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天使姉妹の異世界旅  作者: kaito
一章、王国編
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二十七 剣舞祭終了まで雇われる事になりました

当然、逃がしてくれるはずもなく私達はレティア姫様の馬車に乗せられ王都に向かう

『姉さん、相手予想ついたんだから目立つのは駄目でしょ…』

うん、恵のいう通りです…

お姫様はキラキラした目で私に質問する

「聖女様のお名前お聞きしても?」

あっ名前言ってなかった

「ヒカリです。こっちがメグミ。私の妹で護衛です」

恵が頭を下げる。うん、剣聖の護衛とかやりすぎだね

「聖女様の妹様で護衛…だからとてもお強いのですね。ハルから聞いてます、単騎でオークの群れに飛び込んでオークを複数体とリーダーまで討伐したとか」

隊長さんしっかり恵の動き見てたんだね。あの状態で…

流石に、お姫様の護衛隊長任されるだけあるみたい

「所で、ヒカリ様は今何処かに雇われておられるのでしょうか?」

おぅ、いきなり来たなぁ…

「レティア様、姉は国に雇われてはいません。今は旅の途中です」

恵の言葉にお姫様さらに目を輝かせてるよ。うん、これ逃がさないって目だ

恵でも相手が悪そうだよこれー、恵も苦しそうにしてるしー


「姫様、そろそろ王都に着きます。」

おっと、隊長のハルさんがお姫様にそっと呟いてる

もう、暗くなってきてるね…

あっ護衛依頼の報告…

「レティア様、元々私達は商人護衛の依頼でここまで来たのです。出来れば、冒険者ギルドで報告させていただきたいのですが…」

私が喋る前に恵が言ってくれるよー。優秀な妹

「そうなのですね。では、ハルお願いします」

「はっ!」

お姫様の指示で、ハルさんが馬車から離れて行く

「ハルに報告しに行ってもらいました。他の護衛の方や商人達にもお礼させてもらいます。」

護衛依頼がなければ私は今頃…ってお姫様が恵に言ってる

うん、逃げ道潰されたねこれ

恵の負けたよこれ、このお姫様かなりのやり手だよ

「詳しいお話はお城でしましょう」

お姫様ニコニコして私達見てる。逃げれないからニコニコしてるよこれー


っと王都の門まできたね

王族の馬車だから検問スルーですか…ベンリダネー…

あっ冒険者ギルド…王都のギルドは本部だっけ大きいね…

恵も遠い目してる…

可笑しいね、王族とか警戒してたはずなのに…

はい、私のせいです。ごめんなさい。だから、恵そんな冷たい目で見ないで…


おぅ、お城が見えてきたよ

大きいねぇこれがヴィルフリート城かぁ

城門越えて馬車が止まる。お姫様の護衛が馬車の前に集まり、馬車の扉を開ける

本来、隊長の役目だろうけど今居ないから、最後まで馬車守ってた護衛さんがお姫様の手を取ってる。多分、副隊長なんだと思うよ

「ウィリスありがとう。」

副隊長さんウィリスって名前だって

私達?先に恵が降りて、恵に手取って貰ったよ


「では、ヒカリ様方を私のお部屋まで案内してください。私はお父様に報告してから向かいます」

お姫様、数人の護衛引き連れてお城に入っていった

残ったの、ウィリスさんだけだね

「では、わたくしが姫のお部屋まで案内いたします」

ウィリスさん、さっと敬礼してから歩き出す

逃げたらやばそうね

「姉さん、逃げるのもう諦めよ。話だけでもしよう」

恵さん少し諦めてる。素直に話して駄目なら本気で逃げるしかないかぁ


ウィリスさんに案内されて、お姫様の部屋に到着する

うん、お姫様まだいないけど私達いて平気?

取り敢えず、椅子に座ろうかな

私達が椅子に座ると、メイドさんが紅茶入れてくれたよ

…このメイドさんいつ現れたの?

「ごゆっくりどうぞ。」

メイドさん、お茶菓子を出したらそばから離れた

お姫様の専属かな?


うん。常に監視されとる

逃げ場はなしだね、まさに雇われるとかじゃない、監禁されるんじゃないのこれ?

お姫様はまともそうだけど、逃がしてはくれなさそう

私達おわった?

