三十 お姫様とお話するよー
お宿に戻ってから、ラヴィさんは買った装備をぽけーって見てる
改めて、現実味がないんだろうね
だって、王都で怪我人手当てしたら捕まって奴隷に、知り合いに買われ、その後とんでもないお値段の装備買って貰うとか
挙げ句に私達がお姫様と知り合いとか
うん、自分でも滅茶苦茶にだと思うよ
でも現実だから、お風呂に行くよー
「恵、ぽけーってしてるラヴィさん連れてきてー」
「ん。分かった」
恵、さっきからぽけーってしてるラヴィさんをつんつんしてたね
で、今は手掴んで引きずるように運んでる
そろそろ、ラヴィさんの正気に戻ってー
お風呂まで運ばれるまでになんとか戻ったラヴィさんに、恵は少し残念そうにしてる
…恵なにする気だったんだろ?…知らない方が良さそうだね。うん
さて、お風呂ー
ラヴィさんはお風呂で、広さに驚いてた
しかも、ほぼ貸しきり。いや、ハルさんが監視してるから他の人がはいれないだけなんだけどね
まぁいいや、ラヴィさん洗おうね
前に揉みくちゃにされたから、今回は私の番!
…うん
読まれてた…
私が恵にやられた…
ラヴィさんも楽しそうにしてるよね…
私はオモチャですか…そうですか…
と言うか、恵はラヴィさんのも揉んでるんだよね
なんでか、少し経つと私が一方的に揉みくちゃにされてる
ラヴィさんは恵が動きだすと、上手く私に誘導してるぽいなぁ
策士かな?私が狙われるとラヴィさんも参加して私が揉みくちゃになる
…あれ?これ私勝ち目なくない?
お風呂で揉みくちゃにされて、私だけ精神にダメージ貰ってる
ハルさんは私見て察してるよ
だって二人満足そうだもんね
上手く、ラヴィさんに恵を相手させる計画が…
まぁもういいや、満足したら止めてくれるし
恵はお風呂でラヴィさんの耳触ったり、尻尾触ったりもしてたけどね
さて、夕御飯はお部屋に運んでもらってゆっくり食べますか
夕御飯は飛竜のお肉ステーキ
…凄く大きいんですけど!え?これ一人前!?皆困惑してるよ?
なんなんですかこれー
あっでも凄く柔らかくて、うまー
ラヴィさんとハルさん食べすぎて動けなさそうだね
ハルさん、護衛なのに動けないまで食べて良いの?
ラヴィさんはなんで平気そうなの…?て顔してるよ
んー?私達、満腹とかならないんだよねこの体
食べた物がそのまま魔力に変換されてるみたいで、貯まらないし排出もないんだよね
まず、食べなくてもお腹すかないし
でも、美味しいものは食べたいから食べるよ
明日はお姫様とお話かぁ
剣舞祭まであと三日だし、それの話だよね
一様、雇われ聖女だけど何か言わされたりするの?
私そういうのできないよ?がんばってねー位しか
まぁ明日になれば分かるかー、おやすみー
次の日、
朝は特になにもなく、朝御飯に満足した位
高いお宿になれちゃうとやばそうだねーって話したくらい
恵はラヴィさん連れて冒険者ギルドに向かったよ
ラヴィさんギルドカード剥奪されちゃったからね
奴隷は所有者かその代理がいればカード登録できるらしいから、ラヴィさん登録するんだって
上げ直しだけど、パーティーのランクで底上げ出来るから、上のランクやってれば比較的早く上がるって
まぁ総本部のギルドマスターがまともだったらの話ね
…私達をみたら、問題ありそうな格上以上に行かせるよねぇ
っと、そろそろお昼になるね
お姫様来る時間かな
ハルさんが離れてるから、そろそろだと思うけど
恵、戻ってこれなかったねぇ
私だけで大丈夫かなー?
