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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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四十四 剣舞祭の後始末

剣舞祭が終わった翌日…

んー私…やっぱりドラゴンゾンビが出現した辺りから記憶ないんだよねぇ

なんか、可哀想だなって思ってたら

その先から記憶が曖昧になって…

特に問題なさそうだし、まぁ良いか


でも、結局

剣舞祭は中途半端になっちゃったね

怪我人は結構いたらしいけど、役に立たない聖女でごめんね

…え?ドラゴンゾンビを倒したの私なの?へ?


恵達は後始末してる

コロシアム半壊だし、ドラゴンゾンビの亡骸は放置できないからね

私はお姫様や他の王族から、後始末は参加しなくて良いと言われてるけど

恵が参加してるんだし、私も手伝うつもり…だったんだけど…

うん、なにもさせてくれない…

見てるだけ…

なんか、ドラゴンすら救う聖女とか崇められてるんですけど…

恵ちゃん…見てないで…あっ周りの真似しなくていいから


「姉さんの立場は王族とほぼ同じなんだからなにもさせてくれないの当たり前。大人しく座ってて」

はい…わかりました…

でも、座ってるだけって暇なんだよね

お?ドミニカさんテキパキと指示してる

さすが、ギルドマスターの貫禄だね


《崇められてるの天使らしくていいですね。私今は剣ですが》

ラエルさん、自虐ネタで弄るの止めて反応できない

…そう言えば、私の意識ない時の様子ラエルさん分かる?

《えーと…ですね…私にもなにがなんだか…》

あっ分からないのは気にしないでいいよ

んー…ドミニカさんは、むしろ聞いてきたから知らないだろうし…


残るのはルーファさんだけなんだけど…あの人居ないんだよね

恵もルーファさん探してるし

色々と知ってそうだけど、はぐらかされそう

いずれ話してくれたら良いなぁ…


まだ、ドラゴンゾンビ放置されてる…

まぁ大きいし、すぐには処理するの最後だよね…

ドラゴンゾンビの顔を見ると、眠ってるみたいに見える

安らかな顔してるし、満足して逝けたのかな…

ん?尻尾付近になにか転がってる?


私はふらふらと転がってる物を確認に向かう

他の冒険者とかが、ぎょっ!?としてるけど気にしない

んー?これ卵…?

最後の時に産んだのかな?

どうするのこれ…?卵の中身にはまだ命を感じるけど…


「大人しく座っててって言ったよね?姉さん!!」

あわわ…恵ちゃんお怒りです

私は龍の卵を抱っこしたまま、恵に引きずられ椅子の位置まで戻される…

くそぅ…さっきの冒険者だな…恵に報告したの…


「…姉さん、その卵どうしたの?」

あっ!恵が卵に反応した

「ドラゴンゾンビの所に落ちてた。」

恵は、あぁ…そう言えば…って勝手に納得してる

私は、知らないから詳しく教えてー


…つまり、私がドラゴンゾンビが身籠ってるって言ったの?

訳ワカメなんですけどー

私が意識ない間に何があったのー!?!?


…で、この卵は私が貰っても良いのかな?

誰もなにも言ってこないけど…

恵は、別にいいんじゃない?って言ってる

ドミニカさんになにか言われたらどうしよー…


「…別に構わんよ?古龍の卵じゃが、別に危険でもないじゃろうし。産まれたのをしっかり世話するんなら問題はない」

ドミニカさんの返答はこちら

許可でたよ、やったね

「…おいしいのかな?」

…恵ちゃん食べないでね?

そんなにじろじろ見ても食べないからね


…ラヴィさんの姿が見えない?

ラヴィさんは、お姫様達に拉致られたよ…

拉致られるラヴィさんの悲しいお顔は忘れない…

多分今頃、存分にもふられてると思う

帰ってくる頃には多分、目が死んでる

そう…ラヴィさんは犠牲に…痛い…恵ちゃん、冗談だから叩かないでー


後、ラヴィさんの種族の兎人族ってかなり珍しいんだって

温厚な性格の種族な上、美人だから奴隷狩りに狙われやすくて

必然的に希少な種族なんだそう

元々、ラヴィさんの旅の目的が、数年前に奴隷狩りに拐われたお母さんを探してる

ラヴィさん自身も旅の途中で、何度か奴隷狩りに襲われたこともあるみたい。逃げ足だけは、速いから無事だったみたいだけど…

後、お耳触らせてくれるのはラヴィさんの感覚?で、この人は大丈夫。って感じる相手にだけ触らしてる

え?大丈夫そうに見えない?…ラヴィさんは気にしてないらしいから…


そんなラヴィさん、お姫様達に気に入られたよね

ラヴィさん、触らせてくれる時いっさい抵抗しないから一方的に蹂躙されるんだけど

たまに目で助け求められる…でも…アトガコワイカラ…ゴメンネ

私も蹂躙される側だからね…


でも、いつかラヴィさんのお母さんも探したいねぇ…


「姉さん、そろそろドラゴンゾンビを処理するって」

おっと、ラヴィさんの事考えてたら結構時間過ぎてた


ドラゴンゾンビの前で大勢の冒険者が集まってる

私達がその集団に近寄ると、同時に

エヴァさんと何人かの魔法使いが火の魔法を放つ

「動いていた時は鱗と障壁やらに弾かれてたんじゃがのぅ…」

ドミニカさんが燃えるドラゴンゾンビにぽつりと呟いてる

すごいねぇドラゴンなのに燃えるんだね


あ、燃やす理由は、ゾンビ化で汚染されてるから素材に使えないんだって…でも、なんで卵は無事だったのかな?

