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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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八十 のんびりお話し合い

「まぁ…姉さんなら、どうせ強制的にまた食べさせる機会あると思うし。今は良いや」

ははーん…さては、私がまた勝手に出歩くと思ってるな

…否定出来ないや。

と…言うか

いつの間に、そんな物騒な食材買い集めたんだろ…

でも、私は絶対食べないからねー。

まだ死にたくないもん


「皆さーん、夕食できましたよ」

おや?ラヴィさん、ご飯作ってたの?

…また激不味スープじゃないよね?

わ…私は…も…もう食べないよ…

「姉さん、そんなに挙動不審にならなくても…」

「…トラウマに…なってる…」

「姉さん…あれ、そんなにヤバかったんだ。でも…行くよ!」

あっ…ちょっ…

恵に手を掴まれて、強引に連れていかれる私

ねぇ…せめて強引に連れてくんじゃなくて、優しく連れてってよー


…テーブルの前に強制的に座らせられる

「…ヒカリさん?」

テーブルにパンとか並べてるラヴィさんが、カタカタ震えてる私に反応する

「若干、あのスープがトラウマになってるみたい。けど、気にしないでいい」

私の代わりに、恵が答える

…うん、恵も共犯なのに私の扱いが軽い…

「あれ…そんなにヤバかったんですか?」

ラヴィさんも恵と同じで自覚してないよぅ…

「…作り手は…自覚しない…」

メア…理解してくれるんだね

じゃあ、次は代わりに…って、そっぽ向かないでぇー


で、まぁ…

並べられたのは、普通の柔らかいパンと干し肉と野菜のスープ。

つまり、いつもの夕食

ヤバそうなのは入ってない

…警戒しすぎ?


「うーん…。」

恵が、そんな夕食を見て唸る

これ、あれだ。新しいメニュー考えてる。つまり、スープとパンに飽きたな。

「お米…まだ無いし…。うーん…パン…小麦粉…麺?」

お?なにか閃いた?

「麺…出汁…スープ…まだ無理…。トマト…無い…ニンニク…」

恵ちゃん、高速で自問自答してる。私には理解出来そうもないし置いとこっと

「…うま…うま…」

「もきゅ…もきゅ…」

メアときゅうは美味しそうに、パンをもちもち食べてる

ちなみに、このパンは恵の焼いたパン。前の街の宿で、かなりの数を焼いといたらしい。

キッチンを借りる条件に、焼いたパンを少し譲ったみたいだけどね…。

後、パンの作り方聞かれてたっぽいけど…それは教えてないみたい


「…んー…やっぱり、スパゲッティ辺りかな…。まず食材探さないと…」

恵ちゃんの自問自答が終わったみたい。

次はスパゲッティを作るのかな?なんのスパゲッティ作るか楽しみだねぇ

…って、あれ?私のパンは?

「…うま…うま…」

「もきゅ…もきゅ…」

…メアときゅう、さっきパン食べてなかった?

ねぇ…それ私のじゃない?

「…ごくん。…ご馳走さま…。」

「…もきゅん。…きゅきゅん。」

はい、ご馳走さまでした。…って、ちょっとー!

はぁ…もう良いや。スープだけで…


…夕食も食べ終わって、

食休みも兼ねた、お話し合い。

ぶっちゃけ、ラフィー救出した後どうするってお話

王国に戻るのも良し。旅を続けて、帝国に入るのも良し。適当に風来坊するのも良し?

っと、まぁ決まり事ないからね。私達

まぁ私的には、旅を続けてふらふらしながら色々と見て回りたい。


開口一番で恵が口を開く

「どうせ姉さんは、このまま旅の続きを提案するつもりでしょ?」

私の事、恵は流石に分かってるぅ

「帝国にも、行きたいからねぇ…」

恵は反対しないと見た

「帝国…ですかぁ…」

おや?ラヴィさんが乗り気じゃない?珍しい…

基本的に、流れに身を任せるお人なのにね?

「…メアは…お供…するだけ…」

つまり、何処でも構わないって事だね

否定的なのはラヴィさんだけ…

「あっ…嫌な訳じゃないですよ?帝国に行くんですよね」

少し無理してる?してない?

「姉さん…やっぱり」

おっと、恵もそう思ったね?

