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戦いの風について、何かちょっと語る いまさらアトラーナ国を説明する

いまさらながら、自分の頭の中でもボンヤリしてるアトラーナの国についてはっきりさせよう。

なんでボンヤリしてるかは、話が長すぎて、相違が出てるのに気がつき始めたからだ。

これだけ長い話なのに、設定は自分の脳内完結で、特に設定帳とか作っていない。

なので、有り様をここではっきりさせるとしよう。


まず、アトラーナがあるのは、私たちの世界の裏側だ。

時間の流れが同じかはわからない。

行き来出来るのは一部の空間移動出来る魔導師、そして神である精霊王だ。


それぞれの空間で違うのは、アトラーナのある世界は精霊がいるが、こちらの世界はいない。

だから、こちらの世界で魔導を使う場合は精霊の力を借りることが出来ない。

また、精霊を連れてくる事はできるが、なぜか闇落ちしやすい。

精霊王はどちらの世界も総べる神なので、闇落ちはしない。


アトラーナは、元々トランと一つの国だった。

かなり昔に分裂している。

分裂と合併を繰り返すのは、戦国の世の話だ。

ヴァルケンの時代は、戦に明け暮れて血生臭い世の中だった。

剣のほこらのあった崖は、罪人の処刑場であり、そして地下道探索の罪人の墓場は、落ちてきた罪人を埋める場所だった。


領地を増やし、取られては取り戻す。

ヴァルケンは王であり火の巫子だったが、自ら剣をもって戦いに出た王様だ。

そうやって押し合いへし合いしながら、戦いは次第に収まり、婚姻で互いに譲歩し合い、今に落ち着く。

レナントは山を隔てたトランに何度も攻め込まれては打ち返した歴史があるので、領主の格は王城に近い尊厳がある。


そう言うわけで、アトラーナ自体の国は小国と言ってもいい。

聖地だけ守り抜いてほとんどトランに取られた弱小国だった。

トランは独立後に領地を増やして大国の域に入っている。

アトラーナは聖地を看板に、精霊国という名目を打ち立てた国だ。

それで国を守ることにした。

周囲の国も、神の国に攻めることを躊躇する。

だからこそ、精霊を祀る神殿は国民に大切にされてきた。


戦いの風では、それの火の神殿が、権威持ちすぎて王家に出る杭は打たれるで完全消去された話が表に出た話。

今の世の、地の神殿の王家を立てた在り方で、丁度いいって感じだ。

だから、今の王家の牽制を続ける為に、火の神殿再興は絶対に許せなかった。



さて、アトラーナの地理的状況に入る。

アトラーナ自体は3地方に分かれる。

・ルラン 王都、村や町が点在、主に商業の町。

・ベスレム 王の三男ラグンベルクが養子になっていった分家が領主、主にシビルの放牧、織物、絨毯が有名。

・レナント いさかいの多いトランとの国境の町。王家の分家、ガルシアが領主。交易が活発。話には出てこないが、窯業が活発。


レナントの窯業は、初期から設定にあったんだが、話に出てくることは無かった。

だけど火を使う職業が多いからなのか、火の神殿作るなら是非レナントに作れと、ガルシアは乗り気だ。

まあ、権威のある神殿が目の前だと、トランに攻められたとき盾にもなると思ったのかもしれない。

過去、取り潰されたときは、ベスレムの近くの火の山だった。

ここは温泉で有名で、金持ちは別荘持ってる別荘地。

まあ、神域決めるのは神なので、どうなるかは神次第。


そのアトラーナの周囲は、3国が接している。

トラン、リトス、そしてもう一国はケイルフリントという小国だ。


トランに接しているのは、8割レナント、2割ルラン。キアナルーサと姫が婚約中。

リトスは7割ベスレム、3割レナント。キアナルーサの妹が王子と婚約中。

ケイルフリントはほぼルラン、ベスレム。ラグンベルクの長男が姫と婚約中。

こんな感じで、何も無ければ全て安泰だった。

が、婚姻関係なんて野望の前では吹っ飛ぶ。


精霊の国だからみんな攻め込まなかったのだが、今の王家は精霊を崇めていない。

誰が王してもいいじゃん状態。

不可侵領域は、すでに国域から神殿域にと狭まったのでした。


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