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バレた

・・・・・・・え?今この人何て言った?


好き?私の事が?


いやいやいやいやいやいや・・・頭イカれちゃったんじゃないの?


何でこんな美形さんが私の事好きになるの?!


や・・・でも今この人確かに・・・


憂「し、辰牙?今橆乃ちゃんに・・・」


あ、憂斗聞こえてたんだ・・・・


凄い顔引き攣ってるし・・・・


当たり前だよね~・・・こんなブスに告白とか


辰「んだよ文句あっか?」


辰牙はそう言うと軽く殺気を出し憂斗を睨んだ


憂「いや・・だってお前冷華は?」


何でそこで冷華が出てくんのよ・・・


冷華関係なくない?一人で悶々と考えていると


辰牙が憂斗の質問を軽く鼻で笑った


辰「だってコイツが冷華だぜ?」


・・・・・時が止まった気がした・・・


何で私の正体がバレたの?


何処でミスを犯した?




・・・何で私が冷華だと分かった瞬間態度をコロッと変えたの?・・・・



不安で仕方なかった、コイツ等もあいつ等と同じなのかなって・・・・


所詮口だけのあいつ等と同じなのかなって・・・・


コワイ・・・ウラギラレルノガ・・・コワイ・・・・


ダレカ・・・・ワタシヲ・・・タスケテ・・・・・・・・


橆「嫌・・・イヤ・・・いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


凍「橆乃!!!しっかりしろ!」


私が叫んだ瞬間凍也が私を自分の方へ引き寄せて


抱きしめた


状況が分かっていない憂斗と辰牙は私と凍也の姿を呆然と見ている


橆「いやいやいやいや・・・イヤァァァァ!!!と、凍・・也ぁ・・」


凍「大丈夫だ・・・大丈夫だから・・・」


凍也が優しく私の背中を擦ってくれる


そして一定のリズムで背中をポンポン叩かれていると眠気が襲ってきた


橆「凍・・・也・・・・いなく・・・ならない・・で・・」


凍「大丈夫、ココにいる・・・」


凍也がそう言うと安心した私は意識を手放した


~橆乃が眠った後~


憂「橆乃ちゃんどうしたの?」


凍「・・・・俺が話す事じゃありません、橆乃がいずれ話す時が来ると思うので

  それまで待ってやって下さい・・・

  それと・・・橆乃は〃仲間〃、〃裏切る〃、とかのワードには敏感なんで

  あんまり言わないでください・・・お願いします・・・」


憂斗と辰牙はあまり納得していなかったが


聞いてはイケない空気だった為聞かなかった


そして、変わったことが一つ。


辰(・・・・・冷華の過去には何があるんだ?知りたい・・・・冷華だけじゃなく


  橆乃自身の事もよく知りたい・・・・いずれ・・・アイツは話してくれるか?)


辰牙の心境に一つの変化が訪れた・・・


冷華だけじゃなく〃橆乃〃自身を見ようとし始めた










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