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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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七十九 やっぱりお仕置きされました

まぁ…リルューさんが護衛した後、そのまま村を少しの間離れるって話をして若干騒ぎになったんだけどね

しかも本人は、なに言われても聞く耳をもたなかったし

誰もリルューさんを止めらんないから、仕方なく決定した感じ。

私?私は部外者だから知ーらない。若干、期待した目で見られてたけどね



で…今リルューさん達を見送った後だから、門の前に居るんだけど

私の隣に族長代理のリリューさんと隊長さんが何でかいるんだよねぇ

私、そろそろ皆の所に戻ろうかなって思ってたんだけど…

もしかして、私監視されてる?


んー?私何かしたっけ?まぁいいや

隊長さんに一言挨拶してから、帰ろっとー


「じゃ、私もそろそろ帰るねー。」

私が歩きだすと、慌てて二人が前に立ち塞がる

「まぁ、待てよ!」

「そうだ。もう少しゆっくりしていくといい」

ふむ、私を返したくないと見た

やっぱり、リルューさん居ないから私に居て欲しい感じかな?

…でも、私には関係ない事だよね。


「十分ゆっくりしたよー。それに、そろそろ帰んないと怒られるもん」

私は気にせず、二人の間を通り抜ける

「引き留めるのは、無理か…」

「まぁ部外者だしな…」

二人とも、諦め早い!?

さては、元から余り引き留める気なかったな!!

…まぁ止めても、帰るから無駄だけどね


さーて、沼地は一気に駆け抜けようっと

予想より、遅くなっちゃったし

全力で、走って帰れば…大丈夫だよね?

っと、そのまま駆け抜けるとリルューさん達に追い付いちゃうね

少し進む方向を、少しそらして行こうっと



…という訳で、沼地を一気に駆け抜けて

テントのすぐ近くまでやって来ました。

まぁポーチは、私が持ってるし

テントはそのままだよね


薄暗くなる前に戻れたし

平気平気、大丈…ぶ…?

あ…テントの入口前で、恵ちゃんが正座してる…?

目を閉じて精神集中してる…

黒刀を膝の前に置いて…あれ?見覚えが…

あっ!?…やばい…あれ本気で怒ってる時のやつだ…!

なんか黒いオーラまで出てきてるし

…これはまずい…逃げないとっ!!


「はーい、逃がしませんよー」

「…諦…めて…」

ラヴィさんとメアが不意に横から現れ、ガシッと両腕をがっちり拘束される

「…へ?」

咄嗟の出来事で、私はお間抜けなお顔して呆然とする

「きゅ!!」

しかも、きゅうも私の頭に乗って二人の真似事してるし


ねぇ…あれはやばいって…二人共離してー!?!?

「メグミさん、捕まえましたー!」

「…がっちり…」

まさかの、二人共敵だった…味方は…?

〈だから、言ったのに…〉

一人もいない…救いはないのかぁ…


「やっと帰って来たんだね…ね・え・さ・ん!!!!」

ゆっくり…恵ちゃんが歩いてくる…

凄くゆっくり…お顔が般若になってるよ…?

「待って…落ち着いて…」

駄目だ、止まらない…あれは、聞く耳持ってない…。

「私、一人で出歩くなって言ったよね!?しかも、皆が眠ってる時に…勝手に出歩くとか…」

「落ち着いて…ね?…恵ちゃん…」

なんで歩きながら、黒刀を抜いてるの?

刀は鞘に戻そうよ…危ないから…ね?


「私の我慢も限界…。もう…許さない!」

あわわ…ガチギレしてるぅ…

「ねぇ…姉さん手合わせしようか?小さい頃よくやってたやつ」

え…それって…

「違いは真剣って事位だから大丈夫。」

「いやいや、真剣と竹刀ってかなり違うからー」

しかも…それ毎回、私がズタボロにされてたやつー

「あはは…姉さんに拒否権ないよ?」

恵が、黒い笑みを浮かべると同時にラヴィさんとメアが腕を解放してその場から離れる

あっ…メアがちゃっかりポーチ回収してるし…

しかも、きゅうもメアの腕の中で私に手を振ってる

「ふふ…頑張ってくださいね?」

「…生きて…」

ラヴィさん…目が笑ってない…。ラヴィさんも怒ってる

メアだけは、哀れみの視線を向けてる…


ねぇ、これって…もしかして、私死ぬ?

「ほら、姉さんも早く剣抜いて?」

あっ…待って、黒刀振りながら近付いてこないで…

「ごめんなさい、許してぇー!?!?」



…地面に寝ているズタボロの雑巾です

間違いました私です。

はい。手合わせと言う名のお仕置きで、ズタボロにされました

手合わせとか言ってるけど、私素人みたいなものです。つまり、なにも出来ないし一方的に叩き伏せられてただけです。

いやー酷いものですね。姉に対して、全く容赦ない


うぅ…いたたぁ…全身ボロボロだよぅ

直接、刃が当たんないように刃を横にして叩く感じで当ててくれてたから、切り傷は無いけど…力は全然加減してないよ…あれぇ

ん?私からの攻撃?…全て受け流されるから無駄なんだよぅ


「…生き…てる?」

メアが地面に寝てる私を指でつんつんしてる

「うん、生きてる…」

とりあえず、体を起こそう。あたた…

ふぅ…酷い目にあった…。え?自業自得?


「で、二人は?」

「…ご飯…作ってる…」

あー、もう薄暗くなってきたからねぇ…

…で、

「メアはお手伝いしないの?」

「…ん。…監視…」

おふっ。私に対する信用無い…


「…とり…あえず…体…綺麗に…する?」

そうだねぇ…。ボロボロの雑巾状態だもんね…今の私

「うん。体…綺麗にするかなぁ」

私、頷く。

「…ん。…分かった…」

メアの手に引かれて、テントの中へ…


…すでに、大きい桶やら全て用意してあるんだけど…

私がズタボロにされてる間に用意したの?これぇ…

つまり、ズタボロのボロ雑巾にするのは決定事項だった訳ね

酷ーい。…酷くない?