恵に大事な場面は私が話すから黙っててとか言われたことあるんだよねー
私、すぐ感情に流されるからねぇ
おっと扉ノックされた
「どうぞー」
お姫様とハルさんだけだね
お姫様は失礼しますと入ってきて
私が座ってる椅子の反対側にお姫様が座る
ハルさんは護衛としてお姫様の隣で立ってる
「あら?メグミ様はどちらに?」
私の隣に恵が居ないのを不思議に思ったらしい
「少し用事で、今は出てます」
私が答えると、ハルさんが少しお姫様に耳打ちする
多分、ラヴィさんの事だと思う
お姫様頷いてるし
「本当は、メグミ様にも聞いててほしかったのですが…」
まぁ恵は自分達が不利になると反対するからね相手が誰でも
「剣舞祭の事ですから。ヒカリ様が座る席が聖女として王族の特別席の隣になる事と、メグミ様は剣舞祭をどうなさるのかと」
私、王族の隣に座るのー!?
なにそれ嫌なんだけどー、駄目?そんなー
恵は、剣舞祭興味ないって言ってたけど、私は出てほしいなぁ
「剣舞祭に出場するなら、メグミ様は優勝出来る腕前がありますからヒカリ様の護衛として出場して欲しいのです」
つまり、国の抱え聖女の護衛が強い事を知らせたいと?
「私達は剣舞祭終わったら旅出ますよ?」
私達的に注目はあまり嬉しくないし
「それはそれとして、有名になりますと王国が後ろ盾にできますので、貴族とかに絡まれにくくなりますよ」
それもそうだねぇ、うーん
私だけだと、決めれないし…困ったねぇ
「姉さん、私でるから悩まなくて良い」
恵さん、ちょうど帰って来た?ん?何処まで聞いてたの?
お姫様は嬉しそうにしてるし
あっ恵の後ろでラヴィさんか緊張してカチコチになってるよ
お姫様はそんなラヴィさんに笑顔見せてる
「お二人も座ってくださいね」
二人共、私の隣に座る
ラヴィさんはまだカチコチだけど…つついても良いかな?駄目?そんなー
『姉さん、残念がらない』
はい、すいません
「でも、恵なんで急に出ることにしたの?」
私が直接聞くよ、だって興味ないって言ってたし
恵、少しため息吐いてから
「…ここのギルドマスターに出たらラヴィさんのランク戻してくれるって言われた…」
おおぅ、冒険者ギルドでギルドマスターに会ったの?
恵が頷いて、苦虫潰した顔でこっちを見る
あぁ目を付けられたのか…
『天使って会った瞬間にバレた。っていうか、私も相手が天使って分かった…』
つまり、天使同士は擬人化意味ないと…
『私見て、ニヤニヤしてたしオルランドが似たんだ…あれ…』
うわぁ…面倒くさいタイプかぁ…
『姉さんにも、いずれ会いに来るって…』
来なくて良いです。面倒持ってきそうだし
お姫様が私達を見て不思議そうにしてるけど、苦笑いするしかないよ
「まぁ…私は剣舞祭に出るから、姉さんの護衛任せる」
ラヴィさんにチラッと見てからお姫様に恵が言う
あぁ信用してないね、ラヴィさんに護衛するように目で合図したよ
ラヴィさんも頷いてるし
「レティア姫様、剣舞祭の際に、彼女は私の側に居させても良いですか?」
もちろん、ラヴィさんの事です。奴隷だし聞いとかないとね
「えぇ、私は構いませんよ。ヒカリ様の隣に私が座りますし」
お姫様が私の隣か…少しは安心かな
ラヴィさんもほっとしてる。奴隷だからね駄目って言われるかも知れなかったしね
「ですので、剣舞祭の前日はお城に泊まってくださいね」
それが狙いかー
恵もまた頭抱えてるよ
ラヴィさん苦笑いしてるし
これは、剣舞祭の後のお話もお城でしそうですねぇ…
あけましておめでとうございます




