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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
75/101

七十五 少しのんびりしよっとー

街の上を飛んで、そのまま西へ

飛んで進むと楽ちんだねぇ

私の頭に引っ付いてるきゅうと、ラヴィさん抱えてるけど。

特に苦にはなってないよ?

きゅうはすぴーすぴーって寝てるし。ラヴィさんは諦めた様で静かにしてるからね


「…ヒカリ…お姉…ちゃん…メア…ずっとは…無理…」

メアが先にいる私に、精一杯の声を出す

すでに…日は登り始めてる。私はまだ余裕あるけど…

うん。しばらくの間、飛んでたし

一旦、地上に降りようか。


まず…周りに誰も居ない事確認しなきゃ…

おっ?、あそこの草原広いし誰も居ない。街道からかなり離れるけどちょうど良さそう


…よっと、着陸。

同時にラヴィさんを下ろす。さて、人化っと…

「はぁー…陸に足ついてるのって幸せだったんですねぇ…」

ラヴィさんその場にぺたんと座り込んじゃったよ

「…ふぅ…疲れ…た…」

メアお疲れ。恵は私が受け取るよ


このまま進んでも良いけど…メアもラヴィさんも限界だよねぇ?

メアは魔力回復すれば良いけど、ラヴィさんは睡眠必要だもんね

少し、休憩しよっか


てな訳で、魔法のポーチからテントを出して

恵をベッドに寝かす。いやぁ、まだぐっすり寝てるよ

「…メアも…眠る…すやぁ…」

メアは、恵を寝かしたベッドに潜り込みそのまま眠る

「メアちゃん…寝るの早いですね。じゃあ私も少し仮眠します。ヒカリさん、見張りお願いしますね」

「うん、任せてー。」

ラヴィさんもベッドに横になる。ついでに、きゅうを側に寝かせとこう


さて…私を除いた皆、眠っちゃった

私だけだと暇だねぇ


テントから出て、草原に腰を下ろす

んー、魔物の気配はないねぇ…

人の気配もなし。特に気にする物はなさそうだね


いい天気…

ぼっーとしてよっと…

やる事は無いしね


「ふはー…」

暇だねぇ…こんなにのんびりしてんの、なんか久々?

いや、昨日が色々とありすぎただけかなぁ…

とりあえず、皆が起きたら出発だね

また私達で直接、飛んで行くか…それとも、きゅうに乗せて貰うか…

どっちもいいねぇ…


そう言えば…私達の乗ってきた馬車…

あの街に放置しちゃってない…?

どうしよう…。お姫様に迷惑かけちゃうなぁ…

それとなく、定期連絡のお手紙に書いとこうっと


次の街の冒険者ギルドで、お手紙書いて届けてもらえば良いよね

確か、次の街は…サンマールって街だっけ?

隣が帝国領だから、防衛能力高めな街って話だったはず…

とは、言っても帝国と戦争してたの数十年前までの話。現在は温厚な皇帝が王国と和平を結んでるから戦争とかは起きる気配は無いみたい

まぁ、帝国内は過激派とか皇帝派とかでいがみ合ってるとか…って事らしいけど。

私はそんな事知らないし、関わらない。…え?…どうせ、巻き込まれる?


そ…そんな事は…まぁ、置いといて

ちょっとラエルさんに聞いときたい事があるんだよね

と言う訳で

聖杖剣を両手で持つ。鞘からは抜かないけど

「おーい、ラエルさん」

いつもは念話みたいな感じだけど、声出してお話でも良いよね?

〈はいー?なんでしょう?〉

おっ反応あり

「少し、お話しよう。」

〈分かりましたー〉

さて、まずは…

「ラエルさんは悪魔達の事どう思ってます?」

〈えーっと…〉

やっぱり答え難いかな?

