エピソード7.5 おまけ
<仁美ターン>
家の親は、
困った事に、高校生の娘が酒を飲む事に対して何の抵抗も示さない。
いよいよ2本目の缶入りカクテルを冷蔵庫に漁りに行った時には、
…「俺にはビールを取ってくれぇ」とだけしか言わなかった。
全く、そんなんで良いのか?
しかし、冷えたカクテルはやっぱり美味かった。
…美味しい分、進みも早い。
3本目を空けた頃には、お人形さんみたいな女の子も だんだんと口が軽くなってきた。
直子:「先輩、ちょっと聞いてるんですか?
…あれは88は有りましたね。88! …パイパイです。」
仁美:「これ、結構美味しいねえ、すりつぶした果物が入ってるんだ。」
私は、缶の横の説明書きをチェックする。
直子:「先輩、聞いてます? どうせ私は65しか無いですよ。 身長だって128だし、
ぺったんこだから、あんな風に挟める訳 無いじゃないデスか。」
仁美:「そんなにコンプレックス持つ事無いって、
直ちゃん可愛いんだから、今の体型でしか出来ない事を楽しもうよ。」
直子:「先輩は甘いんです。
…私コレでも15歳なんですよ。 11月で16歳だから、…そうしたらお兄ちゃんと籍を入れるんですけどね。 きゃっ!」
美少女は、そう言いながら、…照れ隠しにか 缶入りカクテルを一気飲みする…
壊れて行くお人形さんを見ているのも、何だか楽しい…
仁美:「あら、11月生れなんだ。 何座なの?」
直子:「蠍座でしゅ。」
仁美:しゅ?
仁美:「私7月、獅子座。 夏休み中だから何かと損なのよね〜。」
直子:「そうじゃなくてぇ、…聞いてましゅ? こらっ、仁美! ちゃんと聞きなさい! 良いですかぁ、15にもなって体型が8歳だと言う事が危機感なんですよ…
…きっと、もうこのまま成長しないんだぁ〜」
虚ろな目の美少女が、布団に突っ伏せる…
仁美:「良いじゃない、直ちゃん可愛いんだから。 …羨ましいよ。」
立ち直って、…空になった自分の缶の代わりに、私のカクテル缶をひったくって…再び一気飲み…
仁美:あっ、…関節キッス…
直子:「しょんなの、慰めにもなってましぇんよぉ。」
仁美:「そんなに可哀想だって言うんならさぁ、一寸触らせてみてよ。」
直子:「良いでひゅけどぉ、」
仁美:チャーンス!
私は、ちっちゃい美少女を膝の上に座らせて、
ふわっと、背中から抱きしめる。
仁美:「ああん、可愛すぎる〜、」
なんだろう?この感じ?
男子の気持ちが 少し分かった気がしたり、しなかったり…
直子:「先輩、一寸、くしゅぐったいでしゅ。」
何時の間にか、勝手に私の手が、美少女の彼方此方を弄っていたり、何時の間にか、勝手に私の鼻が、美少女の襟足をクンクン匂い嗅いでたりする!
私もきっと、酔っぱらってるんだ。
あれれれれ、変だぞぉ…何時の間にかパジャマの中に私の手が忍び込んでいる。
私の中学生の時のパジャマ。
それですらブカブカな華奢な身体…
なんだろう、
愛おしい、
今にも壊れてしまいそう、
護ってあげたい、
違う、…滅茶苦茶に、壊してしまいたい、
直子:「先輩! ちょっと、触り方がエッチでしゅ! ちょっとぉ、変な気分になっちゃうじゃないでしゅかぁ、もう、御仕舞い!」
仁美:「お願い、キスさせて! …ぐううぅ、」
ちっちゃい美少女が枕を思いっきり私の顔に押し付けて…、 押し倒し…、そのまま私の顔の上にお尻を載せる。
…顔、面、騎、乗、…位?
直子:「全くぅ、…もう、いい加減にひて下ひゃい。」
私は、体育会系?的腹筋で、顔面に乗った25kgを跳ね返す。
仁美:「じゃあさ、これやって見ない?」
私はパソコンの蓋を開ける。
…大抵電源は「入れっぱなし」だから、直ぐにウインドウズが復帰する。
小説投稿サイトの、
お気に入りユーザーから、
仁美:「これ、」
直子:「なんでひゅか? これ??
…匂いフェチ?…親並み相談室? エロいサイトですか? うっぷ!」
美少女は、どんなに酒で潰れてても美少女なんだ。
私は、コノ子のゲロなら、飲める気がして来た…、
仁美:「お悩み相談室。
…ここに相談事を書き込めば、小説の主人公達がお悩みの解決方法を書いてくれるって訳、」
直子:「フーン、
…先輩は、オタクなんでしゅね。…その前に、馬鹿なんでひゅね。 小説の主人公が考える訳無ひじゃないですか、作者が考えるんでひゅよぉ。」
主に「し」の発音が怪しくなって来ているらしい。
仁美:「そうとは限らないわよ。 小説って、書いてる内に勝手に登場人物達が喋り出すのよ。 作者の意図とは関係なく喋り出して、それを作者に書かせるの!」
直子:「フーン、
…先輩は、小説に詳ひいんでうね。…その前に、頭おかひいんでひゅね。 良いでひゅかぁ、小説の主人公って言うのは本当は実在ひないんでふよ。 だから全部作者のヒトの頭の中の事なんでひゅ。 うっぷ、」
もともとブカブカのパジャマが乱れて、ああ、今にも見えちゃいそう!