恵ちゃん諦めて、紅茶美味しそうに飲んでるし

私も諦める?あっ紅茶美味しい


「ふふっヒカリ様達も紅茶楽しんでますね」

お姫様来たね。メイドさんがお辞儀してる

「美味しいです。この紅茶」

おっと恵ちゃんお味にうるさい方だったね

この世界に来てから恵が味で褒めたのこれが初めてだよね

「特別な茶葉を使ってるのです。」

メイドさんが答える。メイドさんの入れ方も美味しくなる秘訣だと思うけどね

お姫様が、椅子に座るとメイドさんはすぐに紅茶とお茶菓子を用意する

手際良いよねぇ

「単刀直入にいいますね。ヒカリ様この国に雇われては貰えないでしょうか?」

お姫様本当にいきなり来るねぇ…監禁は嫌だなぁ


「私達は旅の途中ですし、何処かに身を固めるつもりはまだないです」

恵、紅茶を飲むの止めてお姫様に答える

私より、恵が答えるのが良いね。私だと口滑らしそうだし

「では、せめて剣舞祭の間だけでもお願い出来ないでしょうか?」

ん?それはどういうこと?

恵も?出してる

「本来、剣舞祭の前に聖女様を雇い備えてるのですが…今回、聖女様が帝国領に逃げてしまわれて…」

おぅ聖女逃げたのか…やっぱりやばいのか?

「聖女様は気さくな方だったのですが、お城で第一王子のマティーニ様に執拗にちょっかいだされていたので嫌になったのかと…はぁ…」

メイドさんがため息を吐いてる

第一王子様ねマティーニって言うのか

「マティーニ兄様は聖女様に執拗にちょっかいだされるのです。ヒカリ様もお気をつけてください」

剣舞祭までは気が付かないよう。お父様に話して、話がいかないようにはしてるのですが…はぁ…とお姫様もため息吐いてる


「レティア様、私も剣舞祭が終わるまでなら良いのですが、流石に姉にちょっかいだされたら、すぐさま国から出ますがそれでも良いですか?」

恵、剣舞祭までなら良いんだ。…ちょっかいだされるのは勘弁してほしいね

私、王族とか興味ないし、しつこいの嫌い

てか、第一王子がそれって大丈夫なの?聖女様娶りたいの?

聖女が逃げた位だからやばいんだろう

聖女って慈愛と精神強くないと駄目そうだし多少なら我慢すると思うから逃げ出すって相当だよね


「剣舞祭までお願いします。良かった…怪我人が出た際に聖女様がいないと対処できない事もあるので…」

シスターとかも治療できるけど、聖女の治癒魔法は効果が桁違いに高いからねぇ…私は天使の体のせいだけど…

と言うか、恵も治癒魔法使ったらそれなりに効果あるんじゃないの?

『私の治癒魔法、姉さんの半分も効果ない』

恵さん答えてくれた

天使の体でも効果かわるんだね…聖女の上昇効果もしかしてきいてるの?


剣舞祭まで、レティア姫様にお城に泊まってくださいっと言われたけど、それは辞退した

だってそれ第一王子に見つかる可能性あるじゃん

お城で知らない奴まして、か弱そうな女の子とか時期的に聖女だと分かるし

ん?か弱くない?見た目の話ー

レティア姫様は、渋々お宿を用意してくれたよ

白猫の宿だってー

ん?白猫の宿…って王都で一番高いお宿じゃないですかー。お姫様がお願いしたらお部屋空けてくれたって。スゴイネー


夜になっちゃったけど、お宿に着いたよーうわぁ大きいねぇ。

カウンターの女将さんなんか態度違うね

え?お金要らない?お姫様から渡されてる?…なんか王族かなんかの扱いされてないこれ?


お部屋ー。広いねぇ、ベットでかくて柔らかいー

うん?ドアノックされた?

「ヒカリ様方を姫様が護衛するようにと。」

…うん、お姫様信用してくれてないね

ハルさんが常に側に居るらしいよ…監視だね…


「依頼の報酬だそうです」

そう言えば、ハルさんに報告行って貰ってたね

ん?増えてない?いや、多すぎない?

「あっ報酬は我々と姫様の救援の分も含まれてます」

あっ、だから白金貨大はいって…うぇ!?

隣で中見てた恵も固まったよ

「姫様をお救いしたのですから、本来なら王が直接渡しても可笑しくないのです。ですが、姫様がヒカリ様方は大事にして逃げてしまわれても困ると王におっしゃられて。このように…」

で、でも白金貨大二枚に白金貨小二十枚は多すぎるよ…

護衛依頼の銀貨大五枚が悲しくなる…


恵が言ったすぐ手に入るって本当だったねぇ…

言った本人が呆然としてるけども

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