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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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五十一 古龍の卵が孵ったよ

お屋敷に来てから、数日ほど経った

なんで数日ものんびりしてるのかって言うと…

ラフィーの居場所知ってるルーファさんが一向に現れないから

案内するって言ったのに全く姿を見せないんだよね


この数日、特に珍しい事はなかった

あったことと言えば、

セレナーデさんに恵が追いかけ回されてた事…剣舞祭で使った技を教えろって追いかけ回してた

恵は恵で、面倒って拒否って毎回逃げてる


お姫様達が連絡無しで押し掛けたり、ドミニカさんがルーファさんを探してこっちに来たり

後、クレアさんがリアーデルに一旦報告に帰った。数日後、再び来るときに、子供達を連れてくるって

まぁ色々と騒がしかったけど、のんびりしてたよ


一応はすぐに旅立てるようにと、ちゃんと準備はしてあるんだけどね

…恵が準備したから問題ないよ?


そんなこんなで、特に何事もなく私はお庭でデューナさんにしごかれてるマリアちゃんとミューデちゃんを、テーブル席に座って古龍の卵を抱えたまま眺めてる

まだマリアちゃんとミューデちゃんは幼いのに容赦ないよね?

マリアちゃんはまだまだ身を守るので精一杯って感じ

ミューデちゃんは時たまに、急所を狙った致命的な反撃をしてる…簡単に捌かれてるけど

セレナーデさん?恵をまた追いかけ回してるよ?


「ヒカリさん。お茶持ってきました」

ん?ラヴィさんか

「ありがと」

ラヴィさん…気が付いたらメイドさんの格好してるんだよね

いつの間に教育されたの?

メイドの三人よりかは厳しくされてないみたいだけど…

そんなラヴィさんは、紅茶をテーブルに置いてから隣の椅子に座る

他のメイドさんだったら座った時点で減点食らうんだけどね


”ミシッ“

ん?なんか聞こえた?

“ミシッミシッ”

…卵?ひび入ってる!?

どど、どうしよう!?!?

「ヒカリさん落ち着いて!」

テンパる私を両手で落ち着かせるラヴィさん

いやぁ頼りになるねぇ…


「きゅい?」

卵の殻の間から、赤い目がこちらを見てる

私はそっと上の殻を退かす

中には、赤い目の小さな白い龍がいる…じっと私を見つめてる

「きゅ!!」

白い龍はぴょんっと飛び出すと、私に抱き付く

おう。かわいい…つい、頭をなでなでする私

「私、龍とか詳しく無いですけど…白い龍って全く話に聞かないですよね…」

ラヴィさんがまじまじ見てるよ

古龍も本来、灰色だしね

「ヒカリお姉ちゃん。この子のお名前どうするの?」

マリアちゃんとミューデちゃんがいつの間にか、見に来てる

「うーん…」

んー…名前…白い体…白い…白…しろ!

「安直」

おうふ!?追いかけっこから無事、逃げ延びた恵ちゃんに思考を読まれた!?

「ぐぬぅ…」

「姉さんの思考に合わせるならハク辺りが良いと思う」

対して変わってないよーだ。…余計惨めに感じる…

「きゅう?」

白龍が私の頭なでなでしてくれてる…かわいい


「かわいいね。きゅうちゃん」

「こっち来てー、きゅうちゃん」

マリアちゃんとミューデちゃんがきゅうちゃんって呼び始めちゃったよ

「きゅ~」

私の腕の中から飛び出して、マリアちゃんとミューデちゃんの所に行っちゃった

「…きゅうに決定したみたい…ハク…」

恵も少ししょんぼりしてる…しろ…


そうだ、しろ…きゅうちゃんのステータス一応、観とこうね


きゅう

上位古白龍

古龍(幼体)種

ヒカリの従魔

Lv1

ステータス

HP 2500 MP 1500

力 400 魔力 350

素早さ 300 知力 100

運 150

スキル

〔ヒカリの従魔〕大天使の加護(中) 古龍の覇気 龍の守護 龍の本能 魔力操作

魔法

光魔法Lv3 火魔法Lv6 水魔法Lv3 風魔法Lv1

龍スキル

ドラゴンブレスLv1 龍の威圧Lv1


あれー?加護あげてないのにすでに貰ってるよー!?!?

それにしても、産まれてすぐなのにやっぱり強いね

古龍だもんねー。…上位古白龍…ハイエンシェントホワイトドラゴン…?なにこれ?