〈素直に言うと…まだ憎いです。ですけど、あくまで私個人の感情です。だから、戦えとか殺せとかは言いません〉

「なるほど…」

まぁそうだよね。妹の件も自分の件も悪魔絡みだもんね


私個人としては、あんまり敵対したくないんだけどね

強さとか因縁とか抜きにしても、私は極力戦いたくない

まぁ相手から来たら戦うしかないけど。


後、これは一応聞いて置きたい

「…ねぇ、ラエルさん。仮にだよ?もし、自分の心核を犠牲にラフィーが助かるなら…心核を使う?」

〈…。〉

…流石に、答えられないかな?

〈………私は…すでに失われた存在です。仮に…私の心核で妹が助かるなら…迷わず使ってください〉

…うん。…わかった


さて、聞きたい事はこれくらいかな。

後は、普通にお話でも…

「…」

〈…〉

…ラエルさんも気付いたね?

一応、見張りだから索敵に探索魔法を狭く展開してたんだけど…

なんか、全力でこちらに逃げてくる人が一人…追いかけてる魔物も数が多い


このまま、来られてもテントを巻き込むし

迎え撃つしかないよね


私は聖杖剣を抜き、逃げてくる人の方向に駆け出す。


見えてきた…。逃げてるのは…冒険者?なんで一人?

〈追って来てる魔物の群れは…アサルトホークです。ランクはD。鷹を大きくした様な魔物で、名前の通り、急降下で突っ込んできます。鋭い嘴に気を付けてください〉

ラエルさん、魔物の説明ありがとう。

鷹ねぇ…飛んでるよね…厄介だねぇ…


「…はぁ…はぁ…嬢ちゃん危ねぇ…!…逃げろ…!!」

ぜーはーぜーはーっとおじさん息切らしながら、近くの私に声をあげる

見たところ、おじさん冒険者だね。見習いとかじゃなさそう

っと、そんな事より…この突撃鷹をなんとかしないとね

数は…二十匹か…多いなぁ


「ラエルさん、支援お願い。〈〈〈ライトアロー〉〉〉」

〈了解です。《ライトアロー》〉

即座に、光矢を四本展開する

余り数を増やしても、操作が雑になって当たらなかったら意味無いもんね

とりあえず、おじさんを狙ってる突撃鷹に…狙いを定めてっと…


急降下して、おじさんに向かってくる突撃鷹に光矢を放つ

真っ直ぐ降下してくるから狙いやすいね

光矢に当たり、急降下中の突撃鷹が四匹ほど撃ち落とされる。

その様子に残りの、降下していた突撃鷹も慌てて降下を止める


「な…なんだ…嬢ちゃん魔法使えるのか…。」

うん。とりあえず、今は大人しくしてて

…突撃鷹達、私を脅威と判断したみたい。

おじさんを狙うの止めて、私を囲む様に展開し始めてる


残り十六匹…

うーん…狙い撃ちされないように、バラバラに展開してるなぁ

意外と賢いみたいだね、この鷹。


…おっと!?死角から一匹、突っ込んできた

振り向き、擦れ違い様に聖杖剣で斬り裂く

一匹が急降下して、私に斬り裂かれると同時に他の突撃鷹達は一斉に急降下を始める

って、待って!?一斉に来ないで!!

「まって…まっ…ひゃー!?」

十五匹が一斉に来たら対応できないよー


やばいやばい。魔法使う余裕もない

流れる様に、次々と私に向かってくる突撃鷹達

あっ…これ、避けきれない…。この状況、余裕だしてる場合じゃないかも…


仕方ない…ちょっと本気だそうか

流石に、人化は解除出来ないから解除しないぎりぎりまで魔力を解放しよう

魔力放出…肉体強化して…

さて…おっ?魔力放出したら鷹達が驚いて怯んだみたい。急降下の間に隙ができたね

逃がさないよ?魔力放出した段階で逃げれば良かったのにね?


