三十七 王子やっぱりやらかした
んー?なんか脱衣場の方が騒がしいような…
でもメイドさん達がいるはずだし?
お姫様達はやっぱり…って呆れ顔してるけど
何かあったの?
「レティア姫様、またマティーニ王子がやらかしました。脱衣場に侵入しようと突撃してきたので、メイド隊が防衛し阻止しました」
おぅお姫様の専属メイド?!
貴方、何処から入ったの?…ん?…王子がまた?
「なぜ…マティーニ兄様はお風呂に侵入しようとするのですか…」
お姫様…あの王子って常習犯なの?
「ごめんなさいね聖女様。多分、貴方狙い」
ネレーア第一王女様が私に謝ってる
て言うか、やっぱり私が狙いなの?…裸見ようとしたって事?
そこまでするの?気持ち悪いんですけどー
恵ちゃん…怖い顔になってるよ!?
「…殺す」
え?殺す?恵ちゃん、それは流石に不味いよ!?
恵ちゃん落ち着こう。ね?一旦、落ち着こう
ラヴィさん、ちょっと来てー
ラヴィさんのお耳を触らせて、落ち着かせる
うん、ラヴィさんのお耳は凄い効果だね
とりあえず、お風呂から出ようか
脱衣場でお姫様達と何故か私は、メイド達に着替えさせられたけども
…このメイド達、どさくさに紛れてお胸を皆で揉んだの絶対忘れないからね…
だから、何で皆して私のお胸狙ってくるのー!
…恵ちゃん、姉さんのお胸だから。じゃないです…
で、問題の変態王子は…?
おぅメイドさん達とお姫様達に囲まれてる
気絶してるね。しかもボロボロ
メイドさん達、容赦して無さそうだね
「ネレーア姉様、私が教育します」
「レティア、駄目よ。二人でしっかり教育しないと」
お…お姫様達、目が怖い
「姫様は相当お怒りですね。前の聖女様も散々侵入されてましたからねぇ」
メイドさん…前の聖女様って、まさかそれが原因…
「流石に、お風呂にまで侵入された時は、前の聖女様も泣かれてましたから」
うわぁ…そして懲りない変態王子…
この国大丈夫?この王子を王様にして
結局、お姫様達は変態王子を引きずって何処かに連れていった
多分、王子のお部屋だと思うけども
私達はお姫様のお部屋にてお泊まりすることになりました
…メイドさん達が護衛してくれるって。…これって私、安心できるの?
なんか、メイドさんこっちを変な目で見てるんだけど
め、恵に守…あっ駄目だ、こっちも同じ目してる…
とっとりあえず、ラヴィさんを盾にして私は眠ることにしよう
うん?なんか視線が近いような…
おぅ、メイドさん…ベットを囲んで私達を幸せそうに眺めてるよ…
て言うか、恵も対象なんですね…
もういいや、ラヴィさんに抱きついて寝よう。おやすみ
一晩中、メイドさん達に眺められてたらしい…護衛は?
まぁ私達がラヴィさんに抱きついて寝てるのって中々見れないとは思うけども
ラヴィさんは何時もの事だから特に気にしてない
私が目を覚ますと、メイドさんのお顔が視界には入る
うん、寝る前から見てたメイドさんです
ん?人数が少ない?
私が周りをキョロキョロしてると
「朝の支度に何人か出てます」
私のお顔を見てたメイドさんが説明してくれた
あぁ朝食とかの準備か…
「お着替えしますか…?」
ちょメイドさん、手をわきゃわきゃしながら近寄るな
と言うか、着替えは自分で出来るってば
うん、抵抗むなしくメイドさん三人に着替えさせられました
でも…なんでドレスなの?白のドレスとか恥ずかしいんだけど
「…うん?姉さんなんでドレス?」
ほら、起きたての恵も疑問になってるじゃん
「聖女様用の専用ドレスです。良くお似合いですね」
あっお姫様がにこにこ顔でお部屋に入ってきた
剣舞祭用の正装ですかこれ?
