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カワノナリタチについて、語る

連載再開しました。

いいねありがとうございます、嬉しいです!

みんなあんま興味の無いカワノナリタチ。

これは何となく書き始めたので、設定は作ってない。

つまり、書きながら状況で設定を作っていく。


大まかに最初考えたのは、台風すげえ、水害が起きると言うニュースから、自然には神が宿るという、誰でも考える特段珍しくも無いネタが始まりとなる。

川の話で誰を主人公にするか。

そうだ、川にはまったく関係ないけどお節介で、なのに自分じゃ何にも出来ない、たよりない奴にしよう。


ふわっとした風はたよりない。→ ユラギカゼ


と、君に決めた。

ユラギカゼは、生まれたばかりの風の子供で自分では何にも出来ない。

歩く事さえままならないので、クロさん(ヤマイヌノカミ、つまり山犬)に乗せて貰っている。

何も出来ないし、最初は何も考えてなかったけど、だんだん自分で考えるようになってくる。

ふわふわっとした風で、皆から消えないかと心配されている。

つまり、ユラギカゼは「1人では何にも出来ない子」なのである。


人間世界の時代は、雨乞いに人柱の存在する時代。

ただ、森を荒らしたよそ者は、泉を飲料水としてきれいに保とうとしている知恵があるので、川下の者より文化が高いと考えられる。

結果的に泉を独り占めにした行為が大きな破壊行為に繋がったんだけど。

文化が上がると神を信じなくなるのかもしれない。

彼らは神の存在を知らない、神殺しの「イタミビト」だ。


さて、そういう訳で今作で目立つのが、カタカナ言葉だ。

漢字にすると、ハレニギノハジマリノキミは晴賑ノ源ノ君となる。

源はハジマリとは読まないけど、意味当て字。

いちいちルビ振るの面倒くさいし、字面から思い浮かべると着物着た古風な景色しか浮かばない。

カタカナはインパクトあるしニホンジンには固定観念が薄いので、それぞれの頭の中で自分のキャラが生まれて出来る。出来てほしい。

ハレニギノハジマリノキミは性別無しの僕っ子なので、少年の姿を思い浮かべるとBLになる。


そしてカタカナにしたことで、カミ界設定の言葉を作るのがラクになった。

ちなみにカミと普通の動物の違いは、単純には言葉を喋れるかどうか。

意思の疎通が出来るかどうかだ。

カミは生まれたときからカミと、何かいい物食って神になれたカミの2種。

いい物食って神になれた方は、一時的なときもある。

いい物は、つまり神を食ったと言うこと。


何らかで神気が上がると長生き出来る。

ただし、カミが何かしらのバランスを崩すと「オソガミ」になる。

漢字で書くと「悪祖神」、悪いことの初まりの神。

山1つ全部殺してようやく静まる。

と、してるけど、コマドリノカミやカワズノカミ(カエル)のような小さな神がオソガミになっても、影響は少ないと考えられる。


川の成り立ちは、結局、ヤマミズノカミとハジマリノキミの2人で1つの2人神が起源となり、カワノキミに流れて下流に至る。

この話をベースにしたので、題名を「カワノナリタチ」にした。

水の起源は生まれ出たときから、みんな神。


ハレニギノカミの隣の、大きくて猛々しい水源だったアジロノカミは、水脈を通って引っ越してきた若い神だ。

漢字では、網代ノ神と書く。

彼らは海の近くの漁村を見下ろす地で産まれ、漁村に流れる川として大事にされてきた。

海まで近くて、海の話も聞いていて、それで網代だ。

何かしら理由があって、ハレニギノの隣に越してきた。

ハレニギノカミは誰からも望まれ好かれる「アラマホガミ」(“あらまほ”は古語なので漢字は無いようだ)なので、安心出来たんだと思われる。


ちなみにアジロノハジマリノキミは、色っぽい女性の姿を好む。

ハレニギノハジマリノキミは、少年のような姿を好む。

水の彼らは性別が無く、好きな姿を選ぶ。


2人神は2人でバランスが取れたカミなので、これにヒトが人為的に手を出すと、いわゆる(たた)られる。

オソガミを最初タタリガミと言う名にしようとしたら、ジブリに先を越されてた。

ヒトはカミからすると、自然と共存し、カミの存在を信じるヨキヒト以外は総じて脅威であり、魔物で自然を荒らす下級生物だ。

文化的な生活してたら、みんな下級生物だと思う。

まあ、カミ側からの考え方だね。


そんなこんなで設定がドンドン膨らむ、カワノナリタチ。

とても地味だけど、中心はハレニギノヤマミズノカミとハレニギノハジマリノキミの愛情物語だ。

ファンタジーではなく、恋愛にするべきか迷った。


派手なアクションもなく、どこか危うい世界観で、続きはあやふやなことしか浮かんでない。

こんな何も決まってないのに設定だけはべらべら出てくる困った人である。

PVも地味なので、私がオソガミになる前に読み始めて欲しいな、と思う。

BLと思ったんだもん!って方には言っておこう。

ハレニギノハジマリノキミには性別はない!好きな方で想像してくれ。

ただし、カミ界一般の概念としては夫婦神だ。


そんなこんなで、よろしく!お願い!します!


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