「…はい…脱いで…」

あっ…ちょっ…脱がさないで

脱ぐ…脱ぐからー


っと、…おおぅ。…ワンピースがボロボロになってる

ほっとけば、勝手に修復されるけど…

恵ちゃんが本気でお仕置きしたのが分かるね

「…いき…ます…」

…へ?

メアが、タオルを桶の水に浸けてから…

私の体に押し付ける!

「ちょっ!?」

待って…痛い!!ゆっくり…優しくして、優しく!?

「…おとな…しく…して…」

「いた…いっ…痛いー!!」

そんなに、ごしごし擦んないでー


「…綺麗に…なった…」

メア、どや顔してる

「あ…はは…」

私、生気なくなってるよ…多分

滅茶苦茶、ごしごし擦られた…擦り傷やら打ち身やらあるのに…

途中から抵抗なんて出来なかった…

すっごい…痛かった…ぐすん…


「終わった?…って、うわっ!?姉さん、もしかして死んでる?」

恵が様子見に来たみたい

「生きてる…」

でも、半分魂抜けてるかも…

「…少しは反省した?」

「もう…勝手に一人で出歩きません…」

私の答えに恵は笑みを浮かべる

お願い…もう…反省したから許して…


「…あれ?もう限界なんですか?…かなり反省したみたいですね」

恵の隣から、しょっこりとラヴィさんが覗きこんでる

…もしかして、まだなにかあったの?

「うん。反省したみたいだから、ラヴィさんの特製激不味スープは無し」

「ですね。うーん、スープどうしましょうか?」

…激不味スープってなに?

もしかして、私反省してなかったら心折れるまでお仕置きされ続けてたの?

と言うか、この体を綺麗にするのもお仕置きだったんだね…


とりあえず、ワンピースは修復するために置いておく

布の服を着て、恵に肩を借りてテーブルに…

…凄い色のスープあるね?これラヴィさん特製激不味スープ?

「姉さん、食べる?」

「…へ?」

いやいやいや、食べられる色してないよ!?

なに青紫色って!?

「食べても大丈夫ですよ?少し苦い物を多く使っただけで、食材しか使ってないですから」

待って待って…食べる事になってない?これぇ!?

もう許してくれるんじゃないのー!?

「メア!!たす」

「…はい…あーん」

メア、即座に私の口の中にスープを放り込む

あっ…



…あれ?ここは…?

えーと…確か…

ラヴィさん特製激不味スープを食べさせられて…

うん、気絶したんだね多分。


で、ここは以前に来たことある場所だね

私の精神世界。

ここに来たってことは…

「あはっ…ぷはっはっはっは…。面白い事してましたねぇ」

「…笑いすぎ…」

やっぱり、私の姿した二人いる

…ん?少し見た目変わった?

笑ってる方は、金髪で銀瞳

もう一人は、黒髪で金瞳

ただ、二人とも和服着てる。

金髪の方は巫女さんみたいな格好

黒髪の方はお姫様みたいな格好

前は、ほとんど私と同じ格好だったのにね?


「っと、来ましたね。」

「…来た。」

二人共に私の方に向く

「えっと…?」

私が少し困惑してると、金髪の私が手招きしてる

こっちに来いって事ですか?まぁ行くけど…

「素直に来ましたね。良い子良い子」

「…余り時間が無いのに…話が進まないよ…テラス…」

私の頭を撫でる金髪巫女さんの私に呆れつつ、隣の黒髪お姫様の私が近くに来る

「…これ。」

お姫様の手に、あの赤い宝玉がある。中の黒い魔力は弱々しく渦を巻いてる

「あぁ…そうでした!この宝玉…少し厄介な代物でしてね。私達で封印しときますから、その報告と…」

「…封印には害は無いから…安心してね。」

…良く分かんないけど、問題ないんだね?なら良いや。

細かい事考えても私じゃ、どうせなにも出来ないし


「…私は余り力を貸せないけど…見てるからね…」

「困ってたら、私が力を貸しますけどねー。」

二人が軽く手を振ってる?

あれっ…視界が…歪む…


…はっ!?

ベッドの上…?

「…起きた」

あっ、メアだ。やっぱり、私は気絶したんだね

「あれぇー?気絶するほどやばくなってますー?」

「…これが不味かったのかな?」

二人の声がテントの外から聞こえる…

「…激やば…スープ…の改良?」

「いや…あれは駄目だよ」

だって、口にいれた瞬間…意識が強制ダウンしたんだよ?

やばくない?


「姉さん起きた?」

恵ちゃん、なにやら不気味な色の野菜?を手に持ちながらテントの中にやって来た

「なにそれ…」

紫色に赤い斑点の野菜?すっごく不気味なんだけど…

「これ?殺人参って野菜。栄養は凄いけど、とてつもなく苦いらしい」

ふ…ふーん。一応、食べ物なんだね…

「…乞食も…食べない物…」

ふぁ!?

「まさか、姉さんが気絶するとは思わなかった。ゲテモノとかでも何とかして食べる人だし…」

そう言えば、恵ってば私に変なもの良く食わせてたね

発酵缶詰とかはヤバかったよ


…って、食材と私で遊ぶなよぅ!?


「まだまだ…試したい食材あったんだけど…?」

私をチラッと見る恵。いや、食べないよ?まだ死にたくない

「…こっそり食わせるか…」

いや、聞こえてるからね?食べさせないでー

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