お姫様も赤いドレス着てるし、そう言うことですか…
「姉さんもお姫様みたい」
恵ちゃん、キラキラ目で見ないでね。恥ずかしいから
…てか、これってさ恵も着れるよね?私達って身長体型同じだし…え?お胸が違う?…恵ちゃん睨まないで…
「姉さん、私は剣舞祭に出るからしばらく会えないけど、警戒だけはちゃんとしてね?」
恵が自分の装備を点検し、確認が終わると身に付け始めた
あぁ、恵が珍しく早く起きたのは剣舞祭に出るからか…
ラヴィさんも近くにいるし平気だよー
ラヴィさんも装備を身に付けてた
改めて、ラヴィさんの新装備を見る
シルフィローブ、嵐核兎の魔杖、風精霊の短剣
後、恵がいつの間にか買ってた、風速のブーツ
恵いわく、足の速さを上げる為だそうです
これ、前のパーティーとかが見たら三度見する奴だ
本来なら、二つ名持ちとかの装備だよねー
まぁラヴィさんも加護(中)あげたら色々と強くなったからあながち間違ってないけどね
ちなみに、ラヴィさんのステータスはこんな感じ
ラヴィ
兎人 獣人族 17歳
ヒカリの奴隷
風精霊使い 戦職
Lv13
ステータス up
HP 500 MP 660
力 150 魔力 300
素早さ 400 知力 280
運 150
スキル
〔ヒカリの使徒〕大天使の加護(中)<新> 兎の逃げ足 魔力操作 器用 気配探知 精霊探知<新> 風力操作<新>
魔法 up
火魔法Lv1 風魔法Lv7 水魔法Lv3 精霊魔法Lv3<新>
武器スキル
杖術Lv1
E嵐核兎の魔杖 E風精霊の短剣 Eシルフィローブ E風速のブーツ
いつの間にか、風精霊使いになってる…
もしかして、うっすらとラヴィさんの周りに見える球体って下級の精霊なのかな?
後、精霊探知って私達もってないけど精霊見えるのね
ラヴィさんが指でつんつんしてたから気になってたんだけど…
あっそうか!天使って精霊とかの最上位に位置するのか
なら普通に見えるよね
「ヒカリ様そろそろ席に向かいましょう」
おっと、お姫様がこっち見てる
「ラヴィさんそろそろ向かうよー」
ラヴィさんは、はいって頷いてこっちに来る
おぉ目の前に球体が…つんつんしたい…
我慢して、お姫様の後に付いていく
うん、王族用の馬車が沢山用意されてるね
私とお姫様は最後の馬車なのか
護衛の皆さんは馬に跨がってるね。ハルさんもその中にいる
馬車の中には私とお姫様、ラヴィさんと姫様のメイドさんの四人
王都の中央にあるコロシアムで剣舞祭やるらしい
私はこのお祭り終わったら、お姫様との関係も終わりかぁとか考えてたけど
お姫様はこっち見てにこにこしてる
多分、これで終わりにする気ないんだろうな…
そんなこんなで、コロシアムに着いて
王族の座る席まで私達もついていく
…凄く貴族達にジロジロ見られてる…
誰だ、あの美しい少女は!?とか聞こえるんだけど…
恥ずかしいから逃げたい…駄目?ですよねー
うん、お姫様はドヤ顔だね
私達の事になるとお姫様ドヤ顔するよね
もしかして、私達がお気に入りだから誉められると嬉しくなるのかな?
でも、私達あまり目立ちたくないんだけど…王族と一緒にいる時点で諦めろ?そうですかー
〈念のためにヒカリさんに魔力障壁かけときますね〉
おぅラエルさんか!?念のためにね
なにもなければ良いけどねー
て言うか、ドレスに聖杖剣って合わないね
白のドレスと青白い鞘の聖杖剣
まぁ聖女だし、杖持ってても大丈夫だよね?
特別席、凄く高い所だね
王族の隣だから当たり前か
毎回、聖女はここに座るんだろうね
国民の皆さんに凄く見られてるよ
今回の聖女様は見た目小さいねって…気にしてるから言わないでね
とりあえず、手でも振っとこうか
わーっと歓声が上がる。おぅ!?凄い反応…
聖女ってこんなに注目されるんだね…
そろそろ恵の出番かな?
あんまり、無茶しなければ良いけど…
まぁ、恵なら大丈夫だよね




