一 どうやら死んでしまったようです
とりあえず、のんびり更新していきます。
ん?ここは?
真っ白い空間に私はぽつりと浮かんでいる。
肉体ではなく光の玉みたいになってるけど、となりにももう一つ浮かんでる。
あと、まったく動けない
「そろそろ目覚めたかしら?」
神々しい女の人?がいきなり現れた事に、びっくりしていると彼女はにっこりと笑みを浮かべた。
女神様?かな多分
「貴女たちは、あちらの神が管理ミスして死んでしまったのよ。」
「で、そのまま輪廻に回そうとしてたから無理言って、ここに送ってもらったの。」
なるほど…女神?様が言う通りなら、私達はよくわからないけど死んでしまったらしい…ん?私達?
「そうよ?天間光さんと恵さん。」
隣に意識を向けると、向こうもこちらを見てるみたい
隣の光の玉…恵だったのか…
光の玉だけど、雰囲気的に呆れてるなぁ
うん、私の妹だし
「16才で急死、しかも双子が同時に…ねぇ」
「で、とっても綺麗な魂だったからこっちで転生させてあげようかなってね。」
めんどくさがって渋ってたのよーと、女神?様はため息吐きながら説明する。
面倒だからそのまま輪廻に還そうとするって、自分の管理ミスで死んだ私達を見て見ぬふりされかけてたわけですか
女神様?は、そうよーと軽く返事をして
「ちょうど、下に送るために作った天使の肉体が余っちゃてるから、それに魂を入れて上げるわ」
「あっ!心配しないでね傷付いたりしないから」
…天使?…なにそれ?ちょっとまって、あっちって地球だよね。てことは、こっちは異世界ですか?
ほら、妹も慌ててるよ…光の玉だけど
「貴方達的に言うなら異世界ね。魔法と剣の世界」
女神様?ふふふーんご機嫌に何かを手で弄っている
「天使の見た目は、貴方達に限り無く近く調整するから違和感はないはずよ」
「あと、天使は下の世界的にはかなり強力な存在のはずだから安心してね?」
「ステータスって頭で念じれば、色々と確認できるから下の世界に降りたら確認してね」
ちょっとま…
私達の真下に魔方陣が浮かび、光ると私の意識が光に包まれた。
「あっ!転生先決めてなかった!?」
「…まぁいっか。がんばってね」
なにか、不吉な言葉が聞こえると同時に私は意識を失った…