(考えの整理用)人はなぜ生きるのか、意識とはなにか
人はなぜ生きるんだろうか。私は現在大学生であるが、このような疑問は中学生の終わり頃から考えるようになり、今でも持ち続けている。
大人にこの疑問を問えば思春期のあるあるだと言って笑うが、それは仕事や人間関係に時間を奪われて本質的な思考をする時間がなくなっているだけであると感じる。(大人の皆さんすみません)
大学に入ってから半年ほど、心理学・脳科学の本を読んでいたので、自身の思考の整理としてここに記していこうと思う。
私は工学部生であるため心理学・生物学は門外漢である。そのため、記すことはデタラメがたくさん含まれていると考えていてほしい。
私の勉強にもなるので、ご指摘がある場合はぜひ書いてください。(読んでる人おるんかいな)
((人の話をする前に、生物の話をしておきたい))
現在の世界では、主に進化論が正しいと考えられている。宇宙誕生の秘密はまだ定かではないが、少なくとも生物に関して言えば、いわゆる自然発生説のような超自然的な現象は必要ないわけである。
太古の地球、または地球以外の天体で空気や土壌に含まれる窒素、酸素、二酸化炭素などから雷などのエネルギーを利用してアミノ酸などが生じる。(ユーレイ‐ミラーの実験は否定されているが、それと似たことが生じたのだと思う)
そしてそのアミノ酸が分子を作り、ばらばらにされて、また分子を作って、そういったことが延々と繰り返されていく内に、エントロピーとエネルギー的に安定した、そして地球環境において残るのに最適な構造が発生する。そうやって(このあたりのことはまだ勉強不足でわからない)いくうちに自己増殖を行う、最初の生物が誕生する。
自己増殖をするためには増殖後に再び増殖を行うための設計図が必要になるが、これが現在のDNA(またはRNA)である。
余談であるが、初期の段階で転写と複製を行うプロモータやポリメラーゼが作られたのであろうが、これらは分子によるただの構造物であり、物理法則に従って(量子力学が必要という人もいる)まったく機械的にDNAどおりにタンパク質を生成するだけである。そういう単純なプロセスから細胞のような非常に複雑なものが作り出されるというのは感動的であるし、後述する脳についても同様なことが言えると思う。
生物とは外部からエネルギーなどを取り込み、それにより自己を維持し、老廃物を排出する一種のエンジンでもあるといえる。初期の生物はおそらく太陽光や熱、単純な分子の分化または異化などの単純なエネルギーを利用していたであろうが、(植物は今でも光合成を利用している)やがてエネルギー効率の高い方法、すなわち捕食をする生物(従属栄養生物)が現れる。これが現在の動物である。とはいっても、はじめの動物はおそらくマクロファージよりも単純なものだったであろうが。
初期の段階ではただ増殖するだけなので、環境が変化するとすぐに破壊されてしまうし、ただやみくもにエネルギーを獲得しようとするのは極めて効率が悪く、やがて力尽きて動作停止してしまうだろう。生き残るためには戦略が必要となる。
(ここで注意してほしいのは当時の生物が生きたいと思っているはずはなく、ただ進化の淘汰圧のために戦略を獲得した生物が残ったというだけである。それを現代の人間が見返すと、あたかも壮大なドラマがあったように感じる。)
戦略とはすなわち、外界の情報を取得し、処理を行って行動を行う、というものである。
例えばカエルと蛇とハエがいたとしよう。カエルの目にハエの情報が入ると、脳内で処理されてハエであることが確認される。このときカエルは予めインプットされている筋肉の一連の動作を行いハエへ飛びかかって舌をだして捕獲する。対して蛇を見たときは同様にして逃亡を行う。
この行動は非常に洗練されているように思える。与えられた情報に対して「捕食する」か「逃げる」かを適宜実行することで、生存確率を上げているわけである。
(またまた補足だが、生存確率をあげるには何も1個体の戦略を洗練する必要はない。例えばウイルスなどは(自己増殖できないので生物なのか?であるが)RNAを設計図と利用している。RNAはDNAと比べて非常に変異しやすく、環境に対処しやすい。また圧倒的増殖力により増える量が減る量を上回るわけである。)
戦略を獲得するには何が必要であろうか?まず外界の情報を獲得しなければならない。思ったことはないかもしれないが、世界は情報で溢れている。ありとあらゆるものが情報である。しかし処理できる情報は有限であるため、その中で自身に必要な情報を取得する必要がある。
(例えば人のばあい、視覚情報に関しては赤、緑、青の3色のあたりの波長しか取得することができない。これらの色は太陽光のスペクトルの中で大きな部分を占め、そのために使い勝手が良い。世界には紫外線やガンマ線などの波長域もあるが、人はそれらを知覚することはできない。そういったものが近くできたとすると世界は全く別のものに感じられるだろう。私達の考える世界とは、ホントのホントの世界とは全く異質な、簡素化された世界である。)
まず、情報を獲得する感覚器官が必要である。これにより簡素ではあるが世界のモデルが生物内に取り込まれる。つぎにこの情報を処理する装置、またこの情報を記憶して、過去の経験や遺伝的に保存された動作を実行するために必要な記憶場所が必要になる。そして処理が終わったあとに外界に影響を及ぼすための動作部分が必要になる。
人間では感覚器官は五感であり、処理・記憶装置は神経系であり、動作部分は筋肉である。
わからん単語があったらぐぐってな
なんかおもったけどあまりにも学者ぽい話し方すぎるような気がする。ほんとはこんな堅苦しく書きたくないんだけど、簡単に書こうとしたらこうなっちゃうのなんでなんですかね。これもうわかんねぇな