表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/12

鶯蘭

キキィーーーーーーーーーーーー!!!!!


バイクの急ブレーキの音がやけに大きく聞こえた


私たちはどうなったんだろう?


相手は?


死んだ?


目を瞑ったままそんな事を考えていた


凍「あ・・き!あね・・!!姉貴!!!」


橆「・・・・・・凍・・・也?」


凍「やっと起きた・・・」


橆「凍也大丈夫なの?相手は?」


凍「俺ら別に平気だし相手もなんもねぇーよ」


橆「良かった・・・」


凍也に何かあったら私どうにかなっちゃう・・・


凍也だけは・・・凍也だけは私の前から居なくなっちゃダメなの・・・!!!


もう・・・あんな思いをするのは嫌・・・・


凍「橆乃・・・大丈夫か・・・」


橆「ん・・平気・・・っで此処何処?」


凍「あぁ此処は・・・」


?「あ、目覚めた?」


突然開けられたドアからひょっこり


見知らぬ優しそうな男が顔を出した


反応に困った私はとにかく・・・


橆「・・・・・・・誰」


聞いてみた


凍「馬鹿。俺たちが迷惑掛けた相手」


・・・・・まさかのまさかでさっきのバイクの方々ですか・・・


予想外デス・・・・


?「大丈夫?ゴメンねうちの下っ端が・・・」


ん?ちょっと待て・・・今「うちの下っ端が」って・・・


何?!


どういうこと!?


この人顔に似合わずヤーさん?!


凍「・・・・橆乃まさかこの人たちの事知らねぇのか・・・」


知らないわよ、知るわけないでしょ初対面なのに


顔でそう言うと凍也に呆れた顔で見られた


?「アハハハハ!!!僕らの事知らない女の子初めて見たかも!」


何コイツ・・・全世界の人が自分の事知ってるみたいな口ぶり・・・


自意識過剰か?コイツ・・・


凍「ハァ・・・馬鹿。この人たちの事知らねぇ女なんてたぶんお前だけだぞ」


だから何で皆こいつ等の事知ってんのよ!


有名人かお前は!!!


しかも「たち」って何?!まだ他にこんな人がいるの!?


メンドクセェ・・・・


憂「フフ・・僕の名前は園田憂斗ソノダーユウト鶯蘭オウランの副総長だよ宜しくね」


・・・ハイ?鶯蘭?鶯蘭ってあの鶯蘭?


しかも副総長?


・・・・・フッ・・・


橆「えぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!?」 


憂「フフフ・・・・」


橆「鶯蘭って何?」


ガクッ!!!


ん?何で皆ズッコケたの?


凍「な、橆乃・・・お前鶯蘭知らないのか・・・」


憂「な、橆乃ちゃん?」


何で皆そんな驚いているの・・・


何か・・・・滑稽な姿ね・・・


凍「そんな呆れたような瞳で見るな・・・」


だって滑稽なんですもの・・・・


憂「と、とにかく鶯蘭の説明するね・・」


ガチャッ


?「憂斗・・・」


憂「あぁ・・・辰牙・・・」


新しい奴が入ってきたな・・・


何か・・・・凄い威圧感・・・・


鋭い目に恐ろしいほど綺麗な顔・・・・


周りの人を寄せ付けないオーラ・・・・・


別世界の人間だ・・・


憂「紹介するね。鶯蘭総長の神田辰牙カンダーシンガだよ」


・・・・・これが私と辰牙との出会い・・・



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