親の愛?親の意地?良く分かんないけど、この子は私が育てるよ…

安心してね…


“ありがとう…私の子を頼みます…”

ん?なにか聞こえた?

私は、ただ燃えるドラゴンゾンビが心なしか安心してる様に感じた…


ドラゴンゾンビの亡骸が燃え尽きるのを見届けてから、私と恵はドミニカさんと一緒に馬車でお城に向かう

剣舞祭の事と龍神教?の事を話すらしい

恵ちゃん私が知らないことたくさん知ってるんだけど…

馬車の中で剣舞祭の際にあったことを恵が教えてくれた…

えぇ…剣舞祭の時に私を狙ったの龍神教の人なの?

私、狙われるような事してなくない?

私の存在が狙われた理由?そうですかー

反人族派の組織…ねぇ…


どうこうお話してると、お城に着いた

と言っても、私にはちんぷんかんぷんだったけどね

私はどうせお馬鹿ですー。複雑な事は恵任せですー。


そう言えば、お城の玉座の間って初めて入ったね

凄く広い…当たり前か

…私って何処にいればいいの?私も頭下げた方がいいの?

あっお姫様が手でちょいちょいしてる

そっち行けば良いの?はーい

『姉さん…もう国属みたいな扱いだけど良いの?』

あっ…。お姫様も、したり顔してるし…


で、その場で王様にドミニカさんが一通り話したあと

大臣や貴族の方達がお話しに参加してる


私?複雑なお話は苦手だからぼーっとしてる

時たま、お姫様につつかれたりしたけど…

王様とドミニカさんが別の部屋で詳しいお話するみたいで王様と一緒に出ていったよ?大臣と貴族達はまだ話してる


恵はお姫様と今後の話しをするためにお姫様の所に歩いてったよ

私だけ暇になった…

ん?変態王子がこっち来た…?…あっ!そう言えば、私の周りに誰もいない!?


「やっと二人きりになれた…聖女よ…俺様の正妻に」

「馬鹿兄はこっちだ」

「兄さんはこっちです」

即座に弟たちが気が付いて、連れていかれる変態王子

…やっと口聞けたけど、最初にあれはない…私でもドン引きである


「聖女様ごめんね。兄さんも悪い人じゃないんです。ただ聖女様に異様に執着してるだけですから」

第三王子が変態王子を一応、擁護してから去って行った…。

けど、聖女に執着してる時点で駄目じゃない?

変態王子を気に入る聖女見つかればいいんだけどね。私?無理!!

「姉さん一人でいちゃ駄目」

恵が慌てて戻ってきた。でも、少し遅いよ?


そのあと、恵と一緒にお姫様のお部屋に向かう

…おぅ、お部屋に入ると…ラヴィさんすでにぐったり

て言うか、メイドさん達もラヴィさんをもふってたの?

お姫様二人でもあれだったのに、さらにメイドさん達も…

とりあえず…ラヴィさんこっちおいでー


「捕まえました…」

ん…?ラヴィさん?なんで私を腕をおさまえるの?

「たまには、かわってください!!」

へ?ま…まって…なんでお姫様二人とも手をわきゃわきゃしてるの?

め…恵…あぁ駄目だこっちもわきゃわきゃしてる…

もしかして、私謀られた?

あぁ…逃げれそうにもない…優しくして…ね?…


「ラヴィさんのお耳も素晴らしいですが、聖女様のお胸のやわらかさもすばらしいです」

「大きくてやわらかい上に、形が整っています…羨ましいですわ」

「姉さんのお胸は揉みごたえがある…満足…」

お姫様二人+一人に滅茶苦茶にされた…それはもう滅茶苦茶に…

それよりも、ラヴィさんに裏切られた…少し、申し訳なさそうにしても許さないよ…

お耳触ってやる!あ…ラヴィさんのお耳気持ちいい…


「さて…満足したし、そろそろ本題の話しよう」

私が隣でラヴィさんのお耳を触ってると恵が真面目になる

お姫様二人もそれを聞いて頷く

私はラヴィさんのお耳触ってても良いかな?駄目?そんなー

仕方なく、ラヴィさんのお耳をはなして、恵の方を向く


「私達は明日の剣舞祭の賞品を貰ったら、再び旅に出る予定。ここから西南の方…山の中に用があるから」

お姫様は恵の話を聞いて、少し嫌そうな顔をする

でも、私達はラフィリスの事放置はできない

「姉様ちょっとお耳を…」

レティア姫様、ネレーア姫様にボソボソとないしょ話してる

お姫様…良からぬ事考えてないよね…?

「まぁ…それはいいアイデアですね。ぜひ、お父様に提案してきますわ」

ネレーア姫様、すぐにお部屋を出ていったよ?

「嫌な予感…」

恵がぼそっと呟いてる…

私もそう思うよ…

王様に提案でしょ?恵の賞品の提案だよね…間違いなく


「大丈夫ですよ?旅にでる事は否定はしませんから」

お姫様はにこにこしてる…このお顔は何か企んでるよ…


「…お母さん…何処にいるのかな…?…」

ラヴィさん、遠い目で諦めないで

大丈夫だから。旅にはちゃんと出られるから…


ネレーア姫様が戻って来るまで、お姫様は終始にこにこしてるし、ラヴィさんは遠い目してるし

恵は隣で珍しくぼーっと考えてるし、

メイドさん達は私と恵の着替えで揉め出すしで

私はテーブルに頭を伏してる


ネレーア姫様が戻って、レティア姫様にお父様も賛同してくださいましたわ。って報告してる

「明日が楽しみです」

お姫様…なに提案したの…?


そんなこんなで、日が暮れる…

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