写メ撮っても良いよね、良いよね!
…撮っちゃった!
直子:「あっ、
…これって、幻覚と同じでふね、」
仁美:「そうなの?」
直子:「ひゅまり、作者様は 何かと交信ひてそれを書ひてるって言う訳ですね。」
仁美:「そう? なの?」
直子:「分かりましゅた、やってみまひょう。」
仁美:「よし、ヤロウヤロウ!」
もう一枚、写メ! …私の宝物にしよう。
直子:「先輩、もう一本飲んでも良いでひゅか?」
仁美:「おう! いっちゃえいっちゃえ、」
直子:「これ、さっひのと違う…モッコリ?」
仁美:「マッコリ。 韓流のお酒よ、何だか優しい感じのお酒。」
直子:「仁美ぃ、だからぁお酒は駄目だって言ったでひょう。」
仁美:「ほら、直ちゃんしっかりして、目が据わってるよ。」
仁美:「ここに、「胸が大きくなるにはどうしたら良いですか。」って書き込めば…。」
直子:「ヒャラップ!」
直子:「コレは私の個性です。
…胸なんか、大きくならなくたって…小さくったって…、お兄ちゃんは許ひてふれるもん…」
あちゃあ、泣き出しちゃったよ、
と、思ったら一瞬で立ち直ってノートパソコンに何やら書き込んで行く。
直子:「しょれより、…「巨乳を抹殺するにはどうすれば良いですか…。」」
直子:「処で…ひとみは何カップ。」
仁美:「一応、Cかな、…最近ちょっとキツい。」
直子:「Cカップ以上の女に苦しみを与えるにはどうすれば良いですか…。」
仁美:「ちょっと、駄目、却下。 主旨が変わってるよ。」
直子がパソコンをひったくる。
直子:「駄目でひゅ、所詮 先輩は敵なんでふ。」
投稿者:朝比奈直子(匿名希望)
うちの兄は高校3年生なのですが、バイト先のクラスメイトと不純異性交遊していて、毎晩遅くまで帰ってきません。 どうやら二人で如何わしい行為をしている様でとても心配です。 なんとか二人を別れさせる方法は無いでしょうか。
直子:「送信!」
仁美:「ああ、そう言う事書く?
…いいわよ、私も書くから…」
投稿者:森口仁美(匿名希望)
私のクラスメイトに妹の事が大好きな男子がいます。 兄妹で仲がいいのは良いのですが、校内で抱き合ったり、キスしたり、時には一緒の布団で寝たりする事も有るらしく、少し度が過ぎると思います。 何とか二人を正常な兄妹に戻す事は出来ないでしょうか。
仁美:「送信!」
直子:「無駄でひゅね、
…誰になんと言われ様が、私はお兄ちゃんとの関係を諦める気は無いでひゅから。」
仁美:「ふーん、
…じゃあ、良いじゃん。 Eカップの魔物なんて、どうでも。」
直子:「ほうでしゅ。 仮令お兄ちゃんがデカパイが好きになっても、私は死ぬ迄お兄ちゃんの奴隷で居続ける覚悟でちゅからぁ!」
仁美:「じゃあさ、私が直人にちょっかい出しても全然気にならないよね。」
直子:「駄目に決まってるじゃないでふか。
…私は勝てる相手には容赦ひないです。」
仁美:「ケチ〜
…じゃあさ、直子ちゃんとイチャイチャするのは良いよね。」
直子:「駄目でしゅ。
…私の全てはお兄ちゃんだけのモノでしゅ。 お兄ちゃん以外の誰かに穢されりゅなんて、有り得ません。」
仁美:「ちょっとずるく無い?
…直人も直子ちゃんもどっちも駄目とか言ったラサ、私可哀想じゃない?」
直子:「お兄ちゃん以外の彼氏を作ってくだはい。」
仁美:「だって、私の事相手にしてくれるの直人くらいなんだもん。」
直子:「先輩美人なんでひゅから、その暑苦ひい性格しゃえ どうにかしゅれば、きっとモテまひゅって!」
仁美:「私暑苦しいのかなぁ?」
直子:「ベタベタしゅすぎ、 ひつこしゅぎ!」
仁美:「だって、寂しいんだもん。」
仁美:「ねえ、直ちゃ〜ん エッチしようよぉ、」
直子:「ひません、貴方馬鹿でひゅか? 死ぬんでしゅか?」
仁美:「チョットだけ、最初の方だけ、 …ねえ、お願い〜」
直子:「頭腐ってんでしゅか? 早く寝なちゃい。」
以下、エンドレス……
ご愛嬌…




