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回復士の勇者との旅。レベルアップ  作者: アシナガテミジカイ
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タイトル無し

僕は戦士。若干14歳にして勇者との旅の同行が許された幸せ者だ。旅の同行が許されるのは、才能のある者だけ。決まったときは村中でお祝いされた!だけど肝心の勇者は13歳、職業は回復士らしい。村の皆はそれを聞いただけで「ついていくのはやめろ」と言われてしまったんだ!実は勇者は世界に1000人以上いると言われていて、剣士の勇者、賢者の勇者、中には神のご加護を持ち、職業は大竜騎士というとんでもない勇者がいたらしい!だからこそ回復士の勇者についていくなと言ってくれた。だけど僕はついていくことに決めた!勇者が僕を選んでくれたのに、僕が勇者を選ぶなんて失礼だもんね!それに不満もなかったし。


早朝五時。朝早くに村を出て、僕は勇者と手紙で話していた待ち合わせ場所、キシャルの森へと向かった。....村を出てどのくらい経ったのだろう。もう日が登ってしまっている。小鳥がさえずり、虫が鳴いている....そんなことを考えていたらキシャルの森についた。小一時間ずっと下を向きながら歩いていたからか、首が痛い。木陰にうずくまってた時「君が戦士のアレス?」穏やかな甘い声が僕の耳元に入る。前を向くと可憐な少女が立っていた。最初に君を見た姿を、僕は一生忘れない。そう思うような美しさだった。「...」「違った?」「いや!僕がアレスずぁ」噛んだ。「いひひ......ごめん!私は回復士の勇者、アストヒク・ラピスです!」「うん。よろしく、ラピス。」


二人で冒険者ギルドのある街に行く間、家族の事、友人の事、普段の生活について話した。「ええ!ラピスって元々貴族だったのか!」「あはは...私の父様は、職業が星使い、名前の通り星の力を使う珍しい職業で、力が強力だったから貴族になる事を許されたらしくてさ、回復士に私が選ばれた時、絶縁だ!って協会内で言ったんだよ!?酷いよね〜」「うげぇ酷すぎ...」「あ!見えてきた見えてきた!!」小山を登りきった先にはレンガで建てられた立派な塀に囲まれている街が目に写った。


「でっっっか....」「アレスってこの街を見るの初めて?冒険者ギルドの隣の求人掲示板でアレスを見つけたんだよ。」(村に聖騎士が来たとき才能あるからって言われて載せてもらえたんだっけ)「聖騎士が載せてくれたんだ!」「知ってるよ、有名な人に推薦されたら名前書かれるんだから!」「あのおじさん有名だったんだ..」[ベシッ]おでこにデコピンをお見舞いされた「なにすんだよ!」「あの聖騎士は王国部隊の方で有名な方だよ!おじさん呼びは失礼!」「別にいいだろ!なんでそんな事知ってんだよ!」「...貴族の時教わっていたから」「...ごめん」


ギスギスした空気の中、僕らは門をくぐった。「..でかい街だね!」「私は何回も通ってるからそんな事知ってるよ。」「そう..だね」話が続かない。本当に。


冒険者ギルドについた。やっとだ...。 チリンチリン..ドアにつけられたベルがなる。「あら、ラピスちゃんじゃない!毎度どうもねぇ!今日はどうしたのかしら?後ろの男の子は...お仲間さん?」「あ、はい。僕の名前は「はい。パーティの登録に来ました。ハルエネさん」「あらやだわぁ!遂にお仲間できたのね!ここ一年仲間探し苦労してたもんねぇ」「ちょっとハルエネさん..」「...」「.....ラピスちゃん。旅先何度も喧嘩するときあるかもだけどね、こんな初めから喧嘩しちゃだめよ!可愛い顔が台無しじゃない!ニコってしなさいよ!ほら君も!」ラピスのほっぺをいじくりながら僕に目線を向ける。「は、はい!」「アリスちゃん」「は、はい!」「言いたい事、あるんじゃないの?」「...アレス、意地を張っちゃってごめん」床を見ながらラピスが言った。「僕も悪かったよ...ごめんなさい」「....いいわねぇ」「「え?」」声があう。「こっちの話よ〜。あ、パーティ証明書に名前と、..パーティ名を書いてちょうだい!」


パーティ名...「アルティメットドラゴン...どう」「...他の名前にしよっか...くふ...」笑われた気がする「パーティ名教えてくださいって言われたときそう答えるの〜?ダサいわよ!」どこまで言わなくても良くないか...?「冒険家って名前は?!」「残念!ついさっきその名前にしたパーティがいたわよ」(ぬわぁ...)「ブラックルビー!!ブラックルビー!!」「その心は?小僧」「...カッコいいから」「ま、いいんじゃないかしら...聞いてるこっちも恥ずかしいけど...」ハルエネさんが勝手に書いてる...見てるうちに恥ずかしくなってきた...「はい!完成〜上に出しとくからね!わかったかい?」「はい.....」顔から両手が離れない..周りの視線が痛い...「わ、私はいい名前だと思うよ」ありがたい....


ギルド内の雰囲気も元に戻ってきたときドアを勢いよく開けて誰かが入ってきた。「ちょっと!ドアが壊れたらどうするのよ」「オークの群れだ!50匹はいる...!俺のパーティは全滅だ..誰か、助けてくれ!」

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