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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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三十八 剣舞祭、予選

恵の視点でしばらく進みます

姉さんと離れてから少し後、私は剣舞祭の待合室で擬人化してる堕天使に絡まれてる

「ふふ…お互いがんばりましょうね」

何言ってんの?この堕天使、お前が相手だと誰も勝てないだろ

て言うか、ドミニカもこの堕天使を止めろ

…いや、無理だったのか

ふと、頭の中でドミニカが振り回されてるのが思い浮かぶ


私がジト目で睨んでると、ルーファは考えてる事を読んだのだろう

ふふっと笑ってから

「手加減するわよ?特に貴方には勝ちも譲るつもりだし」

完全に舐められてる。少しイラっとした

だけど、実際に勝ち目ないし仕方ない…

ルーファの使う武器、鞭か…

棘とか無い皮の鞭なのは手加減のつもりなのかな?

私が疑問的に鞭を眺めてると、ルーファは鞭を手に取り、見る?って渡してくる

とりあえず、受け取り確認する…ただの皮の鞭だ

「本来は剣とかの方が得意なんだけど、相手にならないから鞭を今回は使うのよ」

ルーファは皮の鞭を受けとると、シュンっと鞭を軽く振るう

…速すぎて見えない…これでまだまだなの?

私はあまりの速さに絶句してる

「あら?大丈夫よ死なない様に手加減するから、貴方も私が相手の時は本気で来てね」

ルーファは軽く手を振り、部屋から出ていった


私がはぁ…っとため息吐いてると、四人の知ってる顔が近づいてくる

レオニート達だ。護衛依頼以降会わなかったけど、剣舞祭に出るのかな?

「よう。メグミお前も出るみたいだな」

レオニートは相変わらずみたい

「こっちも出るのレオと俺だけなんだけどな」

少し呆れ気味のアルバート

リーナとエヴァの二人は観戦だそう

まぁ弓のリーナと魔法使いのエヴァは剣舞祭にはむかないか…

「…ヒカリ様はどうしたの?」

エヴァが疑問を口にする

まぁ、私達基本的に二人でいるし私だけなら気になるか

「んー…色々あって…観戦席行けば分かる」

私は少し言葉を濁しつつ答える

まぁ、観戦席行けば嫌でも分かるでしょ

王族と一緒にいるんだし

リーナとエヴァはそう。っとそっけ無く返してくる


〈出場者、グループAの五十人はコロシアムに入場して下さい〉

待合室にアナウンスが響く

これ、魔道具だってね。

出場者は二百人で、A,B,C,Dにグループ分けされて上位三名が本選のトーナメントに進むらしい

私はAだったけど…ルーファもAなんだよね

なにこれ、仕込まれてるの?


「おう、出番か?俺達はCだ。がんばれよ!」

レオニートは、がははと笑うと私の肩を叩く…痛い

私が立ち上がり、入口に向かうと四人は軽く手を振って送ってくれた


コロシアムの中央で五十人集まってるけど、たいした相手は居なさそう

ルーファだけ異質な感じだけど、あっこっち見てる。こっち来るなー

ん?特別席あそこか。姉さん手を振ってるし

一斉に歓声上がる…凄い反応。聖女だから当たり前か…姉さん驚いてるけど

〈これより、Aグループの予選を開始します〉

敗北は立てなくなる、壁に当てられる、気絶する、降参する。生き残り形式だから周りはみんな敵

…ん?私とルーファだけ囲まれてる?

ルーファは笑ってるけど…

んー…斬らないように峰打ちするしかないか…


予選が始まると同時に一斉に私に襲い掛かってくる

ざっと、十六人ほど

先に飛び出した、三人を刀を鞘のまま振るい、叩き伏せる

残りがビクッと一瞬止まるが、私が先に動く

近い奴から鞘で殴り飛ばし、続けざまに四人を吹き飛ばす

ここまですると、残ってた奴らは距離を置いて離れてく


「ふー…ん?わぁ…」

私が息を整えてると、ルーファの暴れぶりが目にはいる

音速の鞭が、次から次へと吹き飛ばしてる

「っ!?ちょっと待って!!?」

ルーファと目が合った。その瞬間、こっちに鞭が来たんだけど?

