだ。

目を開けて死んでいた。

何時ものキラキラとした、きれいな瞳だった。

死んだ目じゃなかった。


だから生きていると思った。



仕事がなかったから家にいた。

考えないように寝てた。



居なくなった今日仕事から帰って来た。

入り口の鍵を開けて


振り向くとそこにあった犬小屋も、主もいなくて何もない寂しい通路になってた。




泣けた。

家に入って入り口で泣いて、


今も止まらない。




好きだった、

恨まれてるかもしれない。

大切にできなかった。


だけど、好きで、癒しで。


側にいるだけで、撫でてやるだけですっきりした。




辛くて泣いて、

抱き締めて、

もう一度見て気付くと笑っていた。



こんなに泣くのは久しぶりだ。



もう一度撫でたかった。

散歩に行きたかった。

ごめんなさい。




ばいばい。クッキー。




君は私の大好きな犬。









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