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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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九十七 ラフィー

お久しぶりです。リアルの方で色々とありまして更新できませんでした。これから少しずつ更新を再開するつもりです

……ゆっくりと…瞼を開く…

…うん。今回は慌ててない。…うん

三回目は、流石の私でも冷静になる

次に、両手を見る。…いつもの私の手…可笑しな所はない

自分の体に、ちゃんと戻れたっぽいね。

…っと、そうだった。手の中の神核は……静かに、光を放ってる。

ひび一つ無い綺麗な球体だ…。

本来の姿になったみたい

…これなら、戻しても問題はなさそうだね。


さて…じゃあ、この神核をラフィーの体に戻すとしますかね。

ゆっくりと、ラフィーの胸元に心核を入れる

「…よいしょっ…と、これでよし。」

後は、起きるのを待つだけ…だね

ふぅ…色々と大変だった…。

「…。…んん?」

ふと、ラフィーの肉体をじっと確認する…。

あれ?…肉体の崩壊してる様子が一切ないね。…と言うか、始まる様子もない

…核を抜く前と変わってない。

これは…もしかして、時間が進んでない?

確か…神核の無い天使の体は、時間が進むにつれて崩壊、消滅する。はず、だけど……んんー?

……まぁいっか。

後は、神核が肉体と安定すれば目覚めるはず…。



……ラフィーはひとまず、これで大丈夫。

残る問題は……

どうやって、ここから出るか…かな。

転移トラップで、連れてこられた部屋…

この部屋…出入り口どころか、本当に何も無い。

ただ広く天井が高いだけのお部屋…。

うーん…。

近くの壁を触ってみる。

ただの壁。仕掛けとかは……ない

左目を使いながら周りを観てみる…。…なにも………うん?

お部屋の中心…魔法陣が薄っすら視えてる…?

…これ隠されてる?…罠?

うーむ…

大きな魔法陣…。なんか見覚えが…

あっ!そうだ!!剣舞祭の時の、同じような魔法陣を見た気がする!!!!

あの時、古龍のドラゴンゾンビが出現したんだっけ。

…うん。触らないほうが良さそうだね。

…取り敢えず、起動はしてないぽいし大丈夫。…大丈夫だよね?

隠蔽されてるみたいだし、気だけは付けとこう。



「……う…うぅん…。」

お?ラフィーのお目覚めかな?

目を開けて、周りをキョロキョロと見回してる

「…うー…ん……あっ」

しばらく…キョロキョロしてから、私を発見するラフィー

立ち上がると、とことこと私の所にやってくる

改めて、じっくりと見る

身長は私より少し大きい…私達より年上に見えるね

お次は…お胸……。

………恵と良い勝負?つまり…ま

……ゾクッとした。考えないようにしよう。そうしよう。


視界を上げる…。

髪色は薄汚れた緑色から黄緑色に変わり、所々に金髪のメッシュが入ってる。

これは、多分…二人の色が混ざった結果…かな?

瞳は、両目とも綺麗な緑色。色が綺麗になった以外特に変わったところはない。

…で、一番変わった所…。輪っかが二つ…。頭の上で斜めに傾いて、お互いに干渉しないように浮いてる…。

そして、翼。大きな翼の下に小さな翼が…。つまり四つある

これって、もしかして…大天使になった?


まじまじと見てる私を気にせず、

「ヒカリ様ですね!助けていただいたラフィーです!!」

おおう。勢いが凄い!?

「おねぇちゃの記憶を引き継いだのです。おねぇちゃも、凄く感謝してたです!」

すっごいキラキラしたおめめで、更に近寄ってくる…。お顔が…近い近い

と…取り敢えず、左目でステータスも観てみよう…。


ラフィエル

天使 族

複合天使


Lv 45

ステータス

HP 323000 MP 468000

力 44400 魔力 44200

素早さ 40000 知力 42000

運 100

スキル

〔ヒカリ?の眷属〕 〔ヒカリの加護(中)〕 【複合心核】 魔力操作 魔力強化 多重詠唱 双剣使い 【神聖殺し】

魔法

火魔法Lv5 風魔法Lv10 水魔法Lv4 光魔法Lv7 闇魔法Lv2 治癒魔法Lv6 空間魔法Lv5 探索魔法

武器スキル

剣術Lv10 短剣術Lv10 投擲術Lv8 双剣術Lv10


…こんな感じか。

加護については、もうなんにも言わない。ほぼ自動で与えてるからね

気になるのは…複合心核と…眷属?