反射で鞭を弾く、くっそ重い…

おい、堕天使わざとだな!にやにやしてるし…


そのまま、ルーファの鞭を何回か弾いていると

予選終了の合図で試合が終わる

…危なかった。痺れて手の感覚無くなってる

「あら?鞭がボロボロになっちゃったわ。新しいの出さなきゃ」

ルーファが鞭を見て呟いてる

あの速度に耐えられる分けないでしょ…あっ…鞘…

私がボロボロになった刀の鞘を見てしょんぼりしてると

ルーファが空間魔法の中から黒檀で出来た鞘を取り出して、渡してきた

「あげるわ。私のせいだしね」

渡された鞘に刀を入れてみる。うん、しっかり入る

ルーファはそれを見て満足そうにしてる


生き残ったのは…私とルーファ、ボロボロになってるあの剣士だね…そっか私とルーファから逃げた奴らが皆あっちに行ったのか…なんかごめん

私が改めて、特別席の方を見る

姉さんとレティア姫様が嬉しそうにしてる

ラヴィさんこっちに手を振ってる

こっちも軽く振り返しておこうっと

私がラヴィさんに手を振ると、歓声がわーっと上がる

えっ!?なんで歓声あがる!?まだ予選だよ!


ルーファが笑み浮かべてるけど、何かした…?


なるほど、そう言うことか…

私が、試合後に姉さんのいる席に向かう途中で、色々な人に声をかけられた

聖女様との関係、試合での強さについてが大半

まぁ姉さんとほぼ瓜二つなんだから注目されるか…胸見比べた奴は斬るぞ…私が無いんじゃない…姉さんのが大きすぎるんだ…

うぅ…後で姉さんの胸に八つ当たりしよう


途中で、リーナとエヴァが私に絡んでくる

予想はしてたけど、どうせ姉さんの事でしょ?

「なんで、聖女様が王族と一緒にいるのよ!?」

「それと、ラヴィさん装備凄くなってる」

二人とも落ち着け、揺さぶるなぁ

私はとりあえず、これまでの経緯を簡単に伝える

詳しくは王族関連もあるからそこは伏せる

「あの後、レティア第二王女様を助けて、剣舞祭の間は聖女として雇われた…と」

「そのお金…ラヴィさんも運が良い…」

大体、リーナの言う通り。ラヴィさんについては運が良いのか悪いのか分かんない。まぁ姉さんに買って貰えたのは良かったはず


そのまま二人を連れて姉さんの元に向かう

この二人は姉さんに擦り付けよう


王族の特別席近くは、流石に警備が凄くなってる

私は顔パス状態だけど。姉さんと勘違いする奴もいるし…姉さんドレスでしょうに…

やっとこ特別席までこれた…

姉さんこっちに気付いて手を振ってる

レティア姫様も軽く手を振ってる

…ついてきた二人凄い緊張してるし

まぁ王族一同揃ってるからね

私は王様と王妃様に会釈してから姉さんの席に向かう

「恵、おめでとうー。次は本選だね」

姉さん…ルーファいるんだよ…

私はとりあえず、姉さんの上に座る

姉さんは、にこにこ顔で私を抱き締めてる

「相変わらず、仲良いわね…」

リーナが呆れてるけど、別に今に始まったことじゃないでしょ?

「メグミ様、このまま優勝お願いしますね」

レティア姫様、私よりやばいのがいるんだけど…

でも、勝利譲るとか言ってたから、問題はないかな?


おっと、そろそろBグループの予選が始まる

このまま見てようかな。姉さん離す気無いし

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