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英雄は死んだ...  作者: エクレア
1/1

1: 誕生

初めて作品を書かせていただきます。

つたない所も多いとは思いますが、優しく見守っていただけると幸いです。

世界は英雄を求めた...

一振りで敵を一掃する者を...

世界は英雄を求めた...

一人の飢餓や死人を出さず民を守る者を...

世界は英雄を求めた...

国境を越えすべての人間の為に祈り続ける者を...

世界は英雄を求めた...

愚王の圧政から国を救う者を...



『お前は何者だ、そして何を成し遂げる。世界の為にその命尽き果てるまで戦うか、あるいは誰か大切な人の為に生き続けるか。さあ、見せて見ろ、お前の運命を。』


突然謎の声が聞こえた。目を開けてみたが、そこには何もなかった。ここはどこだ?俺は誰だ?そんな事を考えていると、突然光に包まれた。


「おお」「この方が」「意外と若いな」「これで世界は救われる」


どうやら、光に包まれた後は歓声に包まれたらしい。髭を生やし祭服に身を包んだ男が俺に話かけてきた。


「勇者様はこのカズラめが、勇者召喚の儀を執り行い、このマヌカ王国に勝手ながら召喚させていただきました。この世界は現在、魔王の手による未曽有の大危機に瀕しております。どうかこの世界をお救いいただけませんでしょうか。」


この司祭様はどうやら俺を勇者だと本気で思っているらしい。世界を救って欲しい?なにを言っているんだ?俺は自分自身が誰かも分からないんだぞ。マヌカ王国?それに魔王?一体何を言っているんだ?


「すみません、俺は勇者じゃないかもしれません。自分の名前も年も分からないのです。」


そういうとカズラは自分の髭を少し触り


「では、勇者様この手鏡をご覧ください。」


と手鏡を俺の方に向けた。手鏡を見るとそこには俺ではなく文字が書かれていた。



名前 ■■■

年齢 ■■  性別 男

職業 勇者  スキル 勇敢な精神 ■■ 

状態 忘却



「この手鏡は写した者の真実を映し、正体を明らかにすると言われております。」


どうやら俺は本当に勇者らしい。所々伏字になっているし、良く分からない事も書かれている。


「カズラ司祭、ここに書かれている状態忘却っていうのはなんですか?」


カズラは少し不思議そうな顔をして


「申し訳ありません、勇者様。どの件についてお話しているのか分かりません。忘却とは何でしょうか?」


この状態忘却というのは俺にしか見えないようだ。


「勇者様、早速で恐縮ですが、私どもの王にお会いいただけませんでしょうか。」


カズラ司祭はどうやら王様に俺を会わせたいようだ。


「それは別に構わないですが、俺は礼儀作法をよく知りません。それでも良いでしょうか?」


まぁ、礼儀作法どころか自分の名前も分からないが。


「構いません。国王様は寛大な御方であり、勇者様の礼儀作法については見逃していただけることかと存じます。加えて、あなた様はこの世界を救うお方でございます。それゆえ、こちらこそ敬意を表すべき者でございます。」


そして、俺はカズラ司祭の後を付いて行った。


「到着しました。こちらが玉座の間となります。国王陛下、勇者様をお連れしました。」


そこにあったのは豪華絢爛なとても大きな扉だった。

その扉をカズラ司祭の一声で開いた。


「ではこちらへ」

カズラ司祭に言われ、玉座の間に入った俺が見にしたのは、玉座に足を上げて座っている子どもだった。だが、子どもにして威厳があり、まさに一刻の王様として感じるくらいの存在感を感じた。


「よく来たな、ドライよ。いや、今は勇者だったかな?」


一瞬、誰の事を言っているのか分からなかったが、どうやら俺の事らしい。何故この王様が俺の名前を知っているのか分からない。一度会った事がある?だめだ、思い出せない。


「えーと、ドライというのは俺ですか?というより、なぜあなたがは俺の事を知っている?」


すると王様はニヤリと笑って、玉座から立ち上がった。


「知っているとも、少なくともオレ様はな!まぁ良い、いずれ知る事になるだろう。自分が何者かで何を成し遂げるかを。」


やはり、この王様は俺が何者かを知ってるらしい。もう一度思い出してみる... だめだ、何一つとして思い出せない。


「そういえば、まだ名乗っていなかったな。オレはマヌカ王国第17代目国王マグ・スターである。オレの名を聞いて、なにか思い出したか?お前よ。」


「… … だめです、何も思い出せません。俺はいったい何者なんですか?」


俺の言葉に対してマグ王は悲しそうに


「無理もない。あれは…。お前が勇者になる前、■■だった頃。お前は■■■に■■■■。その時■■■は、お前から■■と■■を■■■。■■■は、今■■■として■■■■■。」


なんなんだ?マグ王の話が所々聞き取れなかった?まるで何かが邪魔しているかのように思えた。


「なるほど、驚いた、■■■め、ここまで徹底しているとは。」

と言いながら、マグ王は再び玉座に座った。


「王様よ、今の俺は誰からの影響で自分を忘れてしまっているのという事でしょうか?そして、俺のこの現状を解決する方法はあるんですか?」


今の俺は、過去の俺が何者で、俺の身に何があったのか単純に知りたかった。どうやら過去の俺の事をマグ王は知っているし、俺の身に何があったのかも全部知っている。なら、この人だったら俺のこの現状の解決策を知っているかもしれない。そう思い、マグ王に問いかけた。


「そうだ。そして、お前が何者かそれを思い出す方法ならある。それは、勇者としてこの世界を救う事だな。」


「うっ」

この時、俺は頭をハンマーで叩かれたような激しい痛みに襲われた。


「あーそういえば、お前名前が無かったな。んーそうだな、ネイと名乗れ。」


「うっ」

まただ、また頭が痛い。まるで過去にも同じ経験をした?...

ダメだ思い出せない。仕方ない、マグ王の言う通り勇者として世界を救うしかない。


「分かりました。王様、このネイ。勇者としてこの世界を救ってみせます。」


そうして、ここから俺が何者かを思い出す旅が始まった...


ここまで読んでいただきありがとうございます。

がんばって続きを書いていくので、もしよろしければ応援よろしくお願いします。


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