「よし、じゃあ一気に殺るよ〈〈〈〈〈ライトアロー〉〉〉〉〉」

〈早く終わらしましょう《《ライトアロー》》〉

光矢を七つ展開する。

そして、放つと同時に私も飛び上がる

魔力で足腰を強化。高く飛ぶこと位はできるよ


さて、光矢は…六匹に当たったね。一つ外れたか…

じゃ、近くの鷹さんには私の踏み台になって貰うね

「…よっと!ごめんね。」

おもいっきり、右足を近くの突撃鷹に叩きつける

グシャッ!!って潰れた音したけど、今は気にしない


そして、そのまま力を入れて更に飛ぶ

「うわぁ…嬢ちゃん飛んでら…」

下から何か聞こえるけど、静かにしててね


…うん。予想通りだ

鷹達、同じ高さだと戸惑って抵抗もろくにできない

爪を使って抵抗してる子もいるけど、対して役に立ってないね

そのまま、踏み台にしながら聖杖剣で斬り裂いていく。

光矢に当たった鷹が六匹、踏み台にされた鷹が四匹、斬られた鷹が五匹

合計、十五匹。全部討伐完了っと


…あっ。…着地まで考えてなかった…どうしよ…

「わぁぁぁぁー落ちるぅぅぅぅー!?!?」

鷹踏み台にして上昇したから、かなり高い所まで上がってるし…

やばいよー落下死とか洒落にならない

冷静に…冷静に…落ち着け…落ち着け…

私がまともに使えるのは、治癒魔法と光魔法と火魔法。つまり、速度を緩める方法はない…あぁ…オワタ…


〈後の事、全く考えてないんですね。ヒカリさんは…〉

ラエルさん呆れてるぅー。

でも、何か助かる方法あります?

〈とりあえず、風魔法を地上に連発します。《エアーエッジ》〉

風圧で速度を緩める考えですね

聖杖剣が風刃を真下になんども乱射する

私の魔力も送るから…使って…


結局…地面にドッシーンってぶつかったよ…あたた…

…地面に激突する前に…だいぶ落下速度が落ちてたから…生きてるけど…

ラエルさん助かったよ…ありがと…

〈次からは、ちゃんと後の事を考えてから動いてくださいね?〉

はい…骨身にしみました…


「おーい。生きてるかー?すごい音したなぁ」

おじさんが駆け寄ってきた。…これ、あんまり心配してないな

まぁ怪我も無く、ぴんぴんしてますけども…


っで…

「…なんで一人で、あの数に追われてたの?」

一人な時点で、討伐では無いだろうし

こんな所で、いったい何してたの?

「助けられたし、説明は必要かぁ…。俺はゾイ、この近くの村の冒険者をやってるんだがね、依頼でこの先の沼地に生息する石化花が必要なんだよ。っで、沼地に入る前に獲物探してたアサルトホークに狙われたのよ。いやーひどい目に合ったわぁ」

…石化花?なにそれ

〈石化花は、魔物による石化や石化病の特効薬になる薬草です。花弁が石の様に硬く、灰色なので見た目が名前の由来だと言われてます〉

なるほど…

〈って…石化花が取れる沼地…。って事は、蜥蜴の沼地!?一人でリザードマンの巣がある沼地に入る気だったんですか!?〉

おん?蜥蜴の沼地?リザードマン?

〈蜥蜴の沼地は、魔物のリザードマンの巣がある危険地帯なんです。リザードマンはランクCの蜥蜴の魔物。知性があり、賢くて残虐な性格。人族なんかを見付けると痛め付けてから惨たらしく殺す極めて危険な魔物って話です〉

おう…凄い危険なのだけは良く分かった


これ、一人で行かせて、死なれたら後味悪いよねぇ

私的に見殺しは嫌だし、手伝うしかないかぁ

〈でも…見張り…〉

まぁ大丈夫でしょ?

〈後で怒られても、私は知りませんよ?〉

大丈夫大丈夫。私が勝手気儘なのは、今に始まった事じゃないしー

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