Dead Man's Switch

遍歴の騎士としてオーリア王国をさまようノア・デイモン。あるとき彼に本国より指令が下った。ドワーフたちが住む北方のハイランドで異変が起きている。現地へ調査に赴いたデイモンは、そこでマグナスレーベン帝国が暗躍しているのを突き止めた。帝国の〝聖なる復讐者〟とはなにか？　陰謀が渦巻く荒野で、若き騎士が活躍するダークファンタジー！
（この小説は『カクヨム』でもご覧になれます）


※※ 以下ネタバレを含むあらすじ ※※


遍歴の騎士としてオーリア王国をさまようノア・デイモン。あるとき彼に本国より指令が下った。ドワーフたちが住む北方のハイランドで異変が起きている。現地へ赴いたノアは、そこでオーリアと敵対するマグナスレーベン帝国が暗躍しているのを突き止めた。帝国の〝聖なる復讐者〟とはなにか？　さらに調査を進めるノアだったが、敵のイシュラーバード総督であるランガーに捕まってしまう。収容所で虜囚となった彼を助けるべく、現地の協力者だった魔術師ローゼンヴァッフェと、オーリアから駆けつけた国王騎士クリスピンが行動を開始する。一方では、帝国中枢からの密命を帯びる黯騎士クロエが、ランガーの重大な背任行為を嗅ぎつけていた。さまざまな思惑が絡み合うなか、仲間たちに救出されたノアは一騎打ちの末にランガーを打ち破る。しかし、それが思わぬ事態を引き起こした。帝国が極秘のうちにハイランドで製造していた超巨大ゴーレム〝聖なる復讐者〟を起動させてしまったのだ。ノアは敵であるクロエと協力して、なんとかゴーレムの破壊に成功する。すべてが終わったあと、ノアはオーリア王国へは戻らず、クロエを追ってマグナスレーベン帝国へと向かうのだった。