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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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四十九 大きなお屋敷とメイドさん

しばらく貴族街を走ってた馬車が、大きなお屋敷の門前で停まる

…凄く大きいお屋敷だねぇ

お姫様が一番って言ってた理由が分かったよ

このお屋敷が私達のお家になるの?現実味無いんだけど…


私含む、三人がお屋敷見てポカーンってしてるからね?お姫様

「豪邸…」

恵ですら、この様よ?

私達程度の存在なら貴族街ですら場違い感あるんだから…


「聖女様が住むなら、それなりのお屋敷が必要です!」

お姫様…そうは言われても、これ管理できる気しないんだけど…


ん?お屋敷の中から数人が慌てて出てくる

…メイドさん?

「お帰りなさいませ~。お嬢様方~」

ゆっくり口調のメイドさんが私達の前に一歩前に出てお辞儀する

この人、女魔族だね。蝙蝠の翼と額の赤い宝石がある


「お帰りなさいませ。ヒカリお姉ちゃん」

私が聞き覚えのある声の方に視線を向ける

四人のメイドさんがお辞儀してる

…なんで?マリアちゃんがいるの?しかも、メイド服でメイドさん

他のメイドさんも、よく見るとクレアさんまでいるし

残りのメイドさんは女魔族のセレナーデさんと、女魔族の女の子。

セレナーデさんは動作がギクシャクしてる。反面、女の子は慣れた様子で仕草が綺麗だね


「ワタシは~メイド長のデューナです~。以後、お見知り置きを~。」

「アタシはセレナーデ。」

「ミューデです。よろしくおねがいします」

メイド長のデューナさんを皮切りに、女魔族達が続けて挨拶をする

ただ、素っ気ない態度のセレナーデさんは即座にデューナさんからチョップを食らってるけど

…ミューデちゃんの翼、可愛いねぇ…ぴこぴこ動いてる…


「姉さん…顔…」

おっと、恵にジト目されてる

だらしない顔してたら私もチョップされかねない


「あら?まさかデューナ!?」

お姫様?どうしたの?

デューナさんはあら~?って反応してるけど…

「レティア様~お久しぶりです~。専属メイド辞めて~以来ですね~」

デューナさんの反応、結構軽いね

お姫様はデューナさんの手を握ってぶんぶんしてる。


…そう言えば、お姫様のメイドさん達が見えないね?

お屋敷に来るまで居たのに…


「隠れたメイドは~お仕置きします~」

デューナさんの呟きと、ほぼ同時に木々の上からメイドさん数人が一斉に落ちてくる。お姫様の専属メイドさんもその中にいる

一体何事です?…マリアちゃん達も怯えてるんですけどー!?

いや、ここにいるメイドさん皆怯えてる…お仕置きって一体何するの!?


「では~失礼します~。」

デューナさん…メイドさん達を連れてお屋敷に…

「…オジョウサマ。オヤシキニアンナイシマス」

青ざめたマリアちゃんが片言になってる…

一体何されたの…

クレアさんだけ笑ってるのが不気味なんだけど…


「コチラデス。」

片言ミューデちゃんが先導して、お屋敷の中へ


おぉ…凄いね…凄く広い

お部屋の数も多いし、まさに豪邸だね

これ、掃除しきれるの?


あっ…ここ埃あ…

「ここ掃除したの~マリアですよね~?」

おぅ!?びっくりした

デューナさんいきなり近くに現れたし!?

「あわ…あわゎゎゎ…」

マリアちゃんさっきより、真っ青

「お嬢様に~汚れを見られるのは~メイドとして~ダメダメです~。お仕置き決定です~」

「ごめんな…はぅ…」

あぁ…真っ青マリアちゃん…デューナさんに抱えられて拉致られちゃった


「あぁ…マリアちゃん…なむなむ…」

ミューデちゃん!?