おや?誰か来たみたい。門からこっち見てる

マリアちゃんとミューデちゃんはきゅうの相手してるし

こっちで対応しようか


「ここがヒカリ殿が住む屋敷で合ってるか?」

私に用があるの?

「私に何か用ですか?」

今、武器とか持ってないから不意討ちとかは止めてね?

とは言っても、恵が隣で睨んでるからそんな事起きないか…

「ルーファ殿に案内頼まれた者なのだが…すまぬな。迷って数日遅れてしまった。我はキディンと申す」

このキディン?さんはすぐに頭を下げて謝罪する

頭を下げる動作で額がちらりと見える…額に一本の角がある。鬼人族?

「ん?角が気になるか?まぁ人族からしたら珍しいだろうな」

キディンさん、フードを脱いで角が良く見えるようにしてくれた

魔人族とは違う感じだね。鬼人族の角は縦に真っ直ぐ生えてる


「実はもう一人案内人がいるんだが…極度の人族嫌いでな、王都の外で待ってるんだ」

それってつまり、迷ったのって王都内?広いけど迷う程じゃなくない?

「王都で数日迷うとか…方向音痴以上」

恵も同意見です

「はっはっはっ…良く言われる…」

あっ自覚はあるんですね…


んー…王都の外で待ってるなら早い内に行かないと可哀想だね

ただでさえ、数日待たされてるみたいだし

「こいつに行かせたそいつも悪い。」

恵は相変わらず、誰にも甘くないね…私には甘い?キノセイダヨ

「きゅーう」

おぅ!?いきなりきゅうが頭の上に…首グキッてするから頭にはいきなり飛びかからないでー

後、マリアちゃん達はどうしたのー?

…メイドのお仕事始めたのか。きゅうは暇になったからこっち来たんだね

今、きゅうは私の後頭部に抱き付いてる感じになってる


「ほぅ…白龍か…珍しい」

「きゅい?」

きゅうがなあに?って反応してる

なんで分かるって?なんとなくだけど分かる

多分、私の従魔だから?


とりあえず、キディンさんはきゅうをじろじろ見ない

私の頭に抱き付いてるんだから、少し自制してください

「きゅきゅう…」

きゅうも、なにこいつ…って反応してるし


「きゅう。姉さんが辛そうだからこっち来い」

「きゅぁー」

恵に私の頭から剥がされるきゅう

抵抗はしないけど、嫌ぁーって言ってるよあれ

そのまま、きゅうは恵に抱っこされてる。けど、満更でもなさそうにしてる


さて、すぐに行くに…

「お嬢様。馬車の用意は出来てます」

デューナさん…その馬車どうしたの?

「レティア様が前以て用意した物です」

お姫様…用意周到…てか、もはや私達を逃がす気さらさら無いよね

これ、貴族用の馬車だし…

もう諦めてるけどー

でも、私は馬とか操れないよ?

流石に…恵も頭を横に振ってる

「乗るのなら出来るけど」

…馬に乗れるの!?いつの間に!?!?

前は乗れなかったよねー!?


「あの…私、馬車の操縦できますよ?」

ラヴィさん…いつ馬車の操縦覚えたんだろう…?

まさか…ここ最近じゃ…ないよね?

デューナさんがこっち見て笑ってる気がするんだけど…


ラヴィさん、馬車の馬達を優しく撫でてる…

なんか凄くなついてない?まだ会ったばっかだよね?

うーん…恵もそうだけど…私の理解の外で色々やってるよねこれ…

それとも、私が鈍いの?


まぁ…良いや…

とりあえず、馬車に乗ろっか…

ん?恵がデューナさんに資金袋を渡してる

「これ、生活費とかお給料とかに使って。」

「分かりました。」

デューナさん、中身確認した際に一瞬固まったよ?

もしかして、ほとんど入ってる?

「あんなに必要ないし」

恵が馬車に乗ると、さっきより小さい資金袋を出して私に渡す

中身は白金貨大が一枚、白金貨小が二枚、金貨大が五枚、小が五枚、銀貨大が十枚、小が十枚ほど入ってる

枚数減らしたみたいだけど、これなら十分だね


私?私のお小遣い袋には、白金貨小が一枚、金貨大が三枚、小が五枚、銀貨大が五枚、小が五枚、銅貨大が二十枚

銅貨大は食べ歩きに便利だからね…つい…


さて、そろそろ出発しますかー

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