…それと、ステータスもLvも私達より高い。これは多分、二人が混ざった結果だと思う。


さてと、確認確認。

えーっと…

複合心核…二つの心核が混ざり合った心核。通常の心核の二倍の魔力器官になっている。

ふむふむ。まぁ、だいたい予想通り…かな。

で…んーと、私?の眷属は…

なになに…

眷属…上位者により作られた存在。その者の配下。

へー……ん?待って、天使が…天使を?

んん?ど、どういう事?


「ヒカリ様?…どうしたのです?」

驚く私に、ラフィーが首を傾げる。

…って、ちょっと待って

名前……ラフィエル。うん

「名前…ラフィエルになってる!?こっちも…どういう事ー!?!?」

「ほぇ…?」

私が驚きすぎて、ラフィーはお間抜けなお顔で私を見てる

そして、気になったのかラフィーも自分のステータスを確認する。

「…え?……うぇっ!?……えぇぇぇぇぇ?!?!?」

…うん。予想通り、めちゃくちゃ混乱してる。

「な…なんな…んですぅ!?これぇー!?!?!?」

凄くおろおろしながら、私と自身のステータスを交互に見てる

うん、分かる。分け分かんないよね。うん

「ラフィは…こんなに強くなんてないです!!ステータスも滅茶苦茶です!?!?も、もう…わけ、分かんないです!!はわわわ……あぅん」

あっ、ぷすんって急に倒れた。頭ん中で処理仕切れなかったみたい。つまりパンク

やれやれ…。

「よいしょっ」

私も、少し座ろっと。休憩休憩。

お膝にラフィーの頭を乗せてー

…良く見たら、二つの輪っかくるくる回ってる…

どうなってんの…これ。



さてさて、処理落ちしたラフィーを膝枕しながら…今の状態を再度確認しよう。

このお部屋…深く考えてみても、あの遺跡からしたら大き過ぎるような気がするんだよね…?。

地下だったら地下階段で済む話だし…

わざわざ転移トラップで移動する作りになってるのも可笑しいよねー。

…あっそうだ。探索魔法で場所の確認すれば詳細が分かるかも…!

「遺跡の外の様子も分かるし…試してみようかな!」

探索魔法…周囲の探知…

……

………うん?なんか可笑しい…

このお部屋しかマッピングできない…。

えっと現在地は……遺跡地下ダンジョン…?しかも…隠しエリア…?

……

………

…………え?

「…どういう事?」


ど、どうやら…とんでもない事になってるみたい…



れ…れれ、れ冷静にな、なろうね…!

