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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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四十七 夢?

あれ…ここは?…

まっ白い空間…この感じ見覚えあるなぁ…

はて?…私はお姫様のお部屋で寝てたはず…

周りを見渡しても、女神様も居ない…

うーん…死んだわけじゃないっぽいけど…

体はちゃんとあるし、動けないわけでもない

とりあえず、歩いて進んでみる

ただ、てくてくと進んでいく…歩いてもまっ白い空間

進んでも進んでも、まるで動いてない様に周りは変わらない


「…夢だよね?」

流石の私もこんな空間に一人は堪える

歩くのを止め、立ち止まる

「…」

何時間ほど経ったのか…途端に不安になる…

これは夢だと思うけど…やけに現実みたいな感覚がある

…ん?足元になにかある

「…これは?」

金色の砕けた丸い結晶…?

手に取ると、温かな熱を感じる

そして、結晶は光を放つと人の姿に変わる…

黒髪、瞳の黒い私…?まるで地球の時の姿にそっくり

私の目の前に、私(昔)がいる…なにこの状態


「…ここは貴方の精神世界…」

じっと私を見ていた私(昔)が、そっと私の胸に手を当てる

流石に、びくっと反応する私…そこ心核がある所…

「…私は貴方…貴方は私…」

私(昔)が呟く

私はただ呆然と様子を見守る…

「…神核の私と心核の貴方…どっちも私…」

ふと、目が合う

瞳奥に微かに金色の光が見える

「…一つになっても私は私…」

目から視線を反らすと、私(昔)の髪の色が金色、瞳の色も金色に変わった

「…私は貴方の中にいる…」

「あっあの…」

「…大丈夫…」

私がここの事を聞こうとすると、私(昔?)が一言だけ答える

…大丈夫?どういうこと?

私がもう一度、聞こうとすると私(昔?)が指をさす

さされた方を向くと、その先に歪みができる


私がその歪みを見つめていると

「…迎え…」

歪みから見知らぬ天使が現れる

「ヒカリさんー大丈夫ですかー!?」

その天使と私の目が合うと、天使が抱きついてくる

苦しいです、離れて…

「だ、誰ー?」

私は苦しみながら抱きついてくる天使に尋ねる

「ラエルです。迎えにきました」

ラエルさん…貴方、今は剣じゃなかった?

見た目は、大人の女性。髪は銀髪、肩までのロング、瞳が茶色…お胸は大きくはないけど形が整ってる。美乳ってやつ?

天使の輪っかと翼は私のと同じ、大天使のやつ。

しばらく抱き締められてたけど、やっと離れてくれた…

そして、私と私(昔?)の間に入る

でも、私(昔?)は気にしてない

「…ここは私の空間…私は****…」

ん?名前聞き取れない?

私の表情に私(昔?)は少し寂しそうなお顔をする

「…まだ…時間が必要…」

そう呟くと私(昔?)の体が光だし、形が変わる

小さい球体…

その、球体はゆっくりと私のお胸に近付き、すっと入る

うん、すっと入った。違和感はない


「…で、ラエルさんどうしてここに?」

私が振り向き、ラエルさんに尋ねる

だってここ、私(昔?)が言うには私の精神世界だよ?

入れないよね普通?

「えーと…ですね。眠ってるヒカリさんの魔力がいきなり、不安定になったので…私の精神を繋げました」

ラエルさん頬を指で掻いてる

…精神を繋げるって、それ凄い力なんじゃないの?

そう思ったけど、大天使ですから。で片付けられそうだね…

どや顔してるし


「さっきのあれは一体なんなんですか?」

私に聞いても分かんないよ

もう一人の私…とかではないようだし…

もう訳わかめだよ!

「とりあえず、害意は無さそう。とだけは分かった」

害意あったら、最初に消されてるからね

この精神世界、魔法とかスキルとか使えないから…

多分、私だけ…本来、私しか居ないし

ただ、気になるのはここ…女神様と会った場所にそっくりなんだよね…

私の精神にこんな空間があるんだね…私だけ?


「それにしても、この場所なにもないですね…」

ラエルさんが周りを見て呟く

改めて、周りを見るけど本当になにもない

地面も白い、空も白い…そもそも空なのかな?

永遠と続く白い空間…まるで、この場所だけ時間が止まってるように感じてしまう…

「んー。でも、ヒカリさん無事はですし、問題ないですね。帰りましょうか」

私は黙ったまま頷いた

ラエルさんに手を握られて、歪みに向かって歩く

ふと、後ろを向く。この白い空間…精神世界には、また来ることになりそうな気がする…

そんな予感を感じながら、私はラエルさんと歪みを通ってその精神世界から抜け出した…


”…貴方の本当の名前は…****…”

歪みを通り消える私を、ただ光る球体が静かに見つめていた…




…目が覚める

私は、周りを見る。まだ皆寝ているみたい

いつも起きる位の時間に目が覚めたらしい

ただ、夢の記憶が鮮明に覚えてる…

ふと…私の腕に当たってる物に気が付く。ラエルさん…聖杖剣がそこにある

本来なら、危なくないように離れた場所に立て掛けてあるんだけど…

聖杖剣を手に取る…どうやって動いたんだろう…凄く気になる

まぁ助けに来てくれたんだし

深くは考えなくていいか


さて、私は身支度でもするかな

て、言ってもいつもの天使のワンピースと鉄の胸当て

後、髪を整える位だけど…私の髪長すぎて大変なんだよね…

まぁ天使になってからは、髪が痛まないからかなり楽だけど…


とりあえず、ワンピースは着る。胸当ては魔法のポーチに今は入れとく

付けると苦しいからです。…恵が起きてたらつつかれてる絶対


後は…ステータスでも確認しますか…


天*光*

天* 族 *歳<1*歳>

大天* 位

LV *

ス*ル

大*使の加護 *♯の瞳 擬*化 *の譲渡 ***&

*法

光魔*LV*0 治*魔法LV1* 探*魔法LV#* 空間*法Lv1

**#¥

武器*キル

剣*Lv1

ステー*ス

HP 4*0& MP 6%*0

力 5&0 魔力 *50

素早さ *&0 知力 6#*

運 *¥0


*核*#率 *% *化率 5%


E祝福された光魔断ちの聖剣 E天使のワンピース E鉄の胸当て


……

………え?

まって…なんかおかしくなってない?

なにこれ?…ステータスがバグってる

それとも、私がおかしくなったの?


私は何度か、ステータスを見直したけど、表示は変わらず…

と…とりあえず、見なかったことにしとこう…


ステータスを閉じて、ため息を吐く

この事は、今は隠しておこう

ドミニカさんやルーファさん辺りには気が付かれそうだけど…


私は、ふと寝ている恵に視線を向ける

恵はすやすや寝ている…

この事、話すと心配されそう

しばらくは、様子見だね…


それから、私は窓からぼーっと外を眺めて時間を潰した

決して、ステータスの事から目を背けたかったわけで…はい、背けましたー

私のステータスってことは私自身だし…どうなっちゃったんだろ…


もしかして、あの夢が原因なのかな…

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