二、設定のような話し
自分の場合主人公は、15〜18才男子が多い。
これは身体的に発達途上、かつ一番活発で、なのに思い悩む時期だからだ。
ハードは絶好調、ソフトは不安定、なんて魅力的なんだろう。
そんな微妙な揺れ動きが、ファンタジー世界では美味しいソースになる。
アクション系では行動がファジーになる。
そのファジーさを取り除いたのがアタッカーの主人公サトミ。
彼の場合、迷いが無いというより、実は迷う余裕がない。
白黒付けて、片方はバッサリ切り捨てるという生き方をしている。
「駄目でもそれは、結果だから仕方ない」
だからと言って、見捨てるわけでもなく、だから「生きることにしがみつけ」と言うのです。
こんなガキが隊長をやるのです。
あり得ないから、やらせました。
一見失敗しないように見えます。
でも、こんな彼が失敗するとき、それはひどいことになります。
それがキラキラ星です。
ボスを信じてしまった上、他の選択肢を持っていなかった為に、銃を向ける同志を殺すしかなかった。
彼は「生きて帰って家族と再会する」のが最大の目標。
その為なら何でもする危ない奴です。
設定、人物の基本設定、
サトミの基本設定は、
戦時という異常な空間で、更に盲目という周りで何が起きているのかわからないという視覚的情報弱者の中、守りたい奴がいるという正義感に追いつく為、耳と脳と筋力が異常事態で異様に発達して視覚のカバーに入った。
つまり、見える今でも彼は視力が弱い。
そんな感じ。
自分は設定考えるのが好きなんだけど、気に入るとどんどん濃くなっていく。
わかってる人がいるのかわからんので、設定ページが必要だった。
小説の中には、あまりくどくど設定内容を書かない。
アタッカーは、実は旧作を2009年に書いている。
その設定が元になった。サトミは出てる。名前はそれで決まってた。
アンドロイドとの恋愛小説っぽい短編。
荷物のアンドロイドの事情を知って、助けてるうち恋仲になるという。
ミリタリー色はかなり薄い。
刀と銃の表現で、四苦八苦しながら書いていたのだけ覚えてる。
現在、恋、LOVE、が、薄い。
可愛くてキャッキャな女の子より、何考えてるかわからない、クククで異常な女の子しか書けない病にかかっている。
設定が好きなので、新作考えたりする。
でも、設定を考えるのはパワーがいる。
ファンタジーは、ゆるく初めてだんだんハードになるのが、いつものやり方だ。
とは言え、戦いの風は遅筆の極み、途中仕事で鬱になったり、バイクで飛び出してきた車の横っ腹に突っ込みブレインフォグになったりで、その間が全く書けなかった。
再開後はどんどん話しが複雑で濃くなり過ぎて、魔女の大鍋状態になっている。