もっかい、探索魔法…!同じ…意味なし…。

左眼を使って、周りを見回してみる…変化なし

現状、分かる事は…中心に巨大な魔法陣があるって事だけ。

そして、あれは起動させたら多分やばい。多分この場に居る私達だけだと相手にするのは厳しい

…なんで、分かるのか?…なんかね、私の中であの魔法陣は触れるなって警告してるっぽいの。凄く嫌な感じがするんだよ


それに…私の武器ね、この剣の面影が辛うじて残ってるこの鉄屑しか無いからね。

近接戦闘はほぼ無理。魔法だけだと、やっぱり遠距離戦になっちゃうから…厳しいね

後、ラフィーも居るけど、この子の真価は双剣を持ってからみたいだし

ぶっちゃけ、お手上げなんだよねー。

けど、多分このまま大人しく待ってれば、恵が助けに来てくれるはずだ。

いつも、お姉ちゃんが困ってたら助けてくれるもんー




―――

一方、取り残された恵は…

「ちっ!一度限りの転移トラップか!!」

動かなくなった転移トラップを素手でぶん殴る

その衝撃で、転移トラップはバラバラに壊れてしまった。

「…どうする…。姉さんの魔力も感じられない…」

その場で考えながら、うろうろと左右に数歩ほど歩く

冷静に…冷静に…考える…

…多分、あっちにも戻る方法が無いんだ。

姉さんの事だ…戻る方法があれば、すぐに戻ってくるはず…多分。

なのに、反応が一切無い…。と言うことは、戻れない、動けない、助けが必要な状態…だと言う事。

動けない、戻れない、だけならまだ問題ない。けど、助けが必要な状態なら急がないといけない!。

姉さんに限って、そうそう危険な状態にはならないとは思うけど…手遅れになってたら洒落にもならない

多分、この遺跡からは移動はしてないはず…。

…なら、この遺跡を隅々まで探索すれば…。善は急げ…だ


……

…………。

隅々まで探索した結果、遺跡のとある一室に異様な地下階段が隠されてあった。

この隠された階段、後から無理矢理作られたっぽい。

「可笑しい~ですね~?~こんな所に~地下階段は~なかった~はずですよ~?ん~?」

と、階段前でデューナが意味深く呟いているから…


ちなみに、なぜデューナが居るのかと言うと…

探索中、…遺跡の一室にて、何故かせっせと掃除しているデューナを発見したから…。

そして、当の本人は唖然としてる私を、特に気にする様子もなく。すぐに掃除を終わらせると、その後何故か私に付いてきた。…そんな感じ

そして、二人で発見した地下階段を見るや首を傾げてる


「そんな事より」

「…はい~ストップ~ですよ~!!」

私が階段を降りようとすると、デューナが慌てて止める

「……なに?」

早く姉さんを助けたい私は、不機嫌になりつつも素直に停止する

「……う~ん…。…階段の作りが~遺跡とは~違いますね~。これ~多分~ダンジョン化~してます~」

「…ダンジョン化?」

私の反応に、デューナはこくりと頷く

「はい~。地下は~全くの~別物に~なってると~思います~」

「…ふぅん。」

「ダンジョンは~言って~しまえば~魔物の~巣みたいな~物ですから~」

一応、警戒しとけって事?

まぁ、私達のダンジョンの印象って…魔物だらけの迷宮って感じだし

まして…この世界のダンジョンが、どういう作りなのかも私が知るはずもない

普通に、警戒は必要か…。


改めて、私は冷静に装備を確認する…うん、大丈夫。


隣のデューナも、私の様子を見てうんうんと頷いてる


「じゃあ~行きま~しょうか~」

デューナに言われ、私は地下階段を降りる…

……

………中は、まさに迷宮。階段を降りた先は、洞窟の様な壁で通路が出来ている

さっきまでの遺跡の様子は、微塵も無い。

通路は…狭くはなく、そして広くない

人が、五人ほど並んで歩ける位の広さ。

正直、刀を振り回すには少し狭い

(…仕方ない。短剣を用意しよう…。)

ポーチから、鉄製の短剣を取り出す

「ふふふ~」

…デューナは背後で私を変わらず観察してるらしい

付いては来るが、手伝う気はさらさら無いらしい…


…しばらく進み、ふと生物の気配に止まる

私達の進む先に、緑色の物体が二体いる…ゴブリンか


正直、相手する価値ないけど…一応、倒すか

静かに、ゴブリンの背後に忍び寄り…

「ギギ、ギャギャギャー」

短剣で、喉元を掻き斬る。

「ギッ!?」

まず、一匹。…次

異変に気が付き、振り向いたゴブリンが身構える前にに素早く喉を短剣で斬り裂く

「ぎ…ごぼ!?!?」

…ゴブリンは倒れると動かなくなる

さて、これで大丈夫かな。…先に進もう

そして、下り階段を見つけたらすぐに降りる。


…地下二階……三階………五階と

魔物も階数が上がれば強くなってくる

地下五階までには、ゴブリンも剣や弓などの武器を使う種類まで現れていた

とは、言っても…まだまだ下級の魔物。私の相手にはならない

短剣で反応される前に、斬り伏せる事ができる程度の相手。

さくさくと倒しつつ、先へと急ぐ


そして…地下十階層…

ここまで、特段迷うこともなくたどり着いた…

ここまで、道は一本道…

迷路と言うこともなく、罠がある訳でもない

なんか中途半端な感じ…。まるで、お試しみたい


…いや、まだダンジョン内だ。姉さんも見付かってない。気を抜く訳にはいかない


階段を降りて、すぐ先に大きな扉がある

これは…わかる。所謂、ボス部屋だ

「……。」

隣のデューナに、無言で視線だけ送る。

「ふふふ~」

何も言う事は無いらしい…。

「…。」

私はデューナをジト目で睨み無言のまま、大扉を開く

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