まるで、地獄に送られるみたいに…

「相変わらず、デューナは鬼教官なメイド長なんですね」

お姫様…それ詳しく

「元々、デューナは王族専属兼教育担当のメイド長だったんです。一日に全て仕込む鬼メイド教官とかお城で言われてました。」

なるほど…メイドさん達の様子からして恐怖植え込まれてるのね


「わぁぁぁぁぁ!!許してぇぇぇぇ!!!!」

そして、聞こえてくるマリアちゃんの悲鳴…なむなむ…


「ミューデちゃん。ここで止まってるとデューナさんに怒られちゃうよ?」

クレアさんのお言葉に、ミューデちゃんがびくりって体を震わせた

「オウセツシツニゴアンナイシマス」

応接室ね…クレアさんって、鬼教官の素質もしかしてある?

めっちゃにこにこ笑顔で追い詰めてるよね?


「クレアってすげえよ。教えられた事を一回で全部覚えて、次からは教える側になってるんだからな」

「口調」

セレナーデさん…即座にクレアさんにチョップされとる


これもう、メイド長デューナさん、副メイド長クレアさんになってるね

「でも、私は数日したらリアーデルの孤児院に戻ります。あの子達を放置はできませんし」

孤児院か…なら連れてくれば良いんじゃないかな?ここ広いし

「子供達、ここに連れてくる?」

「姉さんなら言うと思った」

恵ちゃん、駄目?

「私に大勢で絡まなかったら別に良い」

恵ちゃんは優しいから拒否ったりはしないんだよね

「恵も良いって。子供達連れてきて良いよ」

私がクレアさんに向き直り、にこっと笑顔を向ける

「…分かりました。子供達を連れて来て立派なメイドと執事にします!」

クレアさんは少し考えた後、強い意思を持って答える

…ん?…あれ?…私、メイドや執事にしろって言ったっけ?

お屋敷に連れて来て、住まわして良いよって言っただけなはずなんだけど…


て言うか、クレアさんってシスターだよね?メイドじゃないよね?

もういいや…深く考えない…


そして…応接室に案内され、お部屋に入る

中央にテーブル、囲むようにソファー

おぉ、ふかふかなソファーだ

「これがこのお屋敷の間取りです。」

お姫様、テーブルに間取り図を広げる

凄い…お部屋いっぱいだ…

マーク付いてるのはマリアちゃん達のお部屋かな?


「ヒカリ様のお部屋はここです」

「姉さんの部屋はここ」

「ヒカリさんのお部屋はここですね」

お三方…私のお部屋勝手に決めないで…

そこ一番大きいお部屋だし…


「姉さん、一人にすると危険」

ぐぅ…

「私の主人ですから」

ぬぅ…

「聖女様なんです。お部屋も一番です」

ひでぶ…

…って、恵だけ意味違くない?


恵、きょとんとした顔してる

「姉さん一人にして貰えると?」

私のプライバシーは?…無い?そうですか…

つまり、私と恵であのお部屋使うと?

三人共頷いてる…なるほど決まってたなこれ


あっ…ちなみに、マリアちゃんも大きめなお部屋に割り振られてる

クレアさんと一緒にお部屋使ってる

後は、セレナーデさんとミューデちゃんで一つの部屋。デューナさんは一人で一部屋

合計、三つのお部屋がすでに使われてる


私達で一部屋、ラヴィさんが一部屋…これで五つのお部屋がきまったね

…このお屋敷、お部屋数二桁以上あるんだよ?空き部屋多すぎぃ


ふぅ…あっお風呂あるね。しかも大きくてゆったりできそう

これは嬉しい


そうこう、お話してると…目の光を失ったマリアちゃんがデューナさんと応接室にやって来た

マリアちゃん…何されたの?

「オジョウサマハキニナサラズニ」

「マリア~。お嬢様に片言は駄目よ~」

マリアちゃん…デューナさんの言葉に、はっ!?とする

やっと目に光戻ったね…

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