「大丈夫です!帝国に行きましょう!!」

「……。」

ラヴィさん、強引にお話を終わらせた

ここまで、言われたら訂正は無理だね


まぁ、まだラフィーの件が終わってないし

すぐにどうのこうのするって訳じゃないからね

軽く決めとこうかな?って感じの話し合いのつもりだったし

しばらくラヴィさんの様子を見てから、決めてもいいかな…


てな、訳で

食休み兼お話し合いは終わり


私も、後片付けお手伝いしないとねぇ…。

さてさて、ラヴィさんは食器類のお片付け。メアはきゅうと何かしてる。っで、恵は…っと

「…姉さん、このでかい鶏の頭なに…?」

恵はポーチの中を確認してたっぽいね。

で、中を見て私に呟いた感じ…かな?とりあえず、コカトリスの頭の事だよね?

「コカトリスって魔物の頭。討伐ついでに、貰っといたー!」

「…姉さん。はぁ…」

恵がため息吐いてから、再びポーチの中を確認する

「鷹みたいなのも沢山…。姉さん、これ本当に無茶してない?」

…っ!?恵が疑惑の目してる…

「む、無茶はしてないよ!」

少し無理はしたけど…

無茶ではなかった。うん

「…姉さん?」

おっとー、恵の視線が鋭い。滅茶苦茶、私に突き刺さってるよー

あ…待って、恵ちゃん?なんで、こっち来るの?…その指は…なに?まっ…ひゃー


…うん、ジト目の恵ちゃんに指で両方の頬っぺたをグリグリされてます。

なんで、恵ちゃんには私が無理とか無茶するのバレるんだろー

隠し事すると毎回すぐバレるんだよねぇ

私が分かりやすいのかなぁ…うーん…


とまぁ…恵ちゃんに頬をグリグリされてる間に、全てのお片付けが終わって…

私はただ邪魔しただけでした。

いや、私もお手伝いするつもりはあったからね?


さて、そろそろ出発するみたい

とは言っても、きゅうが成体化して飛んで行くつもりらしいね

ここまで、私と一緒に飛んできたメアが皆に提案してたっぽい?

すっごい疲れてたもんねメア…


「…もう…しばらく…飛びたく…ない」

私の視線に気が付いて、メアが呟いてる

メアに合わせて、私もゆっくり飛んでたつもりだったけどねー?

「きゅー?」

「…うん…。…きゅう…お願い…」

「きゅん!」

きゅうが成体化して、大きくなり

その後、私を除いた皆がきゅうの背に乗る。


じゃあ私も…って、あれ?

なんで、きゅう…背上げちゃうの?

それじゃ、私だけ乗れないよ?

「がう!」

「…へ?」

きゅう…その手はなに…?なんで、私に手を開いて向けてるの?あっ…ちょ…


「…あのー?」

私はなんで、きゅうに掴まれてんの?

かなり、がっちり掴まれてるよ。力だと勝てないから、絶対抜け出せない。

…あっ、きゅうの爪凄く綺麗な色してる。

って、今関係ない。


「お仕置き。ラスト」

「きゅうちゃんの手の中で、夜空の旅楽しんでください」

「…少し…反省…して…」

「がう!」

あれー。お仕置きってあれで最後じゃないの?

これやるの確定してたのー?

私…そんなに皆の事、怒らしてたのー?

…あっ、待って待って

きゅう、飛ぶのゆっくり…

って、いきなり勢い良く飛び上がんないでー!?




光達が、再び空の旅を初めてすぐ

少し離れた森の奥地にて…


一匹の竜人が、一人のエルフと会っていた


「概ね、言われた通りになったわ。」

「でしょうね。運命神の予言なのだから」


「でも、良かったの?あの宝玉はあの場所に封印されてたんでしょ?他の神が怒るんじゃない?」

「創造神のフレアリード様はご存知のはずよ。」


「えっ…」

「黒女神…いや、終焉の女神の方は多分知らないわね」


「それ…大丈夫なの…?」

「知ったら間違いなく怒るわね。それも大激怒する」


「あの双子天使が存在する限り、黒女神がこの星を破壊する事は絶対にないから大丈夫だ。」

空間を割って、運命神が現れる

「シャール様!」

エルフが即座に跪く

「跪かなくて良いぞ。神として降臨してる訳じゃないし。」

シャールはすぐに、エルフを立たせる

「この件は、フレアが容認してる。だから問題ない。それよりも、次の件も頼んだ!」

「「はっ!」」

即座に、二人が返事をする


「じゃ、僕は戻る。ずっと地上に居ると、黒女神に見付かるからな…」

すぐに、運命神は空間を割って消える

「…じゃ、私は次の件を進めるわ。またね」

エルフが手を振ってから森の中へ消える


「…妾は、村でのんびりしたいんだけど…。駄目だよね?」

竜人以外、誰もいない森の中でぽつりと呟く

「村に帰るの…しばらく後になりそう…はぁ…」

ため息を吐くと、竜人も森の